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愛欲と戦場 Battle Cry (1955)

海兵隊通信兵たちの過酷な訓練と愛を描く、製作、監督ラオール・ウォルシュ、主演ヴァン・ヘフリンアルド・レイジェームズ・ホイットモアナンシー・オルソンタブ・ハンターモナ・フリーマンドロシー・マローンレイモンド・マッセイアン・フランシス他共演の戦争ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト
監督:ラオール・ウォルシュ
製作
ラオール・ウォルシュ(クレジットなし)
ジャック・L・ワーナー(クレジットなし)
原作:レオン・M・ユリスBattle Cry
脚本:レオン・M・ユリス
撮影:シドニー・ヒコックス
編集:ウィリアム・ジーグラー
音楽:マックス・スタイナー

出演
サム“ハイ・ポケッツ”ハクスリー少佐/中佐:ヴァン・ヘフリン(第6海兵連隊第2大隊指揮官)
アンディ・フッケンズ一等兵:アルド・レイ(通信兵)
パット・ロジャース:ナンシー・オルソン(アンディと惹かれ合う戦争未亡人)
マック上級技術軍曹/ナレーター:ジェームズ・ホイットモア(部隊長)
ダニー・フォレスター上等兵/伍長:タブ・ハンター(通信兵)
キャシー・フォレスター:モナ・フリーマン(ダニーの妻)
エレイン・ヤーブロー:ドロシー・マローン(ダニーと惹かれ合うようになるUSO/慰問協会のスタッフ)
スナイプス少将:レイモンド・マッセイ(海兵隊司令官)
レイ:アン・フランシス(マリオンと惹かれ合うようになる女性)
”スキー”ロンスキー一等兵:ウィリアム・キャンベル(通信兵)
マリオン“シスター・メアリー”ホッチキス二等兵/伍長:ジョン・ラプトン(通信兵)
L・Q・ジョーンズ二等兵:ジャスタス・E・マックイーン/L・Q・ジョーンズ(通信兵)
ジョー“スパニッシュ・ジョー”ゴメス二等兵:ペリー・ロペス(通信兵)
”スピーディ”二等兵:フェス・パーカー(通信兵)
フォレスター:ウィリス・ボーシェイ(ダニーの父親)
ライトタワー二等兵:ジョナス・アップルガース(ナバホ族の通信兵)
クレイジー・ホース二等兵:フェリックス・ノリエゴ(ナバホ族の通信兵)
ジム・ウェルマン少佐:カールトン・ヤング(大隊副官)
パット:リス・ウィリアムズ(ロジャースの父親)
ルビー:アリン・アン・マクレリー(ダイナーのウェイトレス)
ジム・ベラー軍曹:グレゴリー・ウォルコット(教官)

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1955年製作 149分
公開
北米:1955年2月2日
日本:1955年6月14日


アカデミー賞
第28回アカデミー賞
・ノミネート
音楽賞(ドラマ・コメディ)


ストーリー
1942年1月、メリーランド州のボルチモア
ダニー・フォレスター(タブ・ハンター)は海兵隊に志願し、父(ウィリス・ボーシェイ)や母そして恋人キャシー(モナ・フリーマン)に別れを告げて旅立つ。
フィラデルフィア
”スラム育ちのスキー”ロンスキー(ウィリアム・キャンベル)は、この街に居ても職がないことを恋人スーに伝えてサンディエゴに向かう。
他に同じ列車でサンディエゴに向かうのは、テキサス出身のギターを持つ男”スピーディ”(フェス・パーカー)、女好きの木こりアンディ・フッケンズ(アルド・レイ)、読書家のマリオン“シスター・メアリー”ホッチキス(ジョン・ラプトン)、ナバホ族のライトタワー(ジョナス・アップルガース)、トラブルメーカーのジョー“スパニッシュ・ジョー”ゴメス(ペリー・ロペス)、アーカンソー出身のL・Q・ジョーンズ(ジャスタス・E・マックイーン)らだった。
サンディエゴ海兵隊訓練キャンプ。
到着したダニーらは準備を整え、教官のジム・ベラー軍曹(グレゴリー・ウォルコット)の下で厳しい訓練を開始する。
憎きベラーに鍛えられ、信頼関係も生まれた兵士たちは、基礎訓練を終えて通信学校に入学し、第6海兵連隊第2大隊エリオット基地に配属される。
兵士たちは、指揮官のサム“ハイ・ポケッツ”ハクスリー少佐(ヴァン・ヘフリン)、副指揮官のジム・ウェルマン少佐(カールトン・ヤング)、部隊長のマック上級技術軍曹(ジェームズ・ホイットモア)らに迎えられる。
ハクスリーは、一見、海兵隊員に見える新兵が、戦闘に直面し耐えられるよう、徹底的に鍛えることをマックら部下に指示する。
再び厳しい訓練と教育を受けた兵士らは、通信兵として暗号を自由に操れるようになり、外出許可が出る週末はサンディエゴで過ごすのだが・・・。


解説 評価 感想
“Directed with grand scale and masculine emotion by Raoul Walsh, Battle Cry weaves the rigorous training, romantic entanglements, and brutal combat of U.S. Marines into an epic World War II tapestry.”
(ラウール・ウォルシュ監督によって壮大なスケールと男気あふれる情感をもって演出された『愛欲と戦場』は、米海兵隊員たちの厳しい訓練、複雑な恋愛模様、そして苛烈な戦闘を織り交ぜ、第二次世界大戦の雄大なタペストリーとして描き出している。)

1953年に発表された、レオン・M・ユリスの小説”Battle Cry”を基に製作された作品。

彼奴は顔役だ!」(1939)、「壮烈第七騎兵隊」(1941)、「白熱」(1949)などのラオール・ウォルシュが製作を兼ねて監督し、主演はヴァン・ヘフリンアルド・レイジェームズ・ホイットモアナンシー・オルソンタブ・ハンターモナ・フリーマンドロシー・マローンレイモンド・マッセイアン・フランシス他共演の戦争ドラマ。

実写や、アメリカ海兵隊全面協力による、多くのエキストラを使った圧倒的な物量を映し出す、シネマスコープを活かした映像は迫力十分。

太平洋戦争を舞台にした作品ではあるが、激しい戦闘シーンはクライマックスの一部だけで、国家や家族のために海兵隊に志願し通信兵となった若者たちと指揮官らの生き様と、兵士たちの様々な愛が描かれたドラマを、ラオール・ウォルシュらしいスケール感のある演出で描く大作として見応えある作品。

オープニングそしてエンディングを締めくくるお馴染みの”海兵隊讃歌/Marines’ Hymn”と共に、勇ましい楽曲が印象的なマックス・スタイナーは、第28回アカデミー賞で、音楽賞(ドラマ・コメディ)にノミネートされた。

兵士たちの様々な行動が主の物語であるため、出演は控えめである主演のヴァン・ヘフリンだが、終盤にかけて、大隊の誇りをかけて戦地に向かう大隊指揮官を好演している。

同じく、終盤で愛や戦闘でダメージを受ける通信兵を熱演するアルド・レイ、彼と惹かれ合う戦争未亡人のナンシー・オルソン、兵士を鍛えて指揮する部隊長のジェームズ・ホイットモア(ナレーター兼)、若さゆえに様々な体験をする通信兵タブ・ハンター、彼と惹かれ合うようになるUSO/慰問協会のスタッフ、ドロシー・マローン、ダニー(タブ・ハンター)の恋人で妻となるモナ・フリーマン海兵隊司令官のレイモンド・マッセイ、兵士と惹かれ合うようになる女性アン・フランシスなどが共演している。


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