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土曜は貴方に Three Little Words (1950)

作詞家バート・カルマーと作曲家ハリー・ルビーの出会いとその後の活躍を描く、監督リチャード・ソープ、主演フレッド・アステアレッド・スケルトンヴェラ=エレンアーレン・ダールキーナン・ウィン他共演のミュージカル。

アカデミー賞 ■ ストーリー 解説


ミュージカル


スタッフ キャスト
監督:リチャード・ソープ

製作:ジャック・カミングス
脚本:ジョージ・ウェルズ
撮影:ハリー・ジャクソン
編集:ベン・ルイス
音楽:アンドレ・プレヴィン

出演
バート・カルマーフレッド・アステア
ハリー・ルビーレッド・スケルトン
ジェシー・ブラウン:ヴェラ=エレン
ジェシー・ブラウン(歌声):アニタ・エリス(クレジットなし)
アイリーン・パーシーアーレン・ダール
チャーリー・コープ:キーナン・ウィン
テリー・ローデル:ゲイル・ロビンス
カーター・デヘイヴン:グロリア・デ・ヘイヴン
本人:フィル・リーガン
クラナハン:ハリー・シャノン
ヘレン・ケインデビー・レイノルズ
ヘレン・ケイン(歌声)(クレジットなし)
アル・マスターズ:ポール・ハーヴェイ
ダン・ヒーリー:カールトン・カーペンター
アル・シャクト:ジョージ・メトコビッチ
本人:ハリー・メンドーザ

アメリカ 映画
配給 MGM
1950年製作 102分
公開
北米:1950年7月12日
日本:1954年6月5日
製作費 $1,470,000
北米興行収入 $3,019,000
世界 $4,526,000


アカデミー賞
第23回アカデミー賞

・ノミネート
ミュージカル音楽賞


ストーリー
人気ダンサーで作詞家でもあるバート・カルマーフレッド・アステア)は、恋人のジェシーと組んでいたが、興味があるマジシャンとしても舞台に立つ。
その場で助手を務めたピアノ奏者ハリー・ルビーレッド・スケルトン)がトラブルを起こし、バートは恥をかいて劇場から追い出される。
音楽出版社で再会した2人は、その場で曲をつくるものの、バートハリーのことを思い出して憤慨する。
ところが、ハリーが勝手に発表した曲は国内No.1のヒットとなり、コンビを組むことになった2人は、数々の名曲を世に送り出すのが・・・。


解説 評価 感想

作詞家バート・カルマーと作曲家ハリー・ルビーの出会いとその後の活躍を描くミュージカル。

サイレント時代から活躍してMGMの黄金期を支えたリチャード・ソープが監督し、フレッド・アステアレッド・スケルトンヴェラ=エレン他豪華スターが競演した作品。

ブロードウェイの作曲家を描いたMGMの伝記映画の第2作。
・「雲流るるはてに」(1946)/ジェローム・カーン
・「ワーズ&ミュージック」(1946)/リチャード・ロジャースロレンツ・ハート
・「土曜は貴方に」(1950)/バート・カルマーハリー・ルビー
・「我が心に君深く」(1954)/シグマンド・ロンバーグ

実話を基にした内容ではあるが、主人公2人の曲を内容に合わせて紹介する演出のために脚色も多い。
しかし、違和感なくうまくまとまったストリーであり、各楽曲の誕生秘話なども描かれている内容は大いに楽しめる。

第23回アカデミー賞では、ミュージカル音楽賞にノミネートされた。

テクニカラーの鮮やかな映像に映える数々のミュージカル・パフォーマンスに加え、ユーモアのセンスも抜群であるリチャード・ソープの軽快な演出も冴え渡る。

主人公のバート・カルマーを好演するフレッド・アステアは、ショーでコンビを組み妻となるヴェラ=エレンと共に見事なダンスを披露してくれる。
そんなフレッド・アステアが、マジックにこだわり失敗するシーンは実に可笑しい。
彼は本作でゴールデングローブ賞の男優賞(コメディ/ミュージカル)を受賞した。

野球好きのハリー・ルビーを愉快に演ずるレッド・スケルトンの熱演も見もので、結婚することになるハリウッド・スターのアイリーン・パーシーを演ずるアーレン・ダールの美しさも際立つ。

ヴェラ=エレンの歌の吹き替えを担当するアニタ・エリス、主人公のマネージャー役キーナン・ウィンハリー・ルビーが付き合う歌手ゲイル・ロビンス、主人公らの曲を歌う歌手グロリア・デ・ヘイヴン、ラジオ番組に主人公らを招く本人役のフィル・リーガン、主人公らを雇う劇場の支配人ハリー・シャノン、主人公らがショーに出演させるヘレン・ケイン役のデビー・レイノルズ(その吹替は本人が担当する)、彼女の共演者カールトン・カーペンター、音楽出版社の社長ポール・ハーヴェイハリー・ルビーの友人であるメジャーリーガージョージ・メトコビッチなどが共演している。


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