ジョージ・W・ブッシュ政権下で副大統領を務めたディック・チェイニーの政治人生を描く、製作、監督、脚本アダム・マッケイ、主演クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、スティーヴ・カレル、サム・ロックウェル、タイラー・ペリー、アリソン・ピル、リリー・レーブ、ジェシー・プレモンス、エディ・マーサン他共演のブラック・コメディ。 |
・エイミー・アダムス / Amy Adams / Pinterest
・スティーヴ・カレル / Steve Carell / Pinterest
・ブラッド・ピット / Brad Pitt 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:アダム・マッケイ
製作
ブラッド・ピット
デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
ミーガン・エリソン
ケヴィン・J・メシック
ウィル・フェレル
アダム・マッケイ
製作総指揮
チェルシー・バーナード
ジリアン・ロングネッカー
ロビン・ホーリー
ジェフ・G・ワックスマン
脚本:アダム・マッケイ
撮影:グリーグ・フレイザー
編集:ハンク・コーウィン
音楽:ニコラス・ブリテル
出演
ディック・チェイニー:クリスチャン・ベール
ディック・チェイニー(17歳):アレックス・マクニコル
ディック・チェイニー(12歳):エイダン・ゲイル
リン・アン・ヴィンセント・チェイニー:エイミー・アダムス
リン・アン・ヴィンセント(17歳):ケイリー・スピーニー
リン・アン・ヴィンセント(12歳):カロリーナ・ケネディ・デュレンス
ドナルド・ラムズフェルド:スティーヴ・カレル
ジョージ・W・ブッシュ:サム・ロックウェル
コリン・パウエル:タイラー・ペリー
メアリー・チェイニー:アリソン・ピル
メアリー・チェイニー(5歳):コリース・ハーガー
リズ・チェイニー:リリー・レーブ
リズ・チェイニー(8歳):ヴァイオレット・ヒックス
カート/ナレーター:ジェシー・プレモンス
アーヴィン・ルイス“スクーター”リビー:ジャスティン・カーク
コンドリーザ・ライス:リサ・ゲイ・ハミルトン
ポール・ウォルフォウィッツ:エディ・マーサン
ジェラルド・フォード:ビル・キャンプ
デヴィッド・アディントン:ドン・マクマナス
ウェイン・ヴィンセント:シェー・ウィガム
エドナ・ヴィンセント:フェイ・マスターソン
ジョージ・テネット:スティーブン・アドリー・ギアギス
シークレットサービス:ジョシュ・ラッツァー
シークレットサービス:ヴィシェッシュ・チャクラ
シークレットサービス:ジェフ・ボズリー
メアリー・マタリン:カミラ・ハーマン
カレン・ヒューズ:ジリアン・アルメナンテ
アントニン・スカリア:マシュー・ジェイコブズ
アントニン・スカリア(若年期):サム・マッサーロ
ウォーレン・E・バーガー:ロバート・ヒューズ
トレント・ロット:ポール・ペリ
ボビー・プレンティス:ブランドン・スクレナー
ロジャー・エールス:カイル・モア
ヘンリー・キッシンジャー:カーク・ボヴィル
メリッサ・K・マーク:ヘザー・ポー
フィリップ・ペリー:クリス・ドハティ
ジョージ・H・W・ブッシュ:ジョン・ヒルナー
デビッド・グリビン:マイケル・ライリー・バーク
デニス・ハスタート:ウィリアム・ゴールドマン
グローバー・ノーキスト:トニー・フォルスマーク
フランク・ランツ:アダム・バートリー
リチャード・A・クラーク:ケヴィン・J・フラッド
ジョン・ユー:ポール・ユー
ジェイ・バイビー:ブランドン・ファーラ
ダグラス・J・フェイス:マット・シャンパーニュ
カール・ローヴ:ジョセフ・ベック
アブー・ムスアブ・アッ=ザルカーウィー:トニー・グラハム
ウサーマ・ビン・ラーディン:アレックス・キンギ
ローレンス・ウィルカーソン:デビッド・ファブリツィオ
ハリー・ウィッティントン:マーク・ブラムホール
パトリック・リーヒ:ジェームズ・ホーンベック
ラッシュ・リンボー:ボブ・スティーブンソン
ウェイター:アルフレッド・モリーナ
FOXニュース・アンカー:ナオミ・ワッツ
アメリカ 映画
配給 Mirror Releasing
2018年製作 132分
公開
北米:2018年12月25日
日本:2019年4月5日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $47,836,280
世界 $76,073,490
■ アカデミー賞 ■
第91回アカデミー賞
・受賞
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
・ノミネート
作品・監督
主演男優(クリスチャン・ベール)
助演男優(サム・ロックウェル)
助演女優(エイミー・アダムス)
脚本・編集
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1963年、ワイオミング州、キャスパー。
電気工をしていたディック・チェイニー(クリスチャン・ベール)は、飲酒運転で警官に止められる。
2001年9月11日、午前9時38分、ワシントンD.C.、ホワイトハウス。
副大統領のチェイニーは、”同時多発テロ”が起きたために”危機管理センター”に向かう。
状況を把握したチェイニーは、ブッシュ大統領(サム・ロックウェル)と国防長官のラムズフェルド(スティーヴ・カレル)と電話で話す。
その場が混乱する中、チェイニーはこれをチャンスと考える。
__________
1963年。
アルコール依存症のためにイェール大学を中退したチェイニーは、電気工として働き自堕落な日々を送っていた。
バーで喧嘩をしたチェイニーは、飲酒運転で逮捕されて留置場に入れられ釈放されるものの、恋人のリン・アン・ヴィンセント(エイミー・アダムス)に非難される。
リンから、生活を改めなければ別れると言われたチェイニーは、二度と失望させないことを誓わされる。
その後チェイニーは、ワイオミング大学に編入学して政治学を学び、リンと結婚する。
1968年、ワシントンD.C.、連邦議会インターシップ・プログラム。
下院議員ドナルド・ラムズフェルド(スティーヴ・カレル)のスピーチを聞いたチェイニーは、彼の下で働くことにする。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストーリー)
ワイオミング州の田舎町で酒に溺れ、自堕落な日々を送っていたディック・チェイニーは、恋人のリンに非難され、改心して政治の道を歩むようになる。
ニクソン政権下でラムズフェルドの部下になったチェイニーは、権力について学び政治手腕を磨く。
フォード大統領の下で国防長官に就任したラムズフェルドと共に、史上最年少で大統領首席補佐官に任命されたチェイニーは、共和党内で一目置かれる存在となるのだが・・・。
__________
ブラッド・ピットとウィル・フェレルらと共に製作に加わった、アダム・マッケイが脚本と監督を兼ねた作品。
”史上最強、最も影響力のある副大統領”と言われたディック・チェイニーの政治人生を描くブラック・コメディ。
事実とは細かい点で違いはあるものの、1960年代初頭から現代までのアメリカ社会と共に、政界の内幕が赤裸々に描かれている。
終盤では、イラク戦争における”ヴァレリー・プレイム”による”プレイム事件”なども当然のごとく登場し、チェイニー批判がエスカレートしていくシーンなども注目だ。
*プレイム事件を描いた「フェア・ゲーム」(2010)で主人公の”ヴァレリー・プレイム”演じたナオミ・ワッツが、FOXニュースのアンカーとして出演している。
主人公のディック・チェイニーを見事に演じた主演のクリスチャン・ベールが、役作りのために20kg近く体重を増やした熱演が話題になった。
豪華スター競演も注目された本作なのだが、批評家からまずまずと言った評価しか得られず、興行収入も期待ほど伸びなかった。
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $47,836,280
世界 $76,073,490
第91回アカデミー賞では、作品賞以下8部門にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。
・ノミネート
作品・監督
主演男優(クリスチャン・ベール)
助演男優(サム・ロックウェル)
助演女優(エイミー・アダムス)
脚本・編集
主人公を支える妻リン・アン・ヴィンセント・チェイニーを好演するエイミー・アダムス、その少女期リン・アン・ヴィンセントのケイリー・スピーニー、主人公と共に政界を操ろうとするドナルド・ラムズフェルドのスティーヴ・カレル、ジョージ・W・ブッシュを雰囲気ある演技で演ずるサム・ロックウェル、コリン・パウエルのタイラー・ペリー、主人公の次女メアリー・チェイニーのアリソン・ピル、長女リズ・チェイニーのリリー・レーブ、主人公に心臓を提供する退役軍人でナレーターも担当するジェシー・プレモンス、主人公の首席補佐官アーヴィン・ルイス“スクーター”リビーのジャスティン・カーク、国家安全保障問題担当大統領補佐官・コンドリーザ・ライスのリサ・ゲイ・ハミルトン、国防副長官・ポール・ウォルフォウィッツのエディ・マーサン、ジェラルド・フォード大統領のビル・キャンプ、主人公の法律顧問デヴィッド・アディントンのドン・マクマナス、主人公の義父ウェイン・ヴィンセントのシェー・ウィガム、その妻エドナのフェイ・マスターソン、CIA長官ジョージ・テネットのスティーブン・アドリー・ギアギス、主人公の政策顧問メアリー・マタリンのカミラ・ハーマン、国務次官(公共外交・広報担当)、カレン・ヒューズのジリアン・アルメナンテ、司法省法律顧問から最高裁判事になるアントニン・スカリアのマシュー・ジェイコブズ、その若年期サム・マッサーロ、最高裁判所長官・ウォーレン・E・バーガーのロバート・ヒューズ、上院議員トレント・ロットのポール・ペリ、”FOXニュース”の創業者ロジャー・エールスのカイル・モア、ヘンリー・キッシンジャーのカーク・ボヴィル、国土安全保障省法律顧問フィリップ・ペリーのクリス・ドハティ、ジョージ・H・W・ブッシュのジョン・ヒルナー、下院議長デニス・ハスタートのウィリアム・ゴールドマン、政治活動家グローバー・ノーキストのトニー・フォルスマーク、コミュニケーション・コンサルタント、フランク・ランツのアダム・バートリー、政治軍事問題担当国務次官補リチャード・A・クラークのケヴィン・J・フラッド、大統領法律顧問ジョン・ユーのポール・ユー、連邦判事ジェイ・バイビーのブランドン・ファーラ、国防次官ダグラス・J・フェイスのマット・シャンパーニュ、次席補佐官・大統領政策・戦略担当上級顧問カール・ローヴのジョセフ・ベック、テロリスト、アブー・ムスアブ・アッ=ザルカーウィーのトニー・グラハム、ウサーマ・ビン・ラーディンのアレックス・キンギ、国務長官補ローレンス・ウィルカーソンのデビッド・ファブリツィオ、法律家ハリー・ウィッティントンのマーク・ブラムホール、上院議員パトリック・リーヒのジェームズ・ホーンベック、トークラジオショーのホスト、ラッシュ・リンボーのボブ・スティーブンソン、レストランのウェイター役アルフレッド・モリーナ、FOXニュースのアンカー役ナオミ・ワッツなどが共演している。