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ミッション:インポッシブル3 M:i:III Mission: Impossible III (2006)

人気テレビシリーズ「スパイ大作戦」を基に製作されたトム・クルーズが製作、主演を兼ねる人気シリーズ第3作。
監督、脚本J・J・エイブラムスフィリップ・シーモア・ホフマンヴィング・レイムスローレンス・フィッシュバーンビリー・クラダップマギー・Qジョナサン・リース=マイヤーズミシェル・モナハンサイモン・ペグ他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

トム・クルーズ / Tom Cruise 作品一覧
トム・クルーズ / Tom Cruise / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:J・J・エイブラムス
製作総指揮:ストラットン・レオポルド
製作
トム・クルーズ
ポーラ・ワグナー
脚本
アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
J・J・エイブラムス
撮影:ダニエル・ミンデル
編集
マリアン・ブランドン
メアリー・ジョー・マーキー
音楽
マイケル・ジアッチーノ
ラロ・シフリン(テーマ曲)

出演
イーサン・ハント:トム・クルーズ
オーウェン・デヴィアン:フィリップ・シーモア・ホフマン
ルーサー・スティッケル:ヴィング・レイムス
セオドア・ブラッセル:ローレンス・フィッシュバーン
ジョン・マスグレイヴ:ビリー・クラダップ

ゼーン・リー:マギー・Q
デクラン・ゴームリー:ジョナサン・リース=マイヤーズ
ジュリア・アン・ミード・ハント:ミシェル・モナハン
リンジー・ファリス:ケリー・ラッセル
ベンジー・ダン:サイモン・ペグ

ブロ-ンウェイ:エディ・マーサン
デヴィアンのボディガード:ジェフ・チェイス

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2006年製作 125分
公開
北米:2006年5月5日
日本:2006年7月8日
製作費 $150,000,000
北米興行収入 $133,382,310
世界 $395,668,140


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
IMF(Impossible Missions Force)のイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、訓練教官となり、病院の看護師で婚約者のジュリア・アン・ミード(ミシェル・モナハン)と、幸せで平穏な日々を送っていた。

ある日イーサンは、パーティーの最中に、本部のジョン・マスグレイヴ(ビリー・クラダップ)から呼び出される。

ブラック・マーケットの商人オーウェン・デヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)の監視行動中に拉致された、かつての教え子リンジー・ファリス(ケリー・ラッセル)が行方不明だとイーサンは知らされる。

今回の任務は、あくまでデヴィアンを捕えることなのだが、それを受けた場合は、リンジーの救出を許可するとのことだった。
...全てを見る(結末あり)

既にチームは編成済みで、デクラン・ゴームリー(ジョナサン・リース=マイヤーズ)、ゼーン・リー(マギー・Q)、ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)と合流したイーサンは出国する。

ベルリン
敵の攻撃に遭いながら、4人はリンジーを救出するが、彼女は頭にカプセル爆弾を埋め込まれていた。

イーサンは、電気ショックで爆弾の回路をショートさせようとしただったが、カプセルは爆発してリンジーは死亡する。

帰国したイーサンは、IMF局長セオドア・ブラッセル(ローレンス・フィッシュバーン)から、今回の作戦で、何も成果が上げられなかったことを厳しく追及される。

リンジーの葬儀の日、イーサンは彼女からの手紙を受け取とり、切手の裏に隠されていた、マイクロドットの内容は分からなかった。

イーサンは、技術部門のベンジー・ダン(サイモン・ペグ)の元に向かい、ベルリンから持ち帰ったラップトップPCの焼失ディスクのデータで、バチカンにデヴィアンが現れることと共に、”ラビットフット”という謎の物体のことを知る。

再び、ジュリアと離れなければならないイーサンは、それを彼女に伝える。

ジュリアは、イーサンが何かを隠していると考え、それを問い質すのだが、彼は信じてくれとしか答えられない。

イーサンはジュリアに愛を告げて、二人は、病院で結婚式を挙げ、彼は気持ちの整理をつけてから、バチカンの準備を始める。

バチカンに到着したイーサンらは、厳重な警備をかいくぐり、内部に侵入する。

イーサンがデヴィアンに変装し、パーティーに潜り込んだゼーンのサポートで、トイレでデヴィアンを誘拐することに成功する。

マスグレイヴは、イーサンがデヴィアンを連れて帰国することをブラッセルに知らせる。

帰国の途に就いたイーサンは、機内で、デヴィアンの目的とラビットフットについてを聞き出そうとする。

デヴィアンは、イーサンの質問に答えようとせず、愛する者を捕えて、必ず痛めつけると言って彼を脅し、殺害したリンジーを侮辱する。

憤慨したイーサンは、格納ハッチを開けてデヴィアンを落下させようとしながら、再びラビットフットが何かを聞き出そうとする。

ルーサーがそれを制止し、命拾いしたデヴィアンは、尚も余裕を見せる。

帰国したイーサンらは、デヴィアンを移送させるために、”チェサピーク・ベイ・ブリッジ=トンネル”を通り本部に向かう。

途中でイーサンは、マイクロドットの内容がリンジーからのビデオ・ファイルで、ブラッセル局長がデヴィアンと通じているということを知る。

その直後、イーサンらは敵の攻撃に遭い、デヴィアンは逃走してしまう。

デヴィアンは直ちに行動を起こし、イーサンはそれを阻止するためにジュリアの病院に向かう。

しかし、ジュリアは誘拐されてしまい、イーサンはデヴィアンからの電話で、ラビットフットの情報を、48時間以内に渡せと脅迫される。

ブラッセルの指示で捕えられ、拘束されたイーサンだったが、マグレイヴの協力で逃走する。

マグレイヴの指示を受けていたイーサンは、変装して出国し上海に向かう。

上海
現地に着いたイーサンは、ルーサーらと合流する。

ラビットフットが、警備の厳しいヘンシャンルー・ビルにあるため、イーサンは、無謀な行為と承知した上で、隣のビルの屋上から飛び移ることを考える。

イーサンは、ビルに飛び移り内部に侵入し、ラビット・フットを手に入れてパラシュートで脱出する。

街中に着地したイーサンは、ゼーンとデクランのの車に拾われ、追跡されながら、時間切れ寸前でデヴィアンに連絡を入れる。

マグレイヴにもラビット・フットを手に入れたことを伝え、取引場所を知らせたイーサンは仲間達と別れる。

アジトに連れて行かれたイーサンは、デヴィアンの手下ブロ-ンウェイ(エディ・マーサン)に、カプセル爆弾を撃ち込まれる。

その頃、帰国したルーサーらは、ブラッセルから、今回の行動の内容を聞かれることになる。

ジュリアを前に、渡したはずのラビットフットの在処を聞かれるイーサンは、彼女を射殺するとデヴィアンに脅される。

デヴィアンはジュリアを射殺してその場を去るが、そこにマグレイヴが現れ、ラビットフットが本物であったことを伝える。

マグレイヴは、殺された女性がジュリアでなく、デヴィアンの通訳であることをイーサンに知らせる。

イーサンに、ジュリアが生きていることを伝えたマグレイヴは、彼から、リンジーのビデオ・メッセージの内容を聞き出そうとする。

デヴィアンと手を組んでいたのが、マグレイヴだと知ったイーサンは、ラビットフットを利用した、民主主義の下で、世界を支配し動かす国家のために動く、彼の考えを聞かされる。

リンジーのメッセージの内容と引き換えに、ジュリアを助けると言うマグレイヴに、イーサンは、彼女の生存を確かめるために電話をさせる。

ジュリアが生きていることを確認したイーサンは、隙を見てマグレイヴを叩きのめす。

拘束を逃れたイーサンは、ベンジーと連絡をとり、電話の発信先を調べさせる。

イーサンは、遠隔でジュリアの居場所に誘導されながら、彼女を見つけ出す。

そこに現れたデヴィアンは、イーサンの頭に埋め込まれたカプセル爆弾を作動させてしまう。

イーサンは痛めつけられながら、ジュリアを殺そうとするデヴィアンに襲いかかり彼を倒す。

ジュリアに銃の扱い方を教えながら、電気ショックで爆弾をショートさせて、イーサンは爆破を回避するが、彼の心臓は停止してしまう。

そこにマグレイヴが現れるが、ジュリアが彼を射殺する。

看護師であるジュリアの必死の蘇生で、イーサンは息を吹き返す。

そして、イーサンはジュリアに、自分の仕事を正直に話す。

その後、IMF本部に戻ったイーサンは、ブラッセルに迎えられ感謝される。

イーサンは、ラビットフットが何かをブラッセルに尋ね、彼は、辞めなければ話すと答える。

ハネムーン先から、絵はがきを送るとブラッセルに伝えたイーサンは、仲間達と談笑するジュリアを連れて、その場から立ち去る。


解説 評価 感想 ■

参考
・「ミッション:インポッシブル」(1996)
・「ミッション:インポッシブル2」(2000)
・「ミッション:インポッシブル3/M:i:III」(2006)
・「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(2011)
・「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(2015)
・「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(2018)

*(簡略ストー リー)
IMFのイーサン・ハントは、今では訓練教官となり、婚約者ジュリアと幸せな生活を送っていた。
ある日、本部のマスグレイヴから呼び出しを受けたイーサンは、ブラック・マーケットの商人であるデヴィアンの監視中に拉致された、教え子のリンジーが行方不明だと知らされる。
デヴィアンを捕える条件で、リンジー救出を許されたイーサンは、編成されたチーム、デクラン、ゼーン、そしてハッカーのルーサーと合流する。
イーサンらはベルリンに向かい、4人はリンジーを救出するものの、彼女は、頭に埋め込まれたカプセル爆弾で殺されてしまう。
帰国したイーサンは、IMF局長のブラッセルに、作戦の失敗を責められる。
その後イーサンは、リンジーから、内容が不明の、マイクロドットが隠された手紙を受け取とる。
ベルリンから持ち帰った焼失ディスクのデータから、イーサンは、デヴィアンがバチカンに現れることと、”ラビットフット”という謎の物体の存在を知り、メンバーと共に現地に飛ぶ・・・。
__________

1作から2作へと順調に伸ばしてきた興行収入が、全世界で、前作よりも1億5000万ドル以上も減ってしまった。

原点であるテレビ・シリーズの持つ魅力、チームワークで任務を遂行するというテーマから大きく離れ、益々トム・クルーズのワンマンショー的作品になってしまっているところが、不人気の原因かもしれない。

極端に言えば、トム・クルーズの魅力とラロ・シフリンのテーマ曲がなければ、単なるスパイ・アクションとしか言えない内容でもある。

しかし、見せ場は多く、なかなか見応えがあるのも事実だ。

バチカン侵入場面などは、かなりうまく仕上げてあり、上海のカーチェイスなども、なかなか新鮮な映像だ。

前年に「カポーティー」(2005)でアカデミー主演賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマンだが、悪役の貫禄もない、ややミスキャスト気味だ。

お馴染みヴィング・レイムスも、今回は印象が薄い感じで、さすがの彼もローレンス・フィッシュバーンの迫力の影に隠れてしまったような気もする。

ホノルル出身の、マギー・Qの活躍がインパクトがあり、久々にアジア系スターの誕生を予感させる。

翌年は「ダイ・ハード4.0」(2007)でも熱演を見せて、今後が非常に楽しみだ。

IMF局員で黒幕のビリー・クラダップ、チームのメンバー、ジョナサン・リース=マイヤーズ、主人公の妻ミシェル・モナハン、かつての教え子のケリー・ラッセル、IMFの技術部門サイモン・ペグ、デヴィアン(F・S・ホフマン)の手下エディ・マーサンジェフ・チェイスなどが共演している。


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