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マイ・ボディガード Man on Fire (2004)

1980年に発表された、A・J・クィネルのスリラー小説”Man on Fire”を基に製作された「燃える男」(1987)に続く2度目の映画化。
生きる希望を与えてくれた少女を誘拐されたボディガードの復讐を描く、製作、監督トニー・スコット、主演デンゼル・ワシントンダコタ・ファニングクリストファー・ウォーケンラダ・ミッチェルマーク・アンソニージャンカルロ・ジャンニーニレイチェル・ティコティンミッキー・ローク他共演のサスペンス・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

デンゼル・ワシントン / Denzel Washington 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:トニー・スコット

製作
アーノン・ミルチャン
トニー・スコット
ルーカス・フォスター
製作総指揮:ランス・フール
原作:A・J・クィネルMan on Fire
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
撮影:ポール・キャメロン
編集:クリスチャン・ワグナー
音楽
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
リサ・ジェラルド

出演
ジョン・W・クリーシー:デンゼル・ワシントン
ピタ・ラモス:ダコタ・ファニング
ポール・レイバーン:クリストファー・ウォーケン
リサ・ラモス:ラダ・ミッチェル
サムエル・ラモス:マーク・アンソニー
ミゲル・マンサーノ:ジャンカルロ・ジャンニーニ
マリアナ・ガルシア・ゲレロ:レイチェル・ティコティン
ジョーダン・カルフス:ミッキー・ローク
ヴィクター・フエンテス:ヘスス・オチョア
ダニエル・サンチェス/ザ・ボイス:ロベルト・ソサ
アウレリオ・サンチェス:ゲロ・カミロ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2004年製作 146分
公開
北米:2004年4月23日
日本:2004年12月18日
製作費 $70,000,000
北米興行収入 $77,911,770
世界 $130,293,710


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
中南米では60分に1件、誘拐が起きて、犠牲者の70%は生還できなかった。

誘拐保険に入っている富豪が狙われ、大金を払った家族は、運がよければ人質を取り戻すことができた。

2003年、テキサス州、エルパソ
元”アメリカ海兵隊武装偵察部隊”隊員で、今は仕事もなく酒に溺れているジョン・W・クリーシー(デンゼル・ワシントン)は、旧友のポール・レイバーン(クリストファー・ウォーケン)を訪ねる。

メキシコメキシコシティ
部品工場を経営する富豪のサムエル・ラモス(マーク・アンソニー)は、誘拐保険を更新するにはボディーガードを雇う必要があることを、弁護士のジョーダン・カルフス(ミッキー・ローク)から知らされる。

...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
メキシコメキシコシティ
誘拐事件が頻発する中、実業家である富豪のサムエルは、誘拐保険を更新するために新しいボディガードを雇う。
元”アメリカ海兵隊武装偵察部隊”隊員で、今は仕事もなく酒に溺れているジョン・W・クリーシーは、旧友のレイバーンの紹介でサムエルに雇われ、家族の護衛をすることになる。
サムエルの妻リサから娘ピタを紹介されたクリーシーは、彼女を学校に送ることになる。
仕事に徹するクリーシーは、自分を友達と思うピタの希望に応えることができず、彼女の心を傷つけてしまう。
苦しむクリーシーは死ぬこともできず、ピタとの絆を深める努力をして、彼女から生きる希望を与えられる。
そんな時、ピタが誘拐犯に連れ去られてしまい、銃弾を受けたクリーシーは重傷を負う。
取引の失敗でピタが殺されたことを知ったクリーシーは、レイバーンらの協力を得て復讐を誓うのだが・・・。
__________

A・J・クィネルの小説”Man on Fire”を基に製作された、スコット・グレン主演による「燃える男」(1987)に続く2度目の映画化。

この後、名コンビとなるトニー・スコットデンゼル・ワシントンが、「クリムゾン・タイド」(1995)に次いで組んだ作品。

輝かしい軍歴を持ちながら世捨て人のようになり酒に溺れる男が、護衛をすることになった少女との出会いで、生きる希望を与えられていく前半から、忌まわしい誘拐事件に対する、犯人への容赦ない復讐が描かれるサスペンス・アクションとして十分に楽しめる作品。

政府の幹部や汚職警官の組織が犯罪に絡みビジネス化しているという、メキシコ社会の恐ろしい実態が切実に描かれている。

トニー・スコットらしい、キレのいいスタイリッシュな演出と独特の映像感覚、苦しみ抜きながら新たな道筋を見つける主人公を演ずるデンゼル・ワシントンの深い演技が見所の作品。

北米興行収入は約7800万ドル、全世界では約1億3000万ドルのヒットとなった。

犠牲的な行動により命を落とす主人公の姿は、トニー・スコットの兄リドリー・スコットが監督した「グラディエーター」(2000)の主人公を彷彿させ、同作の音楽を担当したリサ・ジェラルドの歌声を聴くと、尚更そう思ってしまったのは私だけだろうか・・・。

主人公と固い絆で結ばれる富豪令嬢を好演するダコタ・ファニング、主人公に協力する旧友であり人間味がある役柄を演ずるクリストファー・ウォーケン、富豪夫人のラダ・ミッチェル、その夫で借金苦のために誘拐に加担していたマーク・アンソニーAFI/連邦警察長官のジャンカルロ・ジャンニーニ、彼と共に主人公に協力する新聞社”レファルマ”の記者レイチェル・ティコティン、誘拐に加担す富豪の弁護士ミッキー・ローク、汚職警官のヘスス・オチョア、誘拐犯のリーダー、ロベルト・ソサ、その弟ゲロ・カミロなどが共演している。


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