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哀愁 Waterloo Bridge (1940)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
5star

1930年にブロードウェイで上演された、ロバート・E・シャーウッドの戯曲”Waterloo Bridge”を基に製作された、1931年公開の”Waterloo Bridge”のリメイク。
第一次大戦下のロンドンウォータールー橋で出会った陸軍将校とバレリーナの悲恋を描く、製作シドニー・フランクリン、監督マーヴィン・ルロイ、主演ヴィヴィアン・リーロバート・テイラー他共演による恋愛ドラマの名作。


ドラマ(ロマンス)

ヴィヴィアン・リー / Vivian Leigh / Pinterest 


スタッフ キャスト ■
監督:マーヴィン・ルロイ
製作:シドニー・フランクリン
原作:ロバート・E・シャーウッドWaterloo Bridge”(戯曲)
脚本
S・N・バーマン

ハンス・ラモー
ジョージ・フローシェル
撮影:ジョセフ・ルッテンバーグ
編集:ジョージ・ベームラー
音楽:ハーバート・ストサート

出演
マイラ・レスター:ヴィヴィアン・リー

ロイ・クローニン:ロバート・テイラー
マーガレット・クローニン:ルシル・ワトソン
キティ:ヴァージニア・フィールド
マダム・オルガ・キローワ:マリア・オースペンスカヤ
クローニン公爵:C・オーブリー・スミス
警官:レオ・G・キャロル
レストランの案内係:ノーマ・ヴァルデン

アメリカ 映画
配給 MGM

1940年製作 108分
公開
北米:1940年5月18日
日本:1949年3月22日
製作費 $1,164,000
北米興行収入 $1,250,000


アカデミー賞 ■
第13回アカデミー賞
・ノミネート
撮影(白黒)・作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1939年9月3日、ロンドン
イギリスナチス・ドイツに対して宣戦布告した。

灯火管制が敷かれる中、イギリス陸軍大佐ロイ・クローニン(ロバート・テイラー)は、フランスに赴任するためウォータールー駅に向かう。

その途中、先の大戦のことを思い出したロイは、ウォータールー橋に向かうよう運転手に指示する。

橋で車を降りたロイは、大切にしていた”ビリケン”のお守りを手にして、それを譲ってくれたある女性のことを想う。
__________

第一次大戦下、ウォータールー橋
その場で空襲警報に気づいたロイは、ある女性の集団に駅の地下に避難するよう指示する。

その中で、所持品を落として遅れたマイラ・レスター(ヴィヴィアン・リー)は、ロイと共に避難する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
第一次大戦下、ロンドンウォータールー橋
イギリス陸軍大尉ロイ・クローニンは、バレリーナのマイラ・レスターと出会い、空襲のため彼女を連れて避難する。
二人は話だけして別れるものの、マイラが忘れられないロイは、彼女の公演を見に行き食事に誘う。
楽しい時間を過ごした二人は惹かれ合うが、ロイが戦地に向かうために、互いは二度と会えないと考えながら別れる。
翌朝、出発が延期になったロイが現れたことに気づいたマイラは彼の元に向かう。
ロイは結婚を決意し、それに同意したマイラは幸せを手にすることができることを実感する。
しかし、ロイの出発は早まり、マイラは処分を覚悟して彼の待つウォータールー駅に向かう・・・。
__________

人生、そして恋に対する考えの純真さ故に悲劇の運命をたどる主人公の心情を映し出す、さざ波のように優しい、流れるような場面展開が印象的な、マーヴィン・ルロイの見事な演出が光る珠玉の名作。

数々の名場面と共に、その後に語り継がれる古典的恋愛ドラマの傑作として映画史上に残る作品と言える。

恋愛の甘いムードの中で漂う”影”のようなものが常に背後に潜む雰囲気、それを表現する、モノクロ画像やスコットランド民謡である”オールド・ラング・サイン”を効果的に使用した演出も素晴らしい。

第13回アカデミー賞では、撮影(白黒)、作曲賞にノミネートされた。

本作の撮影が始まったのは第二次大戦勃発から4か月後で、ドラマの舞台となるウォータールー橋ウォータールー駅で、実際にロケが行われたことに注目したい。

イギリスの制空権を争った”バトル・オブ・ブリテン”はその半年後で、”ザ・ブリッツ/ロンドン大空襲”が始まるのが8か月後であるため、開戦直後の混乱期ながら比較的平穏な日々に映画製作が現地で行われたことになる。
その時代を考えながら観直すと、また違う観点で作品を捉えられるところが映画の面白さでもある。

前年の「風と共に去りぬ」(1939)が半年前に公開されたばかりで、その演技でオスカーを受賞した直後に公開された本作で全世界の注目を集めていたヴィヴィアン・リーは、悲運の女性を見事に演じ切っている。
悲痛な表情が多い中で時折見せる、彼女の輝くような笑顔は非常に印象的だ。

全ての女性を虜にできるような、表情だけで観る者を納得させられる雰囲気を持つ30歳手前のロバート・テイラーも、ヴィヴィアン・リーと同じく”美しさ”を感じさせる素晴らしい役者であり、辛い立場の将校を好演している。

主人公を優しく見守る思慮深い将校の母親ルシル・ワトソン、主人公を支える親友のヴァージニア・フィールド、バレリーナに厳しく接するバレエ団の団長マリア・オースペンスカヤ、ロイ(ロバート・テイラー)の叔父である公爵C・オーブリー・スミス、警官レオ・G・キャロル、レストランのテーブル係ノーマ・ヴァルデンなどが共演している。


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