ベトナム戦争下、アメリカ軍が撤退していないはずのラオスで 地元軍部とCIAが企む兵士調達のための裏稼業の現実に気づいたパイロットと仲間の活躍を描く、監督ロジャー・スポティスウッド、主演メル・ギブソン、ロバート・ダウニーJr.他共演のアクション・コメディ。 |
・コメディ
・ロバート・ダウニーJr. / Robert Downey Jr. 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロジャー・スポティスウッド
製作:ダニエル・メルニック
製作総指揮
マリオ・カサール
アンドリュー・G・ヴァイナ
原作:クリストファー・ロビンス
脚本
リチャード・ラッシュ
ジョン・エスコウ
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集
ジョン・ブルーム
ルイス・フリ-マン=フォックス
音楽:チャールズ・グロス
出演
メル・ギブソン:ジーン・ライアック
ロバート・ダウニーJr.:ビリー・コヴィントン
ナンシー・トラヴィス:コリンヌ・ランドロー
レイン・スミス:ダヴェンポート上院議員
ケン・ジェンキンス:ドナルド・レモン少佐
デヴィッド・マーシャル・グラント:ロバート・ディール
バート・クウォーク:ルー・スーン将軍
アート・ラフルー:ジャック・ニーリー
ティム・トマーソン:バボ
アメリカ 映画
配給
トライスター・ピクチャーズ
Carolco Pictures
1990年製作 112分
公開
北米:1990年8月10日
日本:1991年2月
北米興行収入 $31,053,600
世界 $33,461,270
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1969年。
ベトナム戦争下のラオスには、 既に撤退したアメリカ軍はいないはずだった。
しかし、秘密裏に物資を運ぶ航空会社”エア・アメリカ”が存在し、家畜から兵器まであらゆる物を輸送していた。
ロサンゼルス。
ヘリコプター・パイロットの交通監視員ビリー・コヴィントン(ロバート・ダウニーJr.)は、過激な行動で免許を剥奪され、ラオスの”エア・アメリカ”社に誘われる。
戦闘はなく安全だということを聞いたビリーは、それを承諾して現地に向かう。
身勝手そうなパイロット集団の仲間入りをしたビリーは、ジーン・ライアック(メル・ギブソン)とコンビを組み、テスト飛行に飛び立つ。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1969年。
ベトナム戦争下のラオスで、撤退したはずのアメリカ軍が、物資を運ぶための航空会社”エア・アメリカ”を密かに運営して、あらゆる物を輸送していた。
免許を剥奪されたヘリコプター・パイロットのビリー・コヴィントンは、”エア・アメリカ”社に誘われる。
身勝手そうなパイロット集団の仲間入りをしたビリーは、ジーン・ライアックとコンビを組むが、彼が武装していることを知り驚いてしまう。
さらにビリーは、”エア・アメリカ”が汚い仕事を請負い荒稼ぎしていることを知る。
そのまた裏で、CIAと手を組むルー・スーン将軍が、ヘロイン密造を資金源に軍部を牛耳り、アメリカ側がそれを仕切っていたのだった・・・。
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1979年に発表された、クリストファー・ロビンスの同盟小説の映画化。
大型輸送機、セスナやヘリが飛び交うアクション・シーンはまずまず楽しめるのだが、コメディに徹しているのかと思いきや、押し付けがましい社会派ドラマのようなところもあり、焦点がぼけていて、やや滑稽にも思える。
1970年代の初頭、サム・ペキンパー作品の「わらの犬」(1971)や「ゲッタウェイ」(1972)の編集を担当していた、監督ロジャー・スポティスウッドの、ペキンパー譲り?の迫力ある航空アクションは見応えがある。
「リーサル・ウェポン」シリーズでブレイクし、トップスターの仲間入りをしたメル・ギブソンの個性も今一生かせず、彼にしてはインパクトのない作品で、彼の主演作にも拘らず、興行収入も低迷した。
*全世界:$33,461,270
一方、若くして着実にキャリアを重ねていたロバート・ダウニーJr.の方が、新鮮味のある役柄を好演している。
ケシ畑のキャンプで、救援活動をする女性ナンシー・トラヴィス、結局は何も得られず帰国したのには疑問が残る上院議員レイン・スミス、最後には開き直り、彼に言い寄る現地の少佐ケン・ジェンキンス、その部下デヴィッド・マーシャル・グラント、したたかな将軍バート・クウォーク、パイロット仲間のアート・ラフルー、ティム・トマーソンなどが共演している。