アンダー・ザ・シルバーレイク Under the Silver Lake (2018)

セヴンス夫人（ジェシカ・マキンソン）やミリセント（カリー・ヘルナンデス）ら子供たちもインタビューを受け、情報提供者には200万ドルの懸賞金を出すことが伝えられる。

その夜、サラの愛犬に気づき餌をやっていたサムは、彼女に誘われ部屋に招かれる。

プールサイドにいた自分をサムが覗いていたことに気づいていたサラは、彼にマリファナを勧める。

”百万長者と結婚する方法”を観ながらハイになった二人はいい雰囲気になり、サムは、サラがしていたブレスレットが気になり、年上の恋人からの贈り物るものだということを知る。

ルームメイトが帰って来たために、サラは明日、会う約束をしてサムを見送る。

バーに行こうとしたサムは、車が傷つけられていることに気づき、犯人の子供たちを見つけて痛めつける。

翌日、サラの部屋が空だと気づいたサムは、アパートの管理人（レックス・リン）と話し、夜中に引っ越したと言われたついでに家賃を催促される。

バーに向かったサムは、飲み仲間（トファー・グレイス）にサラや犬殺しのことを話す。

その後、サラの部屋に侵入したサムは、クローゼットにあった箱の中の人形などを確認して、サラの写真を盗む。

そこに見知らぬ女トロイ（ゾージャ・マメット）が現れ、外に出たサムは、彼女が箱をもって出て行った後で、壁に描かれた奇妙な図形のようなものが気になる。

トロイを尾行し、友人らと車に乗った彼女を追ったサムは、停車した場所で、部屋の図形を描き”マイク・ヘインズ・スタジアム”のスコアボードの数字をメモする。

その後もトロイらを追ったサムは、彼女らが、サラのアパートにいた男に箱を渡すのを目撃する。

夜になり、サムは、トロイらが向かったパーティー会場で、バンド”イエスとドラキュラの花嫁”のパフォーマンスを楽しむ。

女性トイレに忍び込んだサムは、トロイにサラの写真を見せて彼女のことを訊くものの、股間を蹴られてしまう。

友人のアレン（ジミ・シンプソン）から声をかけられたサムは、トロイらの情報を得らえない。

サムは、その場にセヴンスの娘ミリセントあいることに気づく。

セヴンスが車で焼死体で発見されたというニュースを知ったサムは、その連絡を受けて動揺しながら立ち去るミリセントを見つめる。

アパートに帰る途中、同人誌”アンダー・ザ・シルバーレイク”の著者（パトリック・フィッシュラー）からの電話を受けたサムは、明日、会う約束をする。

アパートに戻ったサムは、死亡したセヴンスと共に、娼婦と思われる3人の女性の遺体も発見されたことをニュースで知る。

サラの被っていた帽子と、彼女の愛犬と同じ種類の犬の死体も見つかったことを知ったサムは驚き動揺する。

翌朝サムは、サラの部屋で警察の捜査が始まったことを知る。

街では相変わらず犬殺しが続き、それについて話をする女性たちの会話を聞いていたサムは、愛車が牽引されてしまったために焦る。

コミック・マンの家に向かい、例の図形を描いて見せたサムは、浮浪者の暗号で”静かにしろ”という意味だと言われ、浮浪者ガイドを見ながら説明される。

自分が警告されている可能性があると指摘されたサムは、2年前から街で様々なものを探しているというチラシが溢れていることから、何か大事件が起きる予感がすると言われ、それがサラに関係あることも考える。

サラの失踪や犬殺しは、著書の中の”フクロウのキスのマスクをした裸の女が寝ている者を誘惑して殺す”という内容に関係があると言うコミック・マンは、すべてのものにメッセージが隠されているとサムに話す。

そのため家中に監視カメラを設置していると言うコミック・マンは、マニアから買った”秘密の地図”が入っているレアなシリアルの箱を見せられる。

コミック・マンは、そのシルヴァーレイクからハリウッド・ヒルズの地図が自分をどこかに導いていることを信じ、それを解明してみせるとサムに伝える。

歩いて帰る途中、バー仲間の家の前で彼に話しかけられたサムは、ドローンの盗撮映像を見せてもらう。

その後サムは、墓地の野外シアターで放映されている映画の出演女優（インディア・メヌエット/シドニー・スウィーニー）がその場にいることに気づき、彼女らに声をかける。

彼女らがリムジンに乗り去ったため、”夏のシークレット・ショー”の会場に向かったサムは、昨夜のパーティーでもらった、チケット代わりのクッキーを食べて中に入る。

その場にいたアレンと話したサムは、昨夜のパーティーで踊っていたバルーン・ガール（グレース・ヴァン・パッテン）に声をかける。

サラの写真を見せたサムは、彼女のことを知るバルーン・ガールと共に、墓場クラブのミュージック・ナイトに向かう。

イエス（ルーク・ベインズ）のバンドの曲には暗号やメッセージが隠されているとサムが考えているため、バルーン・ガールはそれを否定する。

バルーン・ガールと踊ったサムは気分が悪くなり、ドラッグが入ったクッキーを全部食べたことが原因だった。

トイレで吐いたサムは、バルーン・ガールがいなくなったことに気づき、その場にいたトロイが逃げたために彼女を追おう。

墓地で意識を失ったサムは、翌朝、母からの電話で目覚める。

”ジャネット・ゲイナー”の映画を録画したので送ると言われたサムは、その場が”ジャネット・ゲイナー”の墓の前だったために驚く。

その後、隠されたメッセージについて考えるサムは、エスコートサービス”シューティング・スター”の雑誌広告の女性が昨夜の女優二人だと気づく。

その一人を呼んだサムは、アートのモデルだったサラを見たことがあると言われ、大物ソングライターの情報を得る。

アパートに戻り暗号を解くサムは、”ジェームズ・ディーンの頭をなでる”という言葉が閃き、”グリフィス天文台”に向かい彼の彫像の頭をなでる。

そこにホームレス・キング（デヴィッド・ヨー）が現れ、目隠しをされて洞窟のような場所に向かい、トンネルを進む。

シェルターのような場所を通り抜けたサムは、スーパーマーケットの床下にたどり着き、外に出る。

その後、コミック・マンの家に向かったサムは、その場にいた警官（アダム・バートリー）から、コミック・マンが自殺したことを知らされる。

警官が去るのを待ち家に忍び込んだサムは、監視カメラの映像をチェックし、コミック・マンがフクロウのマスクをした女に殺されたことを知り驚く。

秘密の地図のシリアルを持ち去ったサムは、アレンに電話をしてイエスに会いたいことを伝える。

アレンと共に、ケーブルテレビの俳優が開催するチェス・パーティーに向かったサムは、シューティング・スターやバルーン・ガールがいることに気づく。

トイレに向かったイエスに襲い掛かったサムは、曲の暗号やトンネルの目的などを聞き出そうとして、彼を脅し痛めつける。

曲はソングライターから提供されたものだと知ったサムは、シューティング・スターと話し、ソングライターの居場所に案内してもらう。

高台の大邸宅に一人で向かったサムは、その場にいたソングライター（ジェレミー・ボッブ）に暗号が隠されている曲のことを尋ね、彼はそれを認める。

”カート・コバーン”のギターに気づいたサムは、それを手にしながらソングライターの話を聞き、サラの写真を見せる。

暗号のことについてまともに答えないソングライターに怒りをぶつけるサムは、発砲する彼に襲い掛かり、ギターで殴り殺す。

銃を奪いその場から逃げたサムは、アパートに戻る。

その夜、侵入者に気づいたサムは銃を手にして警戒し、現れたフクロウのマスクの女を見て驚く。

そこに管理人と共に保安官（ジューン・カリル）が現れ、サムは退居を命ぜられる。

数日、待ってほしいと言われた保安官は、明日まで待つことをサムに伝え、支払いを彼に約束させて、納得しない管理人を説得する。

野良犬を追ってハリウッド・ヒルズに向かったサムは、看板のモデルである元恋人（サマー・ビシル）から声をかけられ、婚約者を紹介される。

その場にいたセヴンスの娘ミリセントと話したサムは、彼女が見ていた絵の作者が”ジャネット・ゲイナー”だと知り、母がファンだと伝える。

ミリセントから、自分が誰か分かるかと訊かれたサムは、父親セヴンスといた女性は友人だったため、何があったのか調べていると伝える。

その場を離れ散歩をするサムとミリセントは、貯水池で泳ぐ。

誰かに尾行されていると言うミリセントといい雰囲気になったサムは、父のオフィスにあったいうブレスレットを見せられる。

それはサラが持っていたブレスレットで、チェスの差し手が刻まれていたため、セヴンスが愛好家だと知ったサムは、何かの手がかりになると考える。

突然、銃撃された二人は水に潜るが、ミリセントは射殺されて沈む。

裸のままアパートに戻ったサムは朝まで眠ってしまい、ブレスレットの文字を参考に暗号を解き始める。

”ニンテンドー・パワー”創刊号の”ゼルダの伝説”をヒントに、コミック・マンのシリアル・ボックスの中の地図と合わせて暗号を解いたサムは、貯水池から”ハリウッドサイン”付近の山を示していたことに気づく。

その場に何かが隠されていると考えたサムは、現地に向かい、浮浪者ガイドに記されている”安全ではない”という印”///”を確認する。

先に進み小屋を見つけたサムは、その場にトロイらといた男（ドン・マクマナス）に銃を向けて、彼女らがサラについて知っていると伝える。

シェルターやトンネルのことを尋ねたサムは、自分やセヴンスのような王のための墓だと言われ、死ではなく特別な世界に運ばれるためのものだと知らされる。

宇宙の彼方でエジプトのファラオのように生きると言う男は、花嫁であるトロイらと共に墓に封印されるとサムに伝える。

セヴンスと幸せそうに映るサラの写真を見せられたサムは、彼女らが地下の墓にいることを知る。

焼死体は他の者の骨を利用し、セヴンスの歯や皮膚、そして臓器の一部を混ぜたことを知ったサムは、サラに会いたいことを伝えて、電話をかけることになる。

地下でセヴンスやルームメイトと優雅に過ごすサラとテレビ電話で話したサムは、彼女に別れを告げて電話を切る。

男たちに一緒に来ることを提案されたサムは、出されたお茶を飲み意識が朦朧となる。

現われたホームレス・キングに拘束されたサムは、犬のビスケットがポケットに入っていた理由を訊かれ、犬を飼っていた女性とやり直したかったと答える。

解放されたサムはアパートに戻り、母が録画して送ってくれた”ジャネット・ゲイナーの”第七天国”を観る。

その後サムは、バード・ウーマンが飼っているオウムが意味不明な言葉を繰り返していることが気になり、彼女の部屋に行き愛し合う。

バード・ウーマンの部屋のベランダにいたサムは、自分を追い出すために部屋に入る、管理人と保安官を見つめながら微笑む。

管理人は、壁に描かれた奇妙な図形に気づく。