ビューティフル・デイ You Were Never Really Here (2017)

翌日ジョーは、母と共に父から受けた虐待と軍隊時代の辛い過去を思い出す。

ジョーは、自殺願望や痴ほう症気味の母の行動に悩まされていた。

エンジェルの店に向かったジョーは、手伝いをしていたモイゼスを気にしながら奥の部屋で報酬を受け取る。

自宅の前でモイゼスに見られたことをエンジェルに話したジョーは、問題ないと言われるものの、関係は終わりだと伝えてその場を去る。

ジョンに会ったジョーは、エンジェルと手を切ることを伝える。

それを了解したジョンは、アルバート・ヴォット州上院議員（アレックス・マネット）のことを話す。

ヴォットの妻は2年前に自殺し、そのために10代の娘は家出していた。

ヴォットは知事の選挙応援活動中であり、スキャンダルを避けたいと考えていることを、ジョンはジョーに伝える。

5万ドルの仕事だと言うジョンは、ヴォットに届いた匿名のメールに住所があったことを話し、彼に会うことを指示する。

ヴォットの屋敷に向かったジョーは、メールの住所を知らされる。

娘ニーナ（エカテリーナ・サムソノフ）の名前を口にしながら涙ぐむヴォットは、その住所付近は、未成年の少女たちが体を売っていると話す。

必ず取り戻すと言うジョーはニーナの写真を預かり、ホテルの部屋の番号をヴォットに知らせる。

相手を痛めつけてほしいと言われたジョーは、レンタカーを借りて必要なものを用意しハンマーも購入する。

夜になり、住所の建物を監視していたジョーは、その場から出て来た男スコットを脅し、内部の警備の様子を聞きだす。

スコットを拘束して建物に侵入し、ハンマーを使って何人かを叩きのめしたジョーは、ある部屋でニーナを見つけて連れ出す。

車に戻ったジョーはスコットを放り出し、ニーナと共にその場を去る。

ホテルに向かったジョーはニーナのことを気遣いながら、ヴォットが迎えに来るのを待つ。

ところが、ヴォットが飛び降り自殺をしたというニュースが報道される。

警戒したジョーは、現われた警官が、案内したフロント係を射殺したために驚く。

抵抗できないジョーは一人の警官にニーナを連れ去られるが、もう一人に襲い掛かって殺す。

その場から逃れたジョーは、ジョンに電話をするものの連絡が取れない。

ジョンの家に向かったジョーは、誰もいないために彼の車に乗りオフィスに向かう。

その場でジョンが殺されていることを確認したジョーは、エンジェルに電話をするものの連絡が取れなかった。

エンジェルとモイゼスは銃を向けられて射殺される。

家に向かったジョーは、母が射殺されていることを知り、侵入者に気づき発砲する。

一人を殺したジョーは、銃弾を受けたもう一人の男にニーナの居場所を訊く。

男は、ニーナが、少女を買うウィリアムズ州知事（アレッサンドロ・ニヴォラ）のお気に入りだったとジョーに伝えて息絶える。

母の遺体を車に乗せて湖に向かったジョーは、彼女を沈める。

自分も死ぬつもりだったジョーは思い留まり、ポケットの中の石を捨てて水から上がる。

選挙事務所に向かい、出てきたウィリアムズを尾行して郊外の屋敷に向かったジョーは、何人かの男をハンマーで撲殺する。

喉を裂かれて死んでいるウィリアムズを見つけたジョーは、カミソリをテーブルに置き、血だらけの手で食事をしているニーナに近づき彼女を気遣う。

大丈夫だと言うニーナを連れてその場を離れたジョーは、ダイナーに立ち寄る。

ジョーから、どこに行きたいか訊かれたニーナは分からないと答え、動揺しながら席を外す。

涙したジョーは、拳銃自殺をする・・・。

席に戻ったニーナは眠っているジョーを起こし、今日はいい日になると伝える。

その通りだと思うジョーはドリンクを飲み干し、二人はその場を去る。