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タイタンの戦い Clash of the Titans (2010)

ギリシャ神話”を基に映画化された、1981年の特撮映画「タイタンの戦い」のリメイク作品。
オリンポス十二神”の王ゼウスと人間の間に生まれた半神ペルセウスが神に反乱を起したアルゴスの生贄とされる王女アンドロメダを救い復讐のために立ち上がる姿を描く、監督ルイ・レテリエ、主演サム・ワーシントンリーアム・ニーソンジェマ・アータートンレイフ・ファインズ他共演のスペクタクル・ファンタジー・アドベンチャー大作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

レイフ・ファインズ / Ralph Fiennes / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ルイ・レテリエ

製作総指揮
リチャード・D・ザナック

トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
ウィリアム・フェイ
製作
ベイジル・イワンイク
ケヴィン・デラノイ
脚本
トラヴィス・ビーチャム

フィル・ヘイ
マット・マンフレディ
撮影:ピーター・メンジースJr.

編集
ヴァンサン・タベロン
デイヴィッド・フリーマン
マーティン・ウォルシュ

音楽
クレイグ・アームストロング

マッシヴ・アタック

出演
ペルセウスサム・ワーシントン

ゼウスリーアム・ニーソン
イオジェマ・アータートン
ハデスレイフ・ファインズ
ドラコ:マッツ・ミケルセン
アンドロメダアレクサ・ダヴァロス
ポセイドンダニー・ヒューストン
アレーステイマー・ハッサン
アポロルーク・エヴァンス
メデューサナタリア・ヴォディアノヴァ

アテナイザベラ・マイコ
カシオペアポリー・ウォーカー
ケーペウスヴィンセント・リーガン
アクリシオスジェイソン・フレミング
アプロディーテーアギネス・ディーン
ヘルメースアレクサンダー・シディグ
ヘスティアージェーン・マーチ
ジンイアン・ホワイト
ソロン:リーアム・カミンガム
エウセビウス:ニコラス・ホルト
スピロス:ピート・ポスルスウェイト
マルマラ:エリザベス・マクガヴァン
イクサス:ハンス・マシソン
ペシェット:カヤ・スコデラリオ

イギリス/アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2010年製作 106分
公開
イギリス:2010年4月2日
北米:2010年4月2日
日本:2010年4月23日
製作費 $125,000,000
北米興行収入 $163,192,110
世界 $493,214,990


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
遠い昔、神々が君臨していた時代。
ゼウスポセイドンハデスらは”タイタンとの戦い”に勝利し、その中でゼウスオリンポスの神々を支配した。

ポセイドンは海の神となり、弟ゼウスに裏切られたハデスは、オリンポスの神と認められず冥界の神となる。
__________

数千年後、スピロス(ピート・ポスルスウェイト)という漁師が海で棺を見つけ、その中にいた、死んだ母親に抱かれた生まれて間もない子供を救い出す。

十数年後。
スピロスと妻マルマラ(エリザベス・マクガヴァン)は、子供を我が子のように育て、やがてその男の子は成長し、ペルセウス(サム・ワーシントン)と呼ばれる。

その後、人間による神々達への反乱が起き、アルゴスの兵士一団が、岸壁のゼウス像を破壊し、漁をしていたスピロス一家が目撃する。

そこにハデス(レイフ・ファインズ)が現れ、ハルピュイアに兵士達を攻撃させ、スピロスの船も破壊される。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

参考:
・「タイタンの戦い」(1981)
・「タイタンの戦い」(2010)
・「タイタンの逆襲」(2012)

*(簡略ストー リー)
全能の神ゼウスの子である半神ペルセウスは、アルゴスの王ケーペウスの怒りを買い、母である王女ダナエーと共に海に捨てられてしまう。
漁師スピロスに救われたペルセウスは逞しく成長するが、弟ゼウスに冥界に送られたハデスに家族を殺される。
神に対して反乱を起こしたアルゴスに連行されたペルセウスは、反乱への対処を任されたハデスに打ちのめされる。
ハデスは愚かな人間達を罵り、アルゴスを怪物”クラーケン”により全滅させようとする。
それを阻止するためには、王女のアンドロメダを生贄にするしかなかった。
そして、ペルセウスは王の依頼で警備隊のドラコらと共に、その解決方法を求め、魔女の山に向かうのだが・・・。
__________

2D用に作られた映像を、製作後にコンピューターで3D処理したため、その完成度はあまり高くない。

今観ると特撮などが古風に感じるものの、見所の多い1981年のオリジナル版に軍配を上げたい。

1億2500万ドルのを製作費かけて、最新技術を駆使した映像はまずまず迫力はあるが、それほど新鮮味は感じられない。

とは言うものの、北米では約1億6300万ドル、全世界では5億ドルに迫る大ヒットとなった。

インクレディブル・ハルク」(2008)で、派手さだけでなく、主人公の苦悩する内面も見事に描いた、フランス人監督ルイ・レテリエの、多彩な個性を活かした”神話”ファンタジーの面白味を感じさせる演出は見ものだ。

話題作出演が続き、一気に人気急上昇となった、主人公ペルセウス演ずるサム・ワーシントンは、体を張った演技で熱演している。
しかし、どうも顔立ちにインパクトが無く180cm弱にしか見えない体格に迫力も感じないところが気になる。

それに対し、長身を生かし堂々たる風格を漂わせるゼウスを演ずるリーアム・ニーソンは、圧倒的な存在感でドラマに重みを加えている。

彼にしては入れ込み過ぎの感じを受ける、あまりらしくない役ハデスレイフ・ファインズイオ役のジェマ・アータートン、警備隊のリーダー、マッツ・ミケルセン、王女であるアンドロメダ役のアレクサ・ダヴァロス、身長216cmの巨漢ジンイアン・ホワイト、戦士のリーアム・カミンガムニコラス・ホルトハンス・マシソンポセイドン役のダニー・ヒューストンアレーステイマー・ハッサンアポロ役のルーク・エヴァンスメデューサ役のナタリア・ヴォディアノヴァカシオペアポリー・ウォーカーケーペウスヴィンセント・リーガンアクリシオス役のジェイソン・フレミング、主人公を救う漁師役のピート・ポスルスウェイト、妻エリザベス・マクガヴァンアテナイザベラ・マイコヘスティアージェーン・マーチアプロディーテー役のアギネス・ディーンヘルメースアレクサンダー・シディグなどが共演している。


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