渋滞したため、運転手にコインを渡したジョンは、犬をコンチネンタルのコンシェルジュに預けるよう指示する。
追放処分まで20分、タクシーを降りたジョンは走って図書館に向かい、”アレクサンドル・アファナーシェフ”の”ロシア民話集”1864年版を探していることを司書(スーザン・ブロンマート)に伝える。
2階に向かい本を見つけたジョンは、亡き妻ヘレン(ブリジット・モイナハン)の写真と共に隠されていたコインと十字架、そして”誓印”を持ち出す。
ヘレンの写真にキスして本の中に戻したジョンは、それを棚に戻そうとする。
そこに現われた巨体の殺し屋アーネスト(ボバン・マリヤノヴィッチ)に、ジョンは、まだ時間があると伝える。
それを無視するアーネストと格闘になったジョンは、ナイフで肩を傷つけられながらも、本を使い彼を殺す。
本を棚に戻したジョンは、肩の傷が深いことに気づき、急いで医師(ランドール・ダク・キム)の元に向かう。
追放処分まで10分、バワリー。
地下犯罪情報組織のリーダー、バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)は、ジョンを路地で目撃した部下チクタク・マンに報酬を渡し、ジョンへの援助や協力は一切、行わない考えだった。
ジョンが現れ、トラブルを避けたい医師は部屋に入れようとしないが、まだ5分あると言ってコインを差し出す彼を仕方なく中に入れる。
追放処分まで1分。
傷の処置をして縫い合わせる医師は、6時になったために手を止める。
オペレーター(マーガレット・デイリー)は、1400万ドルのジョン・ウィック暗殺オープン契約を発効する。
同時にジョンに対する全サービスが提供停止となり、医師はそれ以上処置ができない。
仕方なくジョンは、自分で傷口を縫う。
主席連合から全世界に向けてメッセージが送信され、ウィンストンもそれを確認する。
シャロンも、ロビーの殺し屋が一斉に携帯電話をチェックすることに気づく。
医師はジョンに薬の場所を教え、自分の身を守るために彼に銃を渡し、肋骨の下と鎖骨を銃撃させる。
医師から幸運を祈ると言われたジョンは、彼に感謝してその場を去る。
複数の殺し屋に襲われたジョンは、ナイフなどを使い全員を倒す。
シャロンは、タクシーでホテルに到着したジョンの犬を迎え入れる。
その後も襲われたジョンは厩舎に向かい、馬を使い相手を倒す。
馬に乗って逃げたジョンは、2台のバイクに追われるものの、銃撃して殺す。
オペレーターは、ジョンの賞金が1500万ドルに増額されたことを伝える。
タルコフスキー劇場。
ジョンは、主席連合支配下の犯罪組織”ルスカ・ロマ”の首領ディレクター(アンジェリカ・ヒューストン)の元に向かい、十字架を見せて跪く。
ディレクターから用件を訊かれたジョンは、まだチケットがあると伝える。
騒ぎを起こしたジョンを批判するディレクターは、主席連合の支配下にあるために、自分まで殺される状況になったと伝える。
ベラルーシの子として生まれ、”ジャルダーニ・ジョヴォヴィッチ”と名付けられ”メンタリング”を受けて育った自分は、一族の孤児として助けてもらえる権利があると言うジョンは、貸しがあるとディレクターに伝える。
ジョンを書斎に案内するディレクターは、借りはないと言いいながら、一度やめたにもかかわらず戻って来た彼に、その理由を尋ねる。
子犬のためかと訊かれたジョンは、ただの犬ではないと答える。
首席は殺す気なので助けらないと言うディレクターは、戦うのは不可能だとジョンに伝えて望みを訊く。
カサブランカだと答えたジョンは、ディレクターに十字架を渡し、暖炉の火の中に入れられたそれで、背中に焼き印される。
チケットは使われたと言うディレクターは、2度と戻れないとジョンに伝えて、別れを告げる。
コンチネンタルに着いた主席連合の裁定人(エイジア・ケイト・ディロン)は、ウィンストンと話をする。
ルールを破ったジョンが殺したサンティーノ・ダントニオの遺体を確認した裁定人は、ジョンを追放処分にしたものの、殺さずに猶予を与え逃がしたウィンストンを責める。
主席連合に40年間仕えたウィンストンの忠誠は認めるものの、ジョンを逃がしたことは見逃せないと言う裁定人は、1週間後に後任が決まると彼に伝える。
7日間与えると言う裁定人は、滞在しているので、相談があれば連絡するようにとウィンストンに伝えてその場を去る。
部下のアール(トビアス・シーガル)から裁定人が来たことを知らされたバワリー・キングは、ジョンを殺さなかった件を追及され、自分の判断だと答える。
裁定人は、ジョンが首席に背くと知りながら”キンバー1911”と7発の銃弾を与えたことを話し、7日の猶予を与えるとバワリー・キングに伝える。
王座を退くと言われたバワリー・キングは、自分の代わりはいないと裁定人に伝えるものの、意見は聞きいられなかった。
カサブランカ。
船で現地に着いたジョンは殺し屋に襲われ、それを制止した男にコンチネンタル・ホテル・モロッコに案内される。
ジョンは、支配人であるソフィア・アル=アズワー(ハル・ベリー)に、いきなり発砲される。
防弾スーツのおかげで無事だったジョンは、ソフィに誓印を見せる。
意味がないと言われたジョンは、ソフィアが押した誓印の血を見せて、助けを求められた時のことを話す。
犬とジョンを座らせたソフィアは、かつてのボスであるベラーダ(ジェローム・フリン)に話があるので会せとほしいと言われ、主席連合のルールに従う義務があることを伝える。
自分そして娘も命が狙われる可能性があると言うソフィアは、娘を逃がしてくれたことには感謝するが、リスクも冒せないとジョンに伝えて断る。
どこにいるか分からない娘に会いたい気持ちを殺していると言われたジョンは、望みを聞いてくれれば自分たちは対等になれると伝えて、誓印をテーブルに置き彼女に近づける。
今後あなたは対等以下だと伝えたソフィアは、誓印をジョンに返す。
日本料理店に向かった裁定人は、支配下にある殺人集団を率いるゼロ(マーク・ダカスコス)に、首席に背いたジョンと協力者の制裁を依頼し、彼が主席連合に仕えることを確認する。
タルコフスキー劇場。
ゼロと弟子のシノビ2人(セセプ・アリフ・ラーマン/ヤヤン・ルヒアン)は、組織のメンバーを次々と殺害する。
ゼロら3人と裁定人が現れ、ジョンを助けたことが主席連合との合意に反すると言われたディレクターは、、手を合わせて忠誠を誓うよう指示される。
今後も仕えることを誓ったディレクターは、ゼロに”脇差”で手のひらを刺され、動揺しながら椅子に座る。
ジョンを伴い犬を連れたソフィアは、にコインと誓印の鋳造管理者であるベラーダの元に向かう。
ベラーダに歓迎されたソフィアは、ジョンと共に彼と話をする。
跪いたジョンはベラーダに贖罪の機会を求め、首席の上にいる首長に会いたいことを伝える。
不可能だと言うベラーダは、首長が見つけ出すとジョンに伝える。
首長と話したければ、砂漠の端で夜空を見てこいぬ座の一番明るい星を目指し、死にかけるまで歩き更に進めば見つけてくれるかもしれないと伝えたベラーダは、ジョンに感謝される。
ジョンと去ろうとするソフィアに見返りを求めたベラーダは、気に入った彼女の犬を要求する。
それを断ったソフィアは、ベラーダに犬を銃撃される。
防弾ベストを着せていたために犬は無事だったものの、激怒したソフィアはベラーダを銃撃する。
ジョンと共に部下を倒したソフィアは、ベラーダを殺そうとする。
苦しむベラーダに近づいたソフィアはジョンに制止され、彼の脚を撃ち抜きその場を去る。
ジョンとソフィアはベラーダの部下を倒し、車を奪って砂漠に向かう。
砂漠で車を降りたジョンは、自分は死ぬと言うソフィアの前で誓印を押し、それを彼女に渡す。
口に含んだ水をペットボトルに吐き出したソフィアは、それをジョンに渡して車で走り去る。
ジョンは、何もない砂漠を昼夜、歩き続ける。
部下を殺されたバワリー・キングは、現われた裁定人から、ジョンに7発の弾丸を与えたので7回斬ると言われ、”脇差”でゼロに斬られて倒れ込む。
意識を失っていたジョンは、助けられて首長(サイード・タグマウイ)の元に連れて行かれる。
首長から、生きることを望む理由を訊かれたジョンは、妻ヘレンと過ごした日々を覚えておくためだと答える。
仕事をやり遂げれば最後の機会を与え、追放処分を撤回して暗殺契約は中止すると言う首長は、首席の支配下で生き、仕事を続けることが条件だとジョンに伝える。
ウィンストン殺害を指示されたジョンは、今後、永久に仕えることを首長に誓う。
誓いを証明しろと言われたジョンは、左手の薬指を切り落とし、結婚指輪を首長に渡す。
指の切断面を焼かれたジョンは、首長から、戻ったことを歓迎される。
帰国の準備をするジョンは、用意されたスーツを渡される。
グランド・セントラル駅。
ニューヨークに戻ったジョンは、シノビらに監視されながらゼロに襲われるものの、一人を殺し、雑踏の中で姿を消す。
外に出たジョンは、殺し屋を倒してバイクを奪い逃走する。
バイクで追ってくる相手を次々と倒したジョンは、コンチネンタルの前で転倒する。
階段に手を振れたジョンを射殺しようとしたゼロは、現われたシャロンに制止され、ルールを破れば追放されると言う彼の指示に従う。
ウィンストンに会いたいとシャロンに伝えたジョンは、ゼロと共にロビーに案内される。
ゼロから実はファンだったと言われたジョンは、近づいてきた犬を抱きながら、自分と同類だと思う彼にそれを否定する。
ウィンストンに呼ばれたジョンは、犬をその場に残して統括ラウンジに向かう。
ウィンストンは、隠れた意図がないか確かめるために使う、特別な場所だとジョンに伝える。
自分を殺す目的で来たことをジョンに確認したウィンストンは、殺すしかないのなら心臓を撃てと言って銃を差し出す。
首席に退任を求めれたとジョンに伝えたウィンストンは、自分を殺すべきだったと言う彼に、主席連合を相手に戦う考えを話す。
撃つならここで死んでもいいと言うウィンストンは、敵より友に殺されたいと伝える。
決断を迫られたジョンは、撃てば魂を売ることになると言われ、ヘレンを忘れずにいられるとウィンストンに伝える。
それは首席の僕として死ぬことを意味すると言うウィンストンは、一度引退しヘレンを失い戻ったジョンに、どんな人間として死にたいかが問題だと伝える。
死に際に見る”ババヤガ”か、ヘレンを愛し愛された男としてか、どちらかと訊かれたジョンは、渡された銃を受け取る。
そこに裁定人が現れ、退任を迫られたウィンストンは、それを拒む。
ウィンストンを殺す気がないジョンが銃を返したため、裁定人は管理人(ロビン・ロード・テイラー)に電話をして、コンチネンタルの聖域指定を解除させる。
管理人は直ちにそれを実行し、裁定人は、首席の使いが命を狙いに来ることをジョンとウィンストンに伝えてその場を去る。
ウィンストンは、銃が必要だと言うジョンとシャロンと共に武器の保管庫に向かう。
シャロンは、主席連合の部隊の防弾装備が進歩したことをジョンに話し、”コンバット・マスター2011”と9mm弾を勧める。
コンチネンタルの聖域指定が解除され、メッセージが一斉に送信される。
ホテルは閉鎖され、裁定人はゼロの元に向かい、ホテル内で仕事ができると言って、最も優秀な部隊が援護に来ることを伝える。
銃と秒速434mの強力な125グレイン弾をシャロンから受け取ったジョンは、戦いに備える。
主席連合の特殊部隊が到着し、ホテル内に入る。
ウィンストンは、部隊に立ち向かうジョンに存分に狩りを楽しめと伝えて、”平和を望むなら、戦いに備えよ(パラベラム)”とつぶやく。
シャロンとスタッフと共に攻撃を始めたジョンは、敵を次々と倒す。
敵の防弾装備が予想以上に強力だったために、ジョンはさらに強力な武器を用意する。
防弾を貫く12ゲージ・スチール弾で対抗しようとするジョンとシャロンは、”戦場”に戻る。
部隊を全滅させる勢いのジョンは、現われたゼロらと戦うことになる。
ウィンストンは、警告するために電話をかけてきた裁定人の話を聞かずに切ってしまう。
統括ラウンジに向かったジョンは、襲いかかってきたゼロの部下を倒す。
敬意を払うシノビ2人を相手にするジョンは、ベルトを使って戦う。
2人を叩きのめすものの、止めを刺さなかったジョンは”脇差”を手にし、”また会おう”と伝えてゼロの元に向かう。
ゼロと格闘になったジョンは、激しい戦いの末に、彼の胸部を脇差で刺す。
再びウィンストンに電話をした裁定人は、協議を申し入れて彼の元に向かう。
ウィンストンは、戻って来たシャロンからやるのかと訊かれ、その通りだと答えて銃を手にする。
起き上がったゼロは、自分は大丈夫だと言いながら、去ろうとするジョンに、後から行くと伝える。
ジョンに無理だと言われたゼロは、力尽きて倒れる。
裁定人から、今回の部隊は第一波だと言われたウィンストンは、ホテルを奪っても仲間は他の場所にもいると伝える。
自分たちは首席だと言う裁定人に、我々は”ニューヨーク・シティ”だと伝えたウィンストンは、現われたジョンの前で、裁定人に権力の保証を要求する。
40年間、業界の秩序と安定を保ってきたというウィンストンは、今回の件の過ちを認め、あらためて首席に忠誠を誓うと裁定人に伝える。
それを受け入れた裁定人は、ジョンの扱いを考える。
死んでもらうと言うウィンストンに撃たれたジョンは、地上に落下する。
コンチネンタルは聖域に再指定されると言い残して、裁定人はその場を去る。
シャノンは、見事でしたとウィンストンに伝える。
コンチネンタルを去る裁定人は、ジョンが気になり遺体を確認しに行く。
シャノンからホテル再開の時期を訊かれたウィンストンは、直ぐだと答える。
戻った裁定人からジョンが消えたことを知らされたウィンストンは、生きていた場合は覚悟するようにと言われ、現われないように対処することを指示される。
何かを感じたジョンの犬は、主人を捜しに行く。
ジョンは遠くには逃げられないと言いながら、去って行く裁定人を見つめるウィンストンは、”ババヤガ”とつぶやく。
チクタク・マンに運ばれた瀕死のジョンは、一命を取り留めていたバワリー・キングの元に連れて行かれる。
ジョンが生きていることを確認したバワリー・キングは、自分の王座を奪い痛めつけた首席を罵倒して彼に近づく。
今回の件を許せないバワリー・キングから、気持ちは同じかと訊かれたジョンは、”同じだ・・・”と答える。