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コレヒドール戦記 They Were Expendable (1945)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
5star

わが谷は緑なりき」(1941)以後、従軍してOSSに所属し、戦時ドキュメンタリー作品を撮り続けたジョン・フォードの戦後復帰第1作にして珠玉の名作。
太平洋戦争開戦から日本軍に占領されるフィリピン駐留のアメリカ海軍哨戒魚雷艇第3艦隊の戦いを描く、主演ロバート・モンゴメリージョン・ウェインドナ・リード他共演の戦争ドラマ。


ドラマ(戦争)

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スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・フォード
製作:ジョン・フォード
原作:ウィリアム・L・ホワイト
脚本:フランク・ウィード
撮影:ジョセフ・H・オーガスト
編集
ダグラス・ビッグス
フランク・E・ハル

音楽:ハーバート・ストサート

出演
ロバート・モンゴメリー:ジョン・ブリックリー大尉
ジョン・ウェイン:”ラスティ”ライアン中尉
ドナ・リード::サンディ・ダヴィス少尉
ジャック・ホルト:マーティン将軍
ウォード・ボンド:”ボーツ”マルケーヒー兵曹長
チャールズ・トローブリッジ:ブラックウェル提督
マーシャル・トンプソン:”スネーク”ガードナー少尉
キャメロン・ミッチェル:ジョージ・クロス少尉
ルイス・ジーン・ハィット:オハイオ
ジャック・ペニック:ドク
ラッセル・シンプソン:”ダドゥ”ノーランド
ブレイク・エドワーズ:魚雷艇乗組員

アメリカ 映画
配給 MGM
1945年製作 135分
公開
北米:1945年12月20日
日本:1954年10月


アカデミー賞 ■
第18回アカデミー賞
・ノミネート
録音・特殊効果賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1941年12月、フィリピンマニラ湾
海上訓練中のジョン・ブリックリー大尉(ロバート・モンゴメリー)率いる、アメリカ海軍哨戒魚雷艇第3艦隊の視察に来た司令官ブラックウェル提督(チャールズ・トローブリッジ)は、演習の素晴らしさは認めるものの、部隊が実戦では役に立たないだろうとブリックリーに伝える。

ブリックリーの副官”ラスティ”ライアン中尉(ジョン・ウェイン)は、魚雷艇を”おもちゃ”だと思われていることに不満を抱く。

その夜、クラブにいたライアンは、活躍の場のない部隊から転属することを考える。

”ボーツ”マルケーヒー兵曹長(ウォード・ボンド)が、退役するドク(ジャック・ペニック)の、30年の軍歴を称え酒を酌み交わしていたが、そこに日本軍による真珠湾攻撃の報せが入る。

クラブ内に緊張が走り、各人は基地に戻り、ライアンは転属を取り消す。
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解説 評価 感想 ■

1942年に発表されたウィリアム・L・ホワイトの小説”They Were Expendable”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
アメリカ海軍哨戒魚雷艇第3艦隊の指揮官ジョン・ブリックリー大尉は、司令官ブラックウェル提督に、実線では役に立たない部隊だと言われてしまう。
それを不満に思う副官”ラスティ”ライアン中尉は、転属願いを出そうとするが、日本軍の真珠湾攻撃により状況は一変する。
フィリピンへの攻撃を開始した日本軍に対し、部隊は反撃するものの損害を受け、ライアンは負傷してしまう。
敵の攻勢は続き、上陸を阻止できない状況に陥ったブラックウェル提督は、基地の移動と連絡係の任務をブリックリーに命ずる。
その後、ライアンは傷の治療のため病院に行くことになり、看護兵のサンディと親しくなりやがて愛し合うようになる。
復帰したライアンは、ブリックリーと共にある要人をオーストラリアに脱出させる極秘任務に就く。
それは、極東軍司令官のダグラス・マッカーサー将軍を移送する重要な任務だった。
部隊の真価が問われる重大な任務に就くライアンは、サンディそして残留兵を残し、ブリックリーと共に出航する・・・。
__________

邦題は勇ましいタイトルだが、原題の通り、戦場で”消耗品”のように扱われる兵士達の空しくも悲しい現実や、彼らの友情や逞しさをユーモアも交えて描いた作品であり、ジョン・フォードらしい、情感溢れる作風で仕上がっている。

第18回アカデミー賞では、録音・特殊効果賞にノミネートされた。

太平洋戦争終結直前に撮影されたということもあり、アメリカ海軍全面協力による戦闘場面など、フロリダで行われたロケは、かなりリアルで迫力満点だ。

撮影期間:1945年2月~6月

部下を残し旅立たねばならない、主人公他将校達の思いをこめて明記される、ダグラス・マッカーサーのラストの言葉”We Shall Return”が心に残る。

もの悲しい内容とは対象的なハーバート・ストサートの勇壮な音楽も素晴らしい。

実際に海軍少佐として従軍していた主演のロバート・モンゴメリーも復帰後最初の出演作で、沈着冷静で物腰の柔らかい部下から慕われる指揮官を見事に演じている。

彼は、日本でも大変人気のあったテレビ・ドラマ「奥様は魔女」のエリザベス・モンゴメリーの父親としても知られる名優だ。

今ではジョン・ウェイン主演と言われる本作なのだが、彼は助演であり、ジョン・フォード作品としては「駅馬車」(1939)、「果てなき航路」(1940)以来の出演となる。

駅馬車」(1939)では、好演はするものの悪く言えばまだまだ”木偶の坊”のようだったウェインも、芸歴を重ねかなり貫禄が出てきている。

自分の思い通りにならない苛立ち加減などが、その後のウェインの芸風を予感させる実に興味深い作品でもある。

ラストで行方不明とわかる、看護兵ドナ・リードの控えめな美しさが、男達のドラマの中で一際印象的だった。

フォード一家で、豪快な兵曹長ウォード・ボンドは、途中で負傷し松葉杖をついているが、あれは演技でなく、実際に怪我をしてしまい、それが効果的に使われている。

部下達を気遣いながら撤退していく提督、フォード一家チャールズ・トローブリッジ、その逆に支援の可能性がないまま戦場に残る将軍役のジャック・ホルトフォード一家でお馴染みジャック・ペニックラッセル・シンプソンなどの出演も嬉しい。

残留兵の身を案じながら主人公達と戦地を離れる将校マーシャル・トンプソンキャメロン・ミッチェル、負傷したライアン(J・ウェイン)と病院で知り合う将校ルイス・ジーン・ハィット、そして後に監督として活躍するブレイク・エドワーズが、魚雷艇乗組員で端役出演している。


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