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ミッション:インポッシブル2 Mission: Impossible 2 (2000)

テレビシリーズ「スパイ大作戦」を基に製作された大ヒット作「ミッション:インポッシブル」(1996)の続編。
製作、主演トム・クルーズ、監督ジョン・ウー、共演タンディ・ニュートンダグレイ・スコットヴィング・レイムスブレンダン・グリーソンアンソニー・ホプキンス

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

トム・クルーズ / Tom Cruise 作品一覧
トム・クルーズ / Tom Cruise / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ウー

製作総指
ポール・ヒッチコック

テレンス・チャン
製作
トム・クルーズ

ポーラ・ワグナー
脚本:ロバート・タウン
撮影:ジェフリー・L・キンボール
編集
スティーヴン・ケンパー

クリスチャン・ワグナー
音楽
ハンス・ジマー

ラロ・シフリン(テーマ曲)

出演
イーサン・ハント:トム・クルーズ
ナイア・ノルドフ=ホール:タンディ・ニュートン
ショーン・アンブローズ:ダグレイ・スコット
ルーサー・スティッケル:ヴィング・レイムス
ヒュー・スタンプ:リチャード・ロクスバーグ
ビリー・ベアード:ジョン・ポルソン
ジョン・マクロイ:ブレンダン・グリーソン
ネコルヴィッチ:レイド・セルベッジア
ウーリッチ:ドミニク・パーセル
ウォリス:ウィリアム・メイポーザー
スワンベック司令:アンソニー・ホプキンス

アメリカ 映画
配給
パラマウント・ピクチャーズ(USA)
ユナイテッド・アーティスツ(世界)
2000年製作 123分
公開
北米:2000年5月24日
日本:2000年7月8日
製作費 $125,000,000
北米興行収入 $215,397,310
世界 $565,400,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
オーストラリアシドニー、”バイオサイト製薬”。
20時間以内に人間を抹殺してしまう”キメラ”という新種のウィルスを、ネコルヴィッチ博士(レイド・セルベッジア)が開発する。

ネコルヴィッチは”キメラ”を自分に注射し、その治療薬”ベレロフォン”を持参して、IMFのイーサン・ハント(トム・クルーズ)に接触し、アトランタに向かおうとする。

しかし、イーサンに扮していた元IMFメンバーのショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)は、ネコルヴィッチの所持していたバックを奪い旅客機を墜落させ、自分達は寸前に脱出する。

休暇中のイーサンに、IMFの司令スワンベック(アンソニー・ホプキンス)から、”キメラ”奪還の任務が与えられる。
...全てを見る(結末あり)

スペインセビリア
盗みのプロであるナイア・ノルドフ=ホール(タンディ・ニュートン)に接触したイーサンは、彼女をパートナーにしようとするが、二人は恋に落ちてしまう。

その後、イーサンは再びスワンベックに呼ばれ、これまでのアンブローズの犯行を説明される。

ナイアはアンブローズの元恋人で、二人の寄りを戻させて情報を掴むよう、イーサンはスワンベックに命ぜられる。

イーサンは複雑な心境のまま、気乗りしないナイアを説得して、彼女の体に発信機を埋め込み、犯罪者に仕立て上げる。

ハッカーのルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)と、ヘリコプターの操縦士ビリー・ベアード(ジョン・ポルソン)を呼び寄せたイーサンは、ナイアを無事にアンブローズの元に送り込むことに成功する。

しかしイーサンは、彼女への愛情と危険な立場に追いやったこととで悩む。

アンブローズは、右腕のヒュー・スタンプ(リチャード・ロクスバーグ)がナイアを疑うのに対し、そうだとしても受けて立つと自信を見せる。

競馬場で、ビリーがナイアに発信マイクを渡し、イーサンは彼女から現時点での情報を入手する。

同じ頃、アンブローズはバイオサイト社社長ジョン・マクロイ(ブレンダン・グリーソン)と接触していた。

それを知ったイーサンは、アンブローズがマクロイに見せていた、”キメラ”の情報が入ったメモリーカードをナイアに盗ませる。

ナイアからそれを受け取ったイーサンは、デジタルカメラで情報をルーサーのパソコンに転送して内容を確認する。

イーサンは、ナイアの任務は終わったと伝え、彼女を撤退させようとする。

しかし、ナイアはアンブローズの元に戻り、メモリーカードを彼の上着に戻す。

マクロイを誘拐したイーサンは、彼が”キメラ”に感染したように見せかけ、ネコルヴィッチに扮して、彼が治療薬の”ベレロフォン”を売るために、病原菌をばら撒こうとしていたことを知る。

イーサンに扮したアンブローズは、ナイアの裏切りを確信して、助言したスタンプに感謝する。

同じ頃イーサンは、”キメラ”がまだアンブローズの手に渡っていないことに気づく。

そして、”キメラ”を消し去るために、イーサンはバイサイト社に侵入する準備を始める。

イーサンは、ヘリから屋上に落下してバイオサイト社内に侵入する。

アンブローズはイーサンの考えを読み、ナイアを連れてバイオサイト社に向かう。

”キメラ”を、治療薬の”ベレロフォン”で消し去ろうとするイーサンだったが、そこにアンブローズらが乱入して来る。

遠隔で、イーサンに指示を出していたルーサーの車は爆破されてしまう。

アンブローズはナイアに銃を向けるが、彼女はイーサンを救うために、”キメラ”を自分に注射してしまう。

イーサンは、自分を殺してくれと頼むナイアに、必ず助けると言ってその場から逃亡し、20時間以内に彼女の命を救おうとする。

無事だったルーサーとビリーに援護されながら、イーサンはアンブローズとマクロイの取引現場に侵入する。

アンブローズは、”キメラ”と”ベレロフォン”が本物だと確認したマクロイに、現金3000万ドルとストック・オプションを要求する。

イーサンが現れたことを知ったアンブローズは、スタンプに彼を殺すよう指示を出す。

仕方なくマクロイは現金を送金し、そこに現れた、スタンプに連れられたイーサンを、アンブローズは射殺する。

しかし、射殺された男はスタンプで、彼に扮していたイーサンは、”キメラ”と”ベレロフォン”を奪い逃亡する。

自分の救出を諦めさせたイーサンは、ルーサーとビリーに、シドニーの繁華街で解放されたはずのナイアの元に向かわせようとする。

バイクを奪ったイーサンは、ルーサーらの援護で逃走し、アンブローズらの追跡をかわしていく。

20時間が迫り、ナイアは絶壁にたどり着き死を覚悟する。

イーサンとアンブローズは一騎打ちとなり、その間にルーサーとビリーが、ナイアを発見しヘリで移送する。

アンブローズを倒したイーサンは、ヘリで到着したナイアに”ベレロフォン”を注射する。

その後、スワンベックの計らいで、ナイアの犯罪記録は抹消され、イーサンと彼女は姿を消す。


解説 評価 感想 ■

参考
・「ミッション:インポッシブル」(1996)
・「ミッション:インポッシブル2」(2000)
・「ミッション:インポッシブル3/M:i:III」(2006)
・「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(2011)
・「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(2015)
・「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(2018)

*(簡略ストー リー)
IMFの司令スワンベックは、休暇中のイーサン・ハントに、20時間以内に人間を抹殺してしまう”キメラ”という新種のウィルスとその治療薬の”ベレロフォン”が奪われたことを伝える。
イーサンは、犯人である元IMFメンバー、アンブローズから、それらを奪還することを命ぜられる。
アンブローズの元恋人で、盗みのプロ、ナイアをパートナーにするよう指示されたイーサンは、彼女と恋に落ちてしまう。
その後、イーサンは複雑な心境のまま、ナイアをアンブローズの元に向かわせて、情報を掴もうとする。
イーサンは、”キメラ”を開発したバイオサイト社社長マクロイに接触し、ウィルスがアンブローズに渡っていないことを知る。
そしてイーサンは、バイオサイト社に侵入して”キメラ”を消し去ろうとするが、裏切りがばれていたナイアを連れたアンブローズが、それを阻止しようとする・・・。
__________

制作費に1億2500万ドルをかけたアクション超大作で、前作を上回る興行収入は、北米で約2億1500万ドル、全世界では約5億6500万ドルの大ヒットとなった。

オーストラリアシドニーが舞台となっているが、これは、公開数ヵ月後に控えた、シドニーオリンピック開催に合わせたとも言える。

スローモーションを多用した、ジョン・ウーらしい派手なアクション・シーンが目立つ、前作とはかなり違った雰囲気の内容で、サスペンス・スパイ劇とは、かけ離れた作品になっている。

単品で観るなら十分楽しめる作品だが、TVシリーズや前作の雰囲気を好むファンにとっては物足りない内容でもある。

ここぞという時には登場してもらいたい、ラロ・シフリンのテーマ曲の使い方なども、ハンス・ジマーの音楽はアレンジし過ぎと言える。

ヘアースタイルも変わり、ワイルドで人間離れした超人的な感じのするトム・クルーズも、前作とは全く異なるイメージで登場する。

任務のためというよりも、愛してしまった女性のために命をかける、逞しさを増した男を、彼はニヒルに演じている。

残念ながらラジー賞(最悪助演賞)にノミネートされてしまったタンディ・ニュートンは、確かにトム・クルーズが本気で愛するような雰囲気がない役柄で、盗みのプロという感じでもない。

こちらも世界征服者というイメージではないが、元IMFエージェントだとすれば納得のダグレイ・スコット、ハッカーである主人公の協力者ヴィング・レイムス、同じくヘリコプターの操縦士ジョン・ポルソン、終始、元恋人ナイア(T・ニュートン)を疑うリチャード・ロクスバーグ、殺人ウィルスの開発を指示する製薬会社社長ブレンダン・グリーソン、ウィルス開発者レイド・セルベッジア、アンブローズ(D・スコット)の手下ドミニク・パーセルウィリアム・メイポーザー、そして、主人公に指令を出すIMF司令アンソニー・ホプキンスなどが共演している。


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