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模倣の人生 Imitation of Life (1934)

1933年に発表された、ファニー・ハーストの小説”Imitation of Life”を基に製作された作品。
夫に先立たれた女性が幼い娘や家政婦母娘と共に苦悩しながら幸せを掴もうとする姿を描く、製作カール・レムリJr.、監督ジョン・M・スタール、主演クローデット・コルベールウォーレン・ウィリアムネッド・スパークスルイーズ・ビーヴァーズロシェル・ハドソンフレディ・ワシントン他共演のドラマ。
★★★★

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ジョン・M・スタール
製作:カール・レムリJr.
原作:ファニー・ハーストImitation of Life
脚本:ウィリアム・J・ハールバット
撮影:メリット・B・ガースタッド
編集
フィリップ・カーン
モーリス・ライト
音楽:ハインツ・ロームヘルド

出演
ベアトリス”ビー”プルマン:クローデット・コルベール
スティーヴン”スティーヴ”アーチャー:ウォーレン・ウィリアム
エルマー・スミス:ネッド・スパークス
デライラ・ジョンソン:ルイーズ・ビーヴァーズ
ジェシー・プルマン(18歳):ロシェル・ハドソン
ジェシー・プルマン(3歳):ファニタ・クイグリー
ジェシー・プルマン(8歳):マリリン・ノールデン
ペオラ・ジョンソン(19歳):フレディ・ワシントン
ペオラ・ジョンソン(10歳):ドロシー・ブラック
内装屋のマーティン:アラン・ヘイル
塗装屋:ヘンリー・アルメッタ
ジャービス:ウィンダム・スタンディング
パーティーのイギリス人:ウィリアム・オースティン(クレジットなし)
パーティーの執事:エドガー・ノートン(クレジットなし)
クレイヴン夫:アルマ・テル(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1934年製作 111分
公開
北米:1934年11月26日
日本:1934年10月


アカデミー賞
第7回アカデミー賞
・ノミネート
作品・助監督・録音賞


ストーリー
未亡人のベアトリス”ビー”プルマン(クローデット・コルベール)は、幼い娘ジェシー(ファニタ・クイグリー)を育てながら、シロップを売る仕事をして忙しい日々を送っていた。
ある朝ビーは、家政婦の職を求めて訪ねて来た黒人女性デライラ・ジョンソン(ルイーズ・ビーヴァーズ)に、住所が間違っていることを伝える。
部屋と食事だけで働かせてほしいと言うデライラは、ビーを説得して家に住むことを許可してもらい、白人の血を引く娘のペオラと共に暮らし始める。
デライラが作る秘伝のパンケーキが気に入ったビーは、仕事を辞め店を開く決心をして、ジェシー、デライラとペオラと共にその場に引っ越す。
その後、デライラが窓際でパンケーキを焼くビーの店は繁盛する。
ジェシーと共に学校に通うようになったペオラ(ドロシー・ブラック)は、見た目が白人としか思えないために黒人であることで悩み、デライラを拒絶し始める。
順調なビジネスが続き生活に余裕も出たビーは、ある日、失業者のエルマー・スミス(ネッド・スパークス)と話をして、食事と引き換えに、パンケーキの粉を箱に詰めて売るアイデアを聞き、彼をマネージャーにする。
ビーのビジネスは一気に飛躍し、街の名士となった彼女は、貢献してくれたデライラにも十分な取り分を与える。
そんなビーは、魚類学者のスティーヴン”スティーヴ”アーチャー(ウォーレン・ウィリアム)と知り合い恋に落ちる。
デライラは黒人社会の中心的存在となり、慈善団体や教会を支援するようになる。
そんな時ピオラは、自分が黒人であることをどうしても受け入れられずに悩みながら、デライラの勧めで南部の名門黒人大学に進学するのだが・・・。


解説 評価 感想

夫に先立たれた女性が、幼い娘や家政婦母娘と共に苦悩しながら幸せを掴もうとする姿を描くドラマ。

1959年公開のダグラス・サーク監督、主演ラナ・ターナーによる「悲しみは空の彼方に」は本作のリメイク。

平凡な女性が成功して幸せを掴む一方で、苦楽を共にした家政婦母子が人種間問題で苦しむ姿が描かれている。
富豪となり邸宅を構えた主人公は、豪華に装飾された2階の自分の部屋に向かい、家政婦は地下室で暮らす描写などから、社会的地位の不公平さを協調的に描写している。
(主人公は当然、家政婦に人種的な偏見はない)
また、当時の社会的な影響を考えて、その問題について過度に刺激的にならないような演出にも注目したい。

第7回アカデミー賞では、作品、助監督、録音賞にノミネートされた。

2005年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

主演のクローデット・コルベールは、夫に先立たれた幸薄い女性から成功者になり、共に人生を歩んだ家政婦母娘を温かく見守る主人公を好演している。
彼女は、同年2月に公開された「或る夜の出来事」(1934)でアカデミー主演女優賞を獲得することになる。

プレイボーイ風に登場して主人公と惹かれ合い、思慮深い一面も見せる魚類学者のウォーレン・ウィリアム、主人公のパンケーキ店を巨大なビジネスにする風変わりな協力者ネッド・スパークス、主人公の家政婦としてビジネスも手伝い人生を共にするルイーズ・ビーヴァーズ、主人公の娘ロシェル・ハドソン(18歳)、ファニタ・クイグリー(3歳)、マリリン・ノールデン(8歳)、人種問題で苦しむデアライラ(ルイーズ・ビーヴァーズ)の娘フレディ・ワシントン(19歳)、ドロシー・ブラック(10歳)、主人公の店の内装屋アラン・ヘイル、塗装屋ヘンリー・アルメッタ、主人公の執事ウィンダム・スタンディング、パーティーのイギリスウィリアム・オースティン、パーティーの執事、エドガー・ノートン、パーティーの出席者アルマ・テルなどが共演している。


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