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美人劇場 Ziegfeld Girl (1941)

ジーグフェルド・フォリーズ”にスカウトされた3人の女性が様々な経験をしながら夢を追う姿を描く、監督ロバート・Z・レナード、主演ジェームズ・ステュアートジュディ・ガーランドヘディ・ラマーラナ・ターナートニー・マーティンジャッキー・クーパーエドワード・エヴェレット・ホートン他共演のミュージカル。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ミュージカル

ジェームズ・スチュアート / James Stewart / Pinterest
ジュディ・ガーランド / Judy Garland / Pinterest
ヘディ・ラマー / Hedy Lamarr / Pinterest


スタッフ キャスト
監督
ロバート・Z・レナード
バスビー・バークレー(ミュージカル・シーン)
製作:パンドロ・S・バーマン
原作:ウィリアム・アンソニー・マクガイア
脚本
マーガリット・ロバーツ
ソニア・レヴィン
撮影
レイ・ジューン
ジョセフ・ルッテンバーグ
編集:ブランチ・シューエル
音楽:ハーバート・ストサート

出演
ギルバート・ヤング:ジェームズ・ステュアート
スーザン・ギャラガー:ジュディ・ガーランド
サンドラ・コルター:ヘディ・ラマー
シーラ・リーガン:ラナ・ターナー
フランク・マートン:トニー・マーティン
ジェリー・リーガン:ジャッキー・クーパー
ジェフリー・コリス:イアン・ハンター
”ポップ”ギャラガー:チャールズ・ウィニンガー
ノーブル・セイジ:エドワード・エヴェレット・ホートン
フランツ・コルター:フィリップ・ドーン
ジョン・スレイトン:ポール・ケリー
パッシー・ディクソン:イヴ・アーデン
ジミー・ウォルターズ:ダン・デイリー
アル:アル・シーン
リーガン夫人:フェイ・ホールデン

アメリカ 映画
配給 MGM
1941年製作 132分
公開
北米:1941年4月25日
日本:1947年7月1日
製作費 $1,500,000
北米興行収入 $1,891,000
世界 $3,101,000


ストーリー
ブロードウェイ
フローレンツ・ジーグフェルドは、”ジーグフェルド・フォリーズ”の最新作のために新人”ジーグフェルド・ガール”を探すよう指示する。
担当者のノーブル・セイジ(エドワード・エヴェレット・ホートン)は、エレベーターガールのシーラ・リーガン(ラナ・ターナー)をスカウトする。
シーラの恋人でトラック運転手のギルバート・ヤング(ジェームズ・ステュアート)は、浮かれる彼女がショーガールになることをよく思わない。
ボードビリアンの父”ポップ”ギャラガー(チャールズ・ウィニンガー)と共に舞台に立つスーザン(ジュディ・ガーランド)もノーブルにスカウトされるものの、父と離れることを寂しく思う。
ヨーロッパ出身のサンドラ・コルター(ヘディ・ラマー)は、バイオリニストの夫フランツ(フィリップ・ドーン)のオーディションに同行する。
スター歌手のフランク・マートン(トニー・マーティン)は、サンドラの美しさに惹かれ、ノーブルに彼女を紹介しジーグフェルド・ガールに推薦する。
オーディションに落ちたフランツは、サンドラがフォリーズに入れたことを知り、ショーガールになろうとする彼女に失望する。
スーザン、サンドラ、シーラは、家族や恋人のことを気にしながら、スターを夢見るのだが・・・。


解説 評価 感想

俳優としても活躍し、1920年代からMGM作品を手掛けたロバート・Z・レナードが、妻メイ・マレーも所属していた”ジーグフェルド・フォリーズ”の舞台裏を描いた作品。
バスビー・バークレーがミュージカルシーンを担当している。

ジーグフェルド・フォリーズ”にスカウトされた3人の女性が、様々な経験をしながら夢を追う姿を描くミュージカル。

本作は「巨星ジーグフェルド」(1936)の続編とも言っていい作品で、同作の映像を再利用しているシーンがあるが、フローレンツ・ジーグフェルド自身はキャラクターとして登場しない。

何と言っても、MGMの黄金期を支えることになる3人、ジュディ・ガーランドヘディ・ラマーラナ・ターナーの豪華競演が注目の作品。
撮影当時ジュディ・ガーランドは18歳、ヘディ・ラマーは26歳、ラナ・ターナーは19歳だった。

3人はそれぞれの個性を活かし、成功や挫折を経験しながら、厳しいショービジネスの世界で生き抜く女性を好演している。

とりわけ、ジュディ・ガーランドのミュージカル・ナンバーに重点を置いた作品であり、後半の”Minnie from Trinidad”のシーンは特に素晴らしい。

また、MGMミュージカルらしい豪華絢爛のセットや衣裳も圧巻だ。

主演のジェームズ・ステュアートは、前年の「フィラデルフィア物語」(1940)でアカデミー主演男優賞を受賞したばかりの時期で、エレベーターガールから突然ショーガールになった恋人(ラナ・ターナー)と別れるものの、終盤で病に倒れた彼女を気遣う、トラック運転手からギャングと関係し刑務所生活も経験する青年を熱演し、確かな演技を見せてくれる。

オーディション会場にいたサンドラ(ヘディ・ラマー)をジーグフェルド・フォリーズに推薦し、彼女との関係を深めるスター歌手のトニー・マーティン、シーラ(ラナ・ターナー)の弟でスーザン(ジュディ・ガーランド)と惹かれ合うようになるジャッキー・クーパー、シーラと付き合う富豪のイアン・ハンター、娘(ジュディ・ガーランド)の成功を見守るボードビリアンのチャールズ・ウィニンガージーグフェルドの補佐でジーグフェルド・ガールをスカウトするエドワード・エヴェレット・ホートン、サンドラ(ヘディ・ラマー)の夫であるバイオリニストのフィリップ・ドーンジーグフェルド・フォリーズの舞台監督ポール・ケリージーグフェルド・フォリーズの一員イヴ・アーデン、シーラに絡むボクサーのダン・デイリー、芸人アル・シーン、シーラの母親フェイ・ホールデンなどが共演している。


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