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アイム・ノット・ゼア I’m Not There (2007)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

”伝説”のシンガーソングライターで詩人でもあるボブ・ディランの人生や考えをシュールに描く、製作総指揮スティーブン・ソダーバーグ、監督、脚本トッド・ヘインズ、出演クリスチャン・ベールケイト・ブランシェットリチャード・ギアヒース・レジャージュリアン・ムーアミシェル・ウィリアムズ他共演による異色の人間ドラマ。


ドラマ(ヒューマン)

スティーヴン・ソダーバーグ / Steven Soderbergh 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:トッド・ヘインズ
製作総指揮
ヘンガメ・パナヒ
フィリップ・エルウェイ
ジョン・ウェルズ

スティーブン・ソダーバーグ
製作
クリスティン・ヴェーコン

ジェームズ・D・スターン
ジョン・スロス
ジョン・ゴールドウィン
脚本
トッド・ヘインズ

オーレン・ムーヴァーマン
撮影:エドワード・ラックマン
編集:ジェイ・ラビノウィッツ
音楽:ボブ・ディラン

出演
クリスチャン・ベール:ジャック・ロリンズ/ジョン牧師
ケイト・ブランシェット:ジュード・クィン
マーカス・カール・フランクリンウッディ・ガスリーと名乗る少年
リチャード・ギアビリー・ザ・キッド

ヒース・レジャー:ロビー・クラーク
ベン・ウィショーアルチュール・ランボーに傾倒する青年
シャルロット・ゲンズブール:クレア
ブルース・グリーンウッド:キーナン・ジョーンズ/パット・ギャレット

ジュリアン・ムーア:アリス・フェビアン
ミシェル・ウィリアムズ:ココ・リヴィングトン
デヴィッド・クロスアレン・ギンズバーグ

アメリカ/ドイツ 映画
配給 ザ・ワインスタイン・カンパニー

2007年製作 135分
公開
北米:2007年11月21日
日本:2008年4月26日
北米興行収入 $4,001,120
世界 $11,523,780


アカデミー賞 ■

第80回アカデミー賞
・ノミネート
助演女優賞(ケイト・ブランシェット)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1959年。
ウッディ・ガスリー”と名乗る11歳の黒人少年(マーカス・カール・フランクリン)が、ギターを持ち貨物列車に乗って旅立つ。

ウッディ・ガスリーのギターと同じ文字、”これはファシストを殺すマシン(This Machine Kills Fascists)”とケースに書いたウッディは、歌手になるという夢を追い求めて旅を続ける。

ウッディは、旅先で世話になった家の夫人に、”今を生き、今の時代を歌いなさい”と助言される。
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1960年代初頭。
アメリカ国内では空前のフォーク・ソング・ブームが起きる。
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ニューヨーク・タイムズで、”良心の吟遊詩人”とまで言われた人気歌手ジャック・ロリンズ(クリスチャン・ベール)は、突然、引退して、20年振りに独占インタビューを受けることになる。
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解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1959年、”ウッディ・ガスリー”と名乗る11歳の黒人少年が、ギターを持ち貨物列車に乗って旅立つ。
1960年代初頭、アメリカ国内では空前のフォーク・ソング・ブームが起きる。
しかし、”良心の吟遊詩人”とまで言われた人気歌手ジャック・ロリンズは、突然、引退してしまう。
若手映画俳優として、スターの道を歩み始めたロビー・クラークは、その成功とは裏腹に、妻ケイトとの離婚を決意する。
1965年、歌手ジュード・クィンは、彼がやかましいだけの演奏に変貌してしまったことに腹を立てたファンから、罵声を浴びせられる・・・。
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一人の俳優が何人もの人物を演ずる作品は多くあるが、6人もの俳優が一人の人物を演ずるという発想が斬新で、非常に興味深い。

とは言っても、”ボブ・ディラン”を名乗る者はなく、女性でありながら、容姿を最も彼に似せたケイト・ブランシェット以外は、全く外見も彼には見えず、時代の流れも、あえて不可解に感じるように作られている。

特に、リチャード・ギア演ずる、初老に近いビリー・ザ・キッド(実際は21歳で死亡)の物語は、ボブ・ディラン自身も出演した、サム・ペキンパーの「ビリー・ザ・キッド21歳の生涯」(1973)及び、ビリー・ザ・キッドへの思い入れで作られた”寓話”とも言える。
当時、映画「ビリー・ザ・キッド・・・」を劇場で見た際、中学生だった自分はボブ・ディランの名前位しか知らなかったのだが、地味な役柄と主題曲が、ストーリーや主演のジェームズ・コバーンクリス・クリストファーソンよりも、印象に残ったことを思い出す。

第80回アカデミー賞では、助演女優賞(ケイト・ブランシェット)にノミネートされた。

異なった人物の生き方をボブ・ディランの人生に置き換えて描いた手法も面白味がある。
時代の変化と共に、多くの人格を持った人物として、トッド・ヘインズは、その人物像を見事に表現している。

多くの出演者の中で、異彩を放ち世界中の映画賞を総なめにしたケイト・ブランシェットの演技は秀逸で、惜しくも受賞は逃すものの、この年のアカデミー賞では「エリザベス:ゴールデン・エイジ」(2007)の主演賞と合わせ、ダブルノミネートとなった。
どう見ても男には見えないところが、異端児ボブ・ディランのイメージに抜群のインパクトを与えている。

人気歌手から一転、姿を消し聖職者となるクリスチャン・ベール、”ウッディ・ガスリー”と名乗る少年マーカス・カール・フランクリン、”ビリー・ザ・キッド”のリチャード・ギア、若手俳優ヒース・レジャー、その妻シャルロット・ゲンズブール、詩人の”アルチュール・ランボー”に傾倒する青年のベン・ウィショー、リポーターと”パット・ギャレット”のブルース・グリーンウッド、詩人アレン・ギンズバーグデヴィッド・クロス、アングラの女王ミシェル・ウィリアムズジュリアン・ムーアなどが共演している。


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