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マイ・フェア・レディ My Fair Lady (1964)

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■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
5star

原作は、1913年に初演されたバーナード・ショーの舞台劇”ピグマリオン”であり、1938年のアンソニー・アスキンレスリー・ハワード監督による「ピグマリオン」(イギリス映画)として映画化もされている。
ブロードウェイで1956年3月15日に初演を迎え、7年半にも及ぶロングランを記録した、当時の最大のヒット作となった同名ミュージカルの映画化であり、監督ジョージ・キューカー、主演オードリー・ヘプバーンレックス・ハリソンによるミュージカル映画史上に残る傑作。


ドラマ(ミュージカル)

オードリー・ヘプバーン / Audrey Hepburn 作品一覧
オードリー・ヘプバーン / Audrey Hepburn / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・キューカー
製作:ジャック・L・ワーナー
戯曲:バーナード・ショーピグマリオン
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー

撮影:ハリー・ストラドリング
編集:ウィリアム・H・ジーグラー
美術・装置
ジーン・アレン

セシル・ビートン
ジョージ・ホプキンス
衣装デザイン:セシル・ビートン
音楽:アンドレ・プレヴィン

出演
オードリー・ヘプバーン:イライザ・ドゥーリトル
レックス・ハリソン:ヘンリー・ヒギンズ教授
スタンリー・ホロウェイ:アルフレッド・ドゥーリトル
ウィルフリッド・ハイド=ホワイト:ヒュー・ピカリング大佐
グラディス・クーパー:ヒギンズ夫人
ジェレミー・ブレット:フレディ・アインスフド=ヒル
セオドア・バイケル:ゾルタン・カーパシー
モナ・ウォッシュボーン:ピアス夫人
イソベル・エルソム:アインスフド=ヒル夫人

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1964年製作 172分
公開
北米:1964年12月25日
日本:1964年12月26日
製作費 $17,000,000
北米興行収入 $72,000,000


アカデミー賞 ■
第37回アカデミー賞
・受賞
作品・監督
主演男優(レックス・ハリソン)
撮影(カラー)・美術(カラー)
衣装デザイン(カラー)
録音・音楽賞
・ノミネート
助演男優(スタンリー・ホロウェイ)
助演女優(グラディス・クーパー)
脚色・編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ロンドン
音声学者のヘンリー・ヒギンズ教授(レックス・ハリソン)は、街角で花売りをするイライザ・ドゥーリトル(オードリー・ヘプバーン)の、余りに汚い言葉遣い(コックニー)に憤慨して彼女を罵倒する。

しかしヒギンズは、インド語の研究者ヒュー・ピカリング大佐(ウィルフリッド・ハイド=ホワイト)と出くわし、お互いが会おうとしていたことを確認して意気投合する。

ヒギンズに言葉を注意され、彼に言い寄るイライザだったが、彼から小銭を渡され、それで満足してしまう。

飲んだくれの父親アルフレッド(スタンリー・ホロウェイ)に飲み代を渡したイライザは、自分が教えれば、侍女か一流店の店員にもなれると言った、ヒギンズの言葉が気になる。
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解説 評価 感想 ■

舞台のオリジナルキャストである、レックス・ハリソンスタンリー・ハロウェイが、そのまま出演している。

*(簡略ストー リー)
傲慢で女性を蔑視する音声学者ヘンリー・ヒギンズ教授は、”コックニー”訛りのある花売り娘イライザ・ドゥーリトルを罵倒する。
それがきっかけで、ヒギンズはイライザを貴婦人にする実験を始め、礼儀作法などを教え込む。
ヒギンズは、育ちの悪いイライザの教育に苦労しながら、彼女を貴婦人にすることに成功し、社交界にデビューさせる。
しかし、ヒギンズが、人や女性として自分を扱わないことにイライザは心を痛め、彼の元を去ってしまう・・・。
__________

ジョージ・キューカーの、無駄のない、研ぎ澄まされた演出は冴え、奥行きのある大掛かりなセットや、絢爛豪華な衣装も楽しめる。

コメディ要素の強いストーリー展開などで、3時間弱の長編でも全く飽きが来ない。

お馴染みの、アンドレ・プレヴィンの楽曲、オリジナル・ナンバーも素晴らしい。

当時としては破格の、製作費1700万ドルをかけた大作で、北米興行収入は7200万ドルという、記録的な大ヒットとなった。

第37回アカデミー賞では、作品賞をはじめ12部門でノミネートされて、作品、監督、主演男優(レックス・ハリソン)、衣装デザイン(カラー)、撮影(カラー)、美術(カラー)、録音、音楽賞の8部門を受賞した。
・ノミネート
助演男優(スタンリー・ハロウェイ)
助演女優(グラディス・クーパー)
脚色、編集賞

ジョージ・キューカー自身、5度目のノミネートであり、ついに本作で監督賞を受賞することになる。

最も話題になったことは、舞台でイライザを演じていたジュリー・アンドリュースを、ネームヴァリュー問題でオードリー・ヘップバーンに入れ替えたことだ。
歌手が本業でないヘップバーンは、マーニ・ニクソンの吹き替えに頼ることになり、結局これが徒となったのか、熱演にも拘らずアカデミー賞ではノミネートすらされなかった。
更に、なんとハリウッドでの知名度を疑われ、役を取られたジュリー・アンドリュースが、対抗作の「メリー・ポピンズ」(1964)の演技でアカデミー主演賞を獲得するという、皮肉な結果となった。

そこで気になるのが、ヘップバーンの歌唱力の問題。
大女優の吹き替えで有名なマーニ・ニクソンの声は素晴らしいのだが、鼻にかかるようなヘップバーンの声に合わない気がする。
その後の改訂版などでは、”Just You Wait”を歌うヘップバーンの歌声を聴くことができる。
その場面をじっくり観察していると、突然M・ニクソンの声に変わってしまい、違和感を感じる。
個人的な意見としては、役柄を考えるとそこまで完璧な歌唱力が必要だったのかとも思えるのだが・・・。
ヘップバーンの好演や美しさを考えると、彼女が全てを歌った方が良かったのではないかとも考える。

また、この役を映画版でもジュリー・アンドリュースが演じていたとしたら、間違いなく「メリー・ポピンズ」(1964)を抑え、彼女がオスカーを獲得したとも思う。

興味深いのは、”アスコット競馬場”のレースシーンで、右回りのはずが、なぜか左回りのアメリカ・スタイルで撮影されていることだ。
アングルや構成を考えてのことだったのか、アメリカ映画だと主張したかったのか、または全く意識していなかったの・・・。
細かいことだが気になってしまった。

見事にアカデミー主演賞を獲得した、役を知り尽くしている、はまり役のレックス・ハリソンの熱演は圧巻で、上流階級で博学だが偏屈で傲慢、しかし、どこか憎めない人間味あるキャラクターは、彼のイメージに見事にマッチしている。

イライザの父親で好き勝手に人生を楽しむスタンリー・ホロウェイ、ヒギンズの傍らで冷静に”実験”を見守る、女性に好かれる紳士の見本のような大佐ウィルフリッド・ハイド=ホワイト、ヒギンズの母親グラディス・クーパー、イライザに恋焦がれる上流階級の青年ジェレミー・ブレット、ヒギンズの教え子で強かな音声学セオドア・バイケル、ヒギンズ邸の家政婦モナ・ウォッシュボーンなどが共演 している。


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