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ジュリエットからの手紙 Letters to Juliet (2010)

記者を目指す女性がヴェローナで体験する旅を描く、監督ゲイリー・ウィニックアマンダ・セイフライドクリストファー・イーガンヴァネッサ・レッドグレイヴフランコ・ネロ共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ゲイリー・ウィニック

製作総指揮:ロン・シュミット
製作
エレン・バーキン
マーク・カントン
キャロライン・カプラン
脚本
ティム・サリヴァン
ホセ・リベーラ
撮影:マルコ・ポンテコルヴォ
編集:ビル・パンコウ
音楽:アンドレア・グエラ

出演
ソフィー・ホール:アマンダ・セイフライド
チャーリー・ワイマン:クリストファー・イーガン
クレア・スミス=ワイマン:ヴァネッサ・レッドグレイヴ
ロレンツォ・バルトリーニ:フランコ・ネロ
ヴィクター:ガエル・ガルシア・ベルナル
イザベラ:ルイーザ・ラニエリ
ボビー:オリヴァー・プラット

アメリカ/イタリア 映画
配給 サミット・エンターテインメント
2010年製作 105分
公開
北米:2010年5月14日
イタリア:2010年8月25日
日本:2011年5月14日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $53,021,560
世界 $79,181,750


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
ザ・ニューヨーカー”の事実調査員ソフィー・ホール(アマンダ・セイフライド)は、レストランを開く婚約者ヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)とイタリアヴェローナに旅行に行くことになる。
現地でヴィクターは、食品の納入業者回りで忙しく、ソフィーは独りで観光を始める。
ロミオとジュリエット”の舞台でも知られるその地で、”ジュリエットの家”を訪ねたソフィーは、その場で書かれる”ジュリエットへの手紙”への返事を書く、ボランティア活動を続けている”秘書”と呼ばれる女性達の存在を知る。
ソフィーは、それに興味を持ち記事にしようとするが、偶然に50年前の手紙を見つける。
クレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)というイギリス人女性が、シエナの農園のロレンツォ(フランコ・ネロ)とい男性に思いを寄せた手紙を読んだソフィーは、自分がその返事を書く許可を得る。
数日後、ソフィーの行為を迷惑に思う、クレアの孫チャーリー(クリストファー・イーガン)が現れる。
しかし、クレア本人は、”ロレンツォ”に会いにこの地を訪れていた。
チャーリーとは対照的に、クレアはソフィーを歓迎し、そして三人は、”ロレンツォ”を捜す旅に出るのだが・・・。


解説 評価 感想 ■

記者志望の女性の好奇心から、50年の愛を甦らせるという、夢や幸せを感じさせてくれくれるストーリーに加え、イタリア各地の歴史を感じさせてくれる街並みや素朴な美しさも印象的な、感動作に仕上がっている。

今後の活躍が期待されながら49歳の若さでこの世を去った、ゲイリー・ウィニックの遺作でもある。

主人公が旅するきっかけとなる、”ロミオとジュリエット”の舞台で、実際に続くボランティア活動なども実に興味深い。

その”ロミオとジュリエット”の物語をモチーフにしたクライマックスは、期待通りと見るか、意地悪な言い方をすればやり過ぎと捉えるか・・・。
結局はヒロイン自身の恋物語なので、あまり野暮なことは言わずに、美しい結末を楽しむことをお勧めします。

都会人的な角が立ったところがない、見かけよりもかなり柔順な女性を好演するアマンダ・セイフライド、彼女の行為を迷惑に思うものの、祖母の後押しもあり、旅を続けるうちに主人公と結ばれることになる青年を爽やかに演ずるクリストファー・イーガン、二人を見守りながら50年の愛を実らせる老婦人をしっとりと演じるヴァネッサ・レッドグレイヴ、その愛に応える、実は彼女より4歳年下のフランコ・ネロ、ヒロインの恋人ガエル・ガルシア・ベルナル、”秘書”の一人でヒロインと親交を深めるルイーザ・ラニエリ、そして編集長のオリヴァー・プラットなどが共演している。


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