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8月の家族たち August: Osage County (2013)

2007年に初演されたトレイシー・レッツの戯曲で、ピューリッツァー賞を受賞した”August: Osage County”を基に製作された作品。
闘病中の女性と夫の失踪をきっかけに戻って来た娘や家族との愛憎を描く、製作ジョージ・クルーニー、監督ジョン・ウェルズ、主演メリル・ストリープジュリア・ロバーツユアン・マクレガークリス・クーパーアビゲイル・ブレスリンベネディクト・カンバーバッチジュリエット・ルイスジュリアンヌ・ニコルソン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

ジョージ・クルーニー / George Clooney 作品一覧
ベネディクト・カンバーバッチ / Benedict Cumberbatch 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:ジョン・ウェルズ

製作
ジョージ・クルーニー
グラント・ヘスロヴ
ジーン・ドゥーマニアン
スティーヴ・トラクスラー
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
原作:トレイシー・レッツAugust: Osage County
脚本:トレイシー・レッツ
撮影:アドリアノ・ゴールドマン
編集:スティーヴン・ミリオン
音楽:グスターボ・サンタオラヤ

出演
ヴァイオレット・ウェストン:メリル・ストリープ
バーバラ・ウェストン・フォーダム:ジュリア・ロバーツ
ビル・フォーダム:ユアン・マクレガー
チャールズ・エイケン:クリス・クーパー
ジーン・フォーダム:アビゲイル・ブレスリン
チャールズ“リトル・チャールズ”エイケンJr.:ベネディクト・カンバーバッチ
カレン・ウェストン:ジュリエット・ルイス
マティ・フェイ・エイケン:マーゴ・マーティンデイル
スティーヴ・ハイデブレクト:ダーモット・マローニー
アイヴィー・ウェストン:ジュリアンヌ・ニコルソン
ベヴァリー・ウェストン:サム・シェパード
ジョナ・モンヴァータ:ミスティ・アッパム
デオン・ギルボー保安官:ウィル・コフィ
バーク医師:ニューウェル・アレクサンダー

アメリカ 映画
配給 ワインスタイン・カンパニー
2013年製作 120分
公開
北米:2013年12月27日
日本:2014年4月18日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $37,738,500
世界 $73,745,740


アカデミー賞
第86回アカデミー賞

・ノミネート
主演女優賞(メリル・ストリープ
助演女優賞(ジュリア・ロバーツ


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
8月、オクラホマパウハスカ
初期の口腔癌で闘病中の妻ヴァイオレット・ウェストン(メリル・ストリープ)が、薬のせいで情緒不安定であるため、夫で詩人のべヴァリー(サム・シェパード)は、家政婦ジョナ・モンヴァータ(ミスティ・アッパム)を雇うことにする。

べヴァリーは、ヴァイオレットのことをジョナに任せて失踪する。

コロラド
バーバラ・ウェストン・フォーダム(ジュリア・ロバーツ)は、娘ジーン(アビゲイル・ブレスリン)に起こされる。

妹のアイヴィー(ジュリアンヌ・ニコルソン)からの電話を受けたバーバラは、父べヴァリーが失踪したことを知らされる。

地元に住み未だに独身のアイヴィーは、ヴァイオレットの様子を見に実家に向い、叔母マティ・フェイ・エイケン(マーゴ・マーティンデイル)が来たことを母に伝える。

夫チャールズ(クリス・クーパー)と共に家に入ったマティ・フェイは、真夏だというのにカーテンまで閉め切っている部屋の窓を開ける。

バーバラは、別居中の夫ビル(ユアン・マクレガー)とジーンと共に実家に向かい、マティ・フェイとチャールズに迎えられる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
8月、オクラホマパウハスカ
初期の口腔癌で闘病中の妻ヴァイオレット・ウェストンの夫で詩人のべヴァリーは、家政婦を雇い失踪してしまう。
次女アイヴィー、その叔母マティ・フェイと夫チャールズ、長女バーバラと夫ビル、その娘ジーンが、ヴァイオレットの元に向かう。
薬漬けで情緒不安定なヴァイオレットは、家族を歓迎するものの、その後、べヴァリーは川で溺死体で発見される。
三女のカレンと婚約者のスティーヴも到着して葬儀が行われ、家に戻り家族だけの食事が始り、遅れて来たマティ・フェイの息子リトル・チャールズも加わる。
べヴァリーの死を悼み思い出を語る場所のはずだったが、薬を飲んだヴァイオレットは、いつものような嫌みを言い始め、不穏な空気が流れる・・・。
__________

ピューリッツァー賞を獲得し絶賛された、トレイシー・レッツの舞台劇の映画化ということで話題になった。

ハリウッドを代表する実力派スター豪華競演や、「カンパニー・メン」(2010)で監督デビューした、ジョン・ウェルズの深い人間描写も注目の作品。

原作となる戯曲の”August: Osage County”はブラック・コメディなのだが、本作は、家族の愛憎を描くドラマである。

冒頭は闘病による薬のせいに思える主人公の言動は、どうやら元々の性格であることが分かり、それが理由とも言える、疎遠気味の娘達との関係が淡々と描かれる。
結局は何も解決に至らず家族は別々となり、長女の諦めとも思える涙ぐむ笑顔は、彼女にとっての幸せを掴む一歩となるのか・・・というシーンで終わる結末は深く考えさせられる。

その卓越した演技力は認めるのだが、うま過ぎるメリル・ストリープの、自分に酔いしれているような演技は、個人的にどうも好きになれない。
その彼女は、第86回アカデミー賞で本作でも主演女優賞にノミネートされた。
*助演女優賞(ジュリア・ロバーツ

主人公の母親の生き写しのような、気丈で自説を曲げない長女を好演するジュリア・ロバーツ、その夫ユアン・マクレガー、その娘アビゲイル・ブレスリン、主人公の義弟クリス・クーパーその妻のマーゴ・マーティンデイル、その息子ベネディクト・カンバーバッチ、彼と愛し合うものの姉弟と分かる次女のジュリアンヌ・ニコルソン、三女のジュリエット・ルイス、その婚約者ダーモット・マローニー、失踪する主人公の夫サム・シェパード、彼が雇う家政婦ミスティ・アッパム、保安官のウィル・コフィ、医師のニューウェル・アレクサンダーなどが共演している。


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