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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ No Time to Die (2021)

イアン・フレミングの原作による”007シリーズ”第25作。
引退していたジェームズ・ボンドがナノマシンを武器に世界を攻撃しようとするテロリストに立ち向かう姿を描く、製作マイケル・G・ウィルソンバーバラ・ブロッコリ、監督、原案、脚本キャリー・ジョージ・フクナガ、主演ダニエル・クレイグレア・セドゥラミ・マレックラシャーナ・リンチベン・ウィショーナオミ・ハリスジェフリー・ライトクリストフ・ヴァルツレイフ・ファインズビリー・マグヌッセンアナ・デ・アルマス他共演のスパイ・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


007
007 / Pinterest

レイフ・ファインズ / Ralph Fiennes / Pinterest
アナ・デ・アルマス / Ana de Armas / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
製作
マイケル・G・ウィルソン
バーバラ・ブロッコリ
製作総指揮:クリス・ブリガム
原作:イアン・フレミング(キャラクター)
原案
ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
キャリー・ジョージ・フクナガ
脚本
ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
キャリー・ジョージ・フクナガ
フィービー・ウォーラー=ブリッジ
撮影:リヌス・サンドグレン
編集
エリオット・グレアム
トム・クロス
音楽:ハンス・ジマー
主題歌:ビリー・アイリッシュNo Time to Die

出演
ジェームズ・ボンド:ダニエル・クレイグ
マドレーヌ・スワン:レア・セドゥ
リューツィファー・サフィン:ラミ・マレック
ノーミ:ラシャーナ・リンチ
Q:ベン・ウィショー
イヴ・マネーペニー:ナオミ・ハリス
フィリックス・ライター:ジェフリー・ライト
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド:クリストフ・ヴァルツ
ギャレス・マロリー/M:レイフ・ファインズ
ローガン・アッシュ:ビリー・マグヌッセン
パロマ:アナ・デ・アルマス
ヴァルド・オブルチェフ博士:デヴィッド・デンシック
ビル・タナー:ロリー・キニア
プリモ:ダリ・ベンサラ
マチルド:リサ=ドラ・ソネット

イギリス/アメリカ 映画
製作 MGM
配給
ユニバーサル・ピクチャーズ(世界)
ユナイテッド・アーティスツ(北米)
2021年製作 163分
公開
イギリス:2021年9月30日
北米:2021年10月8日
日本:2021年10月1日
製作費 $250,000,000
北米興行収入 $160,891,010
世界 $774,153,010


アカデミー賞
第94回アカデミー賞
・受賞
歌曲賞
・ノミネート
音響・視覚効果賞


ストーリー
過去、ノルウェー
幼いマドレーヌ・スワンは、父親であるミスター・ホワイトに家族を殺害されたテロリストで、能面の男を被ったのリューツィファー・サフィン(ラミ・マレック)に母親を殺される。
サフィンを銃撃したマドレーヌは、まだ息のある彼から逃ふがれるために凍った湖に向かう。
氷が割れて水に落下したマドレーヌを、サフィンは助ける。
現在、イタリアマテーラ
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)を捕らえ、スペクターとの戦いを終えたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は引退し、作戦を支援した心理学者マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)と過ごしていた。
かつて愛したヴェスパー・リンドの墓を訪ねたボンドは、その場を爆破される。
無事だったボンドは、スペクターの傭兵プリモ(ダリ・ベンサラ)らの追跡を逃れる。
ホテルにいたマドレーヌが裏切ったと考えたボンドは、彼女の元に向かう。
ボンドは、裏切りを否定するマドレーヌを列車に乗せて別れる。
5年後、ロンドン
MI6部長ギャレス・マロリー/M(レイフ・ファインズ)の許可を得て、”ヘラクレス計画”進めていたロシア出身の細菌学者ヴァルド・オブルチェフ博士(デヴィッド・デンシック)が、スペクターに誘拐される。
オブルチェフは、触れるとウイルスのように感染するナノマシンを含む生物兵器を開発した。
それは、コード化されたDNAにより、ターゲットとその親族は死に至るが、他人には無害なものだった。
ジャマイカ
独りで穏やかな日々を過ごしていたボンドは、現れた旧友でCIAのフィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)とアメリカ国務省の役人ローガン・アッシュ(ビリー・マグヌッセン)から、オブルチェフを捜すために協力を求められる。
それを断ったボンドは、”007”を受け継いだ諜報員ノーミ(ラシャーナ・リンチ)からヘラクレス計画のことを知らされ、ライターらに協力することになる。
キューバに向かったボンドは、ライターを支援をするCIA工作員パロマ(アナ・デ・アルマス)と接触し、スペクターの会合に潜入するのだが・・・。


解説 評価 感想

イアン・フレミングの原作による”007シリーズ”第25作。
引退していたジェームズ・ボンドが、ナノマシンを武器に世界を攻撃しようとするテロリストに立ち向かう姿を描くスパイ・アクション

2020年2月14日に公開が予定されたものの、”COVID-19”の影響で2021年9月30日にようやく公開(イギリス)された。

前作の作戦の支援者マドレーヌ・スワンと恋に落ちた引退したジェームズ・ボンドが、旧友であるCIAのフィリックス・ライターの以来を受け協力したことでMI6に復帰する内容になっている。

ボンドが引退しているために、”007”を受け継いだエージェントのノーミ(ラシャーナ・リンチ)が登場し、また、キューバの作戦で登場するアナ・デ・アルマス演ずるCIA工作員パロマが、ここ数作で抑えられていたコミカルな演出として、ユーモアをまじえた演技を見せてくれているのも印象的だ。
ゲスト的な出演なのでアナ・デ・アルマスの出演シーンが短いのが残念。

第94回アカデミー賞では、ビリー・アイリッシュの主題歌”No Time to Die”が歌曲賞を受賞した。
・ノミネート
音響・視覚効果賞

女王陛下の007」(1969)の主題曲であるルイ・アームストロングの”愛はすべてを越えて”が登場してエンディングに使われるが、これは、本作の1つのテーマと言える、ボンドの愛と喪失をイメージした内容に合わせたと言える。

前作「スペクター」(2015)は、やや不人気にも拘らず全世界の興行成績は約8億8000万ドルの記録を残し、評価の高い本作は期待されたものの、やはりCOVID-19の影響もあり、全世界で7億7400万ドルに終わり、損益分岐点の8億ドルに達しなかった。
*北米興行収入 $160,891,010
*「スカイフォール」(2012):世界 $1,108,561,000

クライマックスで死亡したボンドだが、クレジットの最後には”JAMES BOND WILL RETURN”と明記されるので次回作が楽しみだ。

50歳を過ぎたダニエル・クレイグの表情にやや老けも感じ、本作でボンド役を降りるのも致し方ないところかと思えるものの、”家族”を護ろうとする主人公をいつもながらに熱演している。

冒頭で過去も語られる、ボンドとの関係がさらに深まるマドレーヌ・スワンのレア・セドゥ、ナノマシンを武器に世界征服を企むテロリストのラミ・マレック、現地で作戦に参加するQのベン・ウィショー、イヴ・マネーペニーのナオミ・ハリス、本作で命を落とすボンドの旧友CIAのフィリックス・ライター役ジェフリー・ライト、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドのクリストフ・ヴァルツ、ボンドの上司ギャレス・マロリー/Mのレイフ・ファインズ、テロリストの一味だったアメリカ国務省の役人ビリー・マグヌッセン、テロリストに拉致される細菌学者デヴィッド・デンシック、Mの補佐ロリー・キニア、スペクターの傭兵ダリ・ベンサラ、ボンドとマドレーヌの娘リサ=ドラ・ソネットなどが共演している。


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