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ビヨンド the シー Beyond the Sea (2004)

1950年代半ばから1960年代にかけて圧倒的な人気を誇ったエンターティナー、ボビー・ダーリンの半生を描くドラマ。
ボビー・ダーリンと彼の曲を敬愛するケヴィン・スペイシーが、製作、監督、主演、脚本を兼ね、数年がかりで取り組んだ意欲作。

ケイト・ボスワースジョン・グッドマンボブ・ホスキンスグレタ・スカッキ共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ヒューマン)

ケヴィン・スペイシー / Kevin Spacey / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ケヴィン・スペイシー
製作
ケヴィン・スペイシー
アーサー・フリードマン

アンディ・パターソン
ジャン・ファントル
脚本
ケヴィン・スペイシー
ルイス・コリック

撮影:エドゥアルド・セラ
編集:トレヴァー・ウェイト

出演
ケヴィン・スペイシーボビー・ダーリン
ケイト・ボスワースサンドラ・ディー
ジョン・グッドマン:スティーヴ・ブラウナー
ボブ・ホスキンス:チャーリー・カソート・マフィア
グレタ・スカッキ:メアリー
キャロラィン・アーロン:ニーナ・カソート・マフィア
ブレンダ・ブレッシン:ポリー・カソート

アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2004年製作 118分
公開
北米:2004年12月17日
日本:2005年2月26日
製作費 $24,000,000
北米興行収入 $6,318,710
世界 $8,010,810


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
少年ウォールデン・ロバート”ボビー”カソートは、リューマチ熱が原因で心臓にダメージを受け、15歳まで生きられるかわからないと宣告される。
そんな少年ボビーは、舞台女優の母ポリー(ブレンダ・ブレッシン)の影響で、病気も忘れて音楽に没頭するようになる。
成長したボビーケヴィン・スペイシー)は、音楽で独り立ちするために、”ボビー・ダーリン”という芸名で、義兄チャーリー(ボブ・ホスキンス)やマネージャーのスティーヴ(ジョン・グッドマン)らと歌手として売り出すが人気は出なかった。
その後も低迷期は続くが、20分で書いた曲が大ヒットし、ボビーはたちまちティーンのアイドルになる。
やがてボビーは、ヒット曲を連発し、グラミー賞を受賞、ハリウッドにも進出する。
ボビーは、共演した若手女優サンドラ・ディーケイト・ボスワース)に一目惚れして、彼女の心を射止め結婚することになる。
しかし、順風満帆の若きスター、ボビーは多忙を極め、普通の生活を望むサンドラは、やがて不満を抱くようになる・・・。


解説 評価 感想 ■

ケヴィン・スペイシーが、特訓の末にボビー・ダーリンに成り切って歌う、20曲にも及ぶ、吹替えなしの歌唱力とパフォーマンスは圧巻だ。

商業的には全く成功しなかった作品ではあるが、若くしてこの世を去った、偉大なエンターティナーを称えようとする、ケヴィン・スペイシーの意気込みが伝わってくる作品。

ただし、熱演のケヴィン・スペイシーの演技以外は、ドラマチックなボビーの人生の描き方などに深みが足りないのが残念で、特にボビー・ダーリンが天国でもスイングしていると言いたいのだろうが、いいムードで終わろうとするラストに付け加えられ、ボビーと少年ボビーが歌い踊るシーンはしらけてしまう。

メイクはしているものの、ボビーのボーイッシュな雰囲気とはやや違うケヴィン・スペイシーは、ボビー独特の仕草や自前の声を、あれほどまでに見事に披露するとは、はさすがに実力派だと言える。

10代のサンドラ・ディーの初々しさを20歳のケイト・ボスワースが好演するのだが、ケヴィン・スペイシーがあまり若作りには見えず、実際、親子ほど年齢が違う二人は、若い夫婦という感じがしない。
ボビーを支えるマネージャー兼友人のジョン・グッドマン、最も頼りになる義兄のボブ・ホスキンス、そして、その妻で実はボビーの母であることを告白し、最後には彼から感謝されるキャロラィン・アーロン、祖母だったブレンダ・ブレッシンなど、ベテランの個性派俳優が脇を固めている。


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