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ワン・フロム・ザ・ハート One from the Heart (1982)

ラスベガスで暮らす男女の恋の行方を描く、監督、脚本フランシス・フォード・コッポラ、主演フレデリック・フォレストテリー・ガーラウル・ジュリアナスターシャ・キンスキーハリー・ディーン・スタントンレイニー・カザン他共演のラブ・ロマンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト
監督:フランシス・フォード・コッポラ

製作
グレイ・フレデリクソン
フレッド・ルース
製作総指揮:バーナード・ガーステン
原案:アーミアン・バーンスタイン
脚本
アーミアン・バーンスタイン
フランシス・フォード・コッポラ
撮影
ヴィットリオ・ストラーロ
ロナルド・ヴィクター・ガーシア
編集
アン・ゴアソード
ルーディ・ファー
ランディ・ロバーツ
音楽:トム・ウェイツ

出演
ハンク:フレデリック・フォレスト
フラニー:テリー・ガー
レイ:ラウル・ジュリア
ライラ:ナスターシャ・キンスキー
モー:ハリー・ディーン・スタントン
マギー・レヴァイン:レイニー・カザン
レストランのオーナー:アレン・ガーフィールド
エレベーターの夫妻:カーマイン・コッポラ
エレベーターの夫妻:イタリア・コッポラ
代役:レベッカ・デモーネイ

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1982年製作 107分
公開
北米:1982年2月12日
日本:1982年8月14日
製作費 $26,000,000
北米興行収入 $636,800


アカデミー賞
第55回アカデミー賞

・ノミネート
編曲・歌曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
7月3日、ラスベガス
同棲している自動車修理工のハンク(フレデリック・フォレスト)と旅行代理店に勤めるフラニー(テリー・ガー)は、明日の独立記念日で出会って5年目だということを話す。

フラニーはボラボラ島の航空券を、ハンクは家の譲渡証書を互いに贈り記念日を祝うことにする。

ハンクは、友人のモー(ハリー・ディーン・スタントン)から家の権利を買い取ったことをフラニーに伝える。

翌日、些細なことで喧嘩になった二人だったが、仲直りして愛し合う。

夕食の際、二人は再び喧嘩になり、モーとキスしたことを話したことがあることを認めたフラニーは家を出て行く。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ラスベガス
自動車修理工のハンクと旅行代理店に勤めるフラニーは、5年前の独立記念日に出会い同棲していた。
フラニーはボラボラ島の航空券を、ハンクは家の譲渡証書を互いに贈り記念日を祝うことにするのだが、些細なことで喧嘩になり、彼女は出て行ってしまう。
親友のモーと共にフラニーを捜すハンクは、サーカスの踊り子ライラに惹かれてしまい会う約束をする。
一方、ピアニストのレイに話しかけられたフラニーは、彼の演奏を聴きに行くことにするのだが・・・。
__________

1960年代からキャリアを重ね、1970年代に才能を開花させたフランシス・フォード・コッポラが、話題作「地獄の黙示録」(1979)に続き監督したことで注目された作品。

コッポラが新たな試みに挑戦した意欲作ではあるが、批評家からは酷評され、2600万ドルをかけた大作にもかかわらず、わずか41館の公開に留まり1週間で打ち切りになり、商業的には大失敗した作品。

独立記念日に出会った男女の5年目の危機を描いたラブ・ロマンスは、ミュージカル・タッチで幻想的雰囲気で描かれている。

凝った作風はいいのだが、一流のスタッフ、キャストにしては、素人芸のようなシーンが多いのが気になり(特にダンス・シーン)、細部にこだわるコッポラらしくない作品にも思える。

第55回アカデミー賞で編曲、歌曲賞にノミネートされた、随所に挿入されるトム・ウェイツの楽曲が印象に残る。

出て行った恋人を捜しながら、美しいサーカスの踊り子に惹かれるフレデリック・フォレスト、些細なことで主人公と喧嘩になり彼と別れるテリー・ガー、彼女と愛し合うようになるピアニストのラウル・ジュリア、主人公と関係を持つサーカスの踊り子で、見事なパフォーマンスを見せるナスターシャ・キンスキー、主人公の親友ハリー・ディーン・スタントン、ヒロインの同僚である友人のレイニー・カザン、レストランのオーナー、アレン・ガーフィールド、エレベーターに乗る夫妻で登場するフランシス・フォード・コッポラの両親カーマイン・コッポライタリア・コッポラ、他レベッカ・デモーネイ(デビュー作)が端役出演している。


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