4238 Movies

老人と海 The Old Man and the Sea (1958)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1952年に発表された、アーネスト・ヘミングウェイ同名短編小説の映画化。
自分をひたすら慕う少年に見守られ運に見放されながらも漁に出る老人の、直向な生き様を描く、監督ジョン・スタージェス、主演スペンサー・トレイシーによるドラマ。


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・スタージェス
製作:リーランド・ヘイワード
原作:アーネスト・ヘミングウェイ
脚本:ピーター・ヴィアテル

撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
編集:アーサー・P・シュミット
音楽:ディミトリ・ティオムキン

出演
スペンサー・トレイシー:老人/ナレーター
フェリッペ・パゾス:少年
ハリー・ビレーヴァー:マーティン/カフェの主人

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1958年製作 86分
公開
北米:1958年10月7日
日本:1958年10月21日


アカデミー賞 ■
第31回アカデミー賞
・受賞
音楽賞(ドラマ・コメディ)
・ノミネート
主演男優(スペンサー・トレイシー)
撮影賞(カラー)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
キューバ
老人(スペンサー・トレイシー)は、メキシコ湾に小船を浮かべる漁師だった。

しかし、84日間も魚が釣れない日々が続き、初めの40日は、少年(フェリッペ・パゾス)が一緒だったが、老人を見限った彼の両親が別の船に乗りこませた。

少年は老人を慕い、空の船で帰る彼を毎日迎えに行った。

やせた手足や顔のしわが、長年の苦労を物語る老人だったが、海の色と同じ目だけは生き生きとしていた。

少年は老人の役に立ちたくて、漁の餌を用意して食事の世話をした。

いつも立ち寄るカフェの主人マーティン(ハリー・ビレーヴァー)は、食事を取りに来た少年に、老人は限界だとつぶやく。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
メキシコ湾に小船を浮かべる漁師の老人は、彼を慕う少年に見守られながら毎日を送っていた。
84日間も獲物を得られず、運に見放された老人だったが、少年は老人を信じて励ます。
翌日も同じように漁に出た老人は、一本の竿に手応えを感じ、その獲物に集中する。
その後、姿を現さない相手との根競べが始まり、綱から手を離せない老人は、食事や休息もままならない。
その時、船よりも大きな、巨大カジキが海面に姿を現し老人は驚く。
三日間の小康状態の末、ついに老人はそのカジキを仕留め、港へと船を向かわせる。
しかし、捕らえたカジキを狙いサメの大群が現れ、老人の闘いは再び始まる・・・。
__________

1954年にヘミングウェイが受賞することになるノーベル文学賞は、もちろん長年の執筆活動の功績に対するるものだが、本同名小説によるところが大きいと言われている。

1961年、ライフル自殺をする彼だが、人生に悲観し始めている、彼の心境が語られているような気もする。

原作を読んだ方なら分かるだろうが、この物語が映画になるのだろうかと、誰もが考えただりう。

困難なロケ環境や、淡々と老人の心境を描く地味なストーリーを、中米各地やハワイのロケで、海や自然の美しさを生かし見事に描写している。

西部劇やアクションを得意とする監督ジョン・スタージェスは、孤独な老人の心の動きや、彼を慕う少年との友情を、終始、抑え気味に描いている。

クレジットには登場しないが、ヘンリー・キングフレッド・ジンネマンら、名匠が補助しているのも注目だ。

第31回アカデミー賞では、音楽賞を受賞した。
(ドラマ・コメディ)
・ノミネート
主演男優(スペンサー・トレイシー)
撮影賞(カラー)

アカデミー賞に輝くディミトリ・ティオムキンの、老人の見る夢の心地よさを表現しているような音楽も素晴しい。

もともと老けて見えるので驚きはしないが、実はまだ50代のスペンサー・トレイシーの完璧な演技も心を打つ。
彼が担当するナレーションも味わい深い。

老人を尊敬し、好きでたまらない少年を、フェリッペ・パゾスは健気に演じている。

漁師の子供というより、どうも知的な少年に思える彼は、本作公開の翌年起きる、キューバ革命の活動家で、経済学者のフェリッペ・パゾスの息子である。

ドラマに登場する少年よりも年下の頃に本作を観た自分は、映画とは思えずにドキュメンタリーと勘違いしてしまったことを思い出す。


Translate / 翻訳
Scroll Up
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2020