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黄金 The Treasure of the Sierra Madre (1948)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
5star

黄金に魅せられた夢を追う三人の男の皮肉な運命を描いた、監督、脚本ジョン・ヒューストンハンフリー・ボガートウォルター・ヒューストンティム・ホルト共演のアドベンチャー・ドラマの傑作。


アクション/アドベンチャー

ハンフリー・ボガート / Humphrey Bogart / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ヒューストン
製作:ヘンリー・ブランク
製作総指揮:ジャック・L・ワーナー
原作:B・トレイヴン
脚本:ジョン・ヒューストン
撮影:テッド・D・マッコード
編集:オーウェン・マークス
音楽
マックス・スタイナー
レオ・F・フォーブステイン

出演
ハンフリー・ボガート:フレッド・C・ドブス
ウォルター・ヒューストン:ハワード
ティム・ホルト:ボブ・カーティン
ブルース・ベネット:ジェームズ・コーディ
バートン・マクレーン:パット・マコーミック
アルフォンソ・ベドヤ:ゴールド・ハット
ロバート・ブレイク:メキシコ人少年
ジョン・ヒューストン:アメリカ人

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1948年製作 126分
公開
北米:1948年1月7日
日本:1949年5月7日
製作費 $3,800,000


アカデミー賞 ■
第21回アカデミー賞
・受賞
監督
助演男優(ウォルター・ヒューストン)
脚本賞
・ノミネート
作品賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1925年メキシコのタムビコ。
アメリカ人浮浪者フレッド・C・ドブズ(ハンフリー・ボガート)は、恥を忍び物乞いをして暮らしていた。

同胞のアメリカ人(ジョン・ヒューストン)から金を恵んでもらったドブズは、腹ごしらえをしている時、 メキシコ人少年(ロバート・ブレイク)から、宝くじを売りつけられる。

その後ドブズは、同じ浮浪者のボブ・カーティン(ティム・ホルト)と知り合い、再びアメリカ人に金を恵んでもらう。

その金で散髪をしたドブズは、三度同じアメリカ人に金を恵んで貰おうとする。

アメリカ人は不満を口にし、恵んでもらう時には、手と金しか見ていないことをドブズは謝罪するが、アメリカ人は、最後だと言って再びドブズに金を渡す。

その金もなくなったドブズは、人夫頭のパット・マコーミック(バートン・マクレーン)に仕事をもらい、そこでカーティンと再会する。

二人は、その後2週間、汗みずくで働いたものの、金をマコーミックに持ち逃げされてしまう。

その後、二人は薄汚い宿屋で、ハワード(ウォルター・ヒューストン)という老人から、シエラ・マドレの山奥の、黄金にまつわる話を聞かされるが、 その時は、とても信用できるような話でなかった。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

1927年に発表された、B・トレイヴンの小説”The Treasure of the Sierra Madre”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
浮浪者のフレッド・C・ドブスとカーティンは、黄金の魅力を語る老人ハワードの話に乗り、金脈を探す旅に出かける。
苦労の末、三人は金脈を見つけ、順調に砂金を採取していくが、次第に互いの裏切りを警戒し始める。
やがて、同じく黄金探しのコーディが現れ、緊張は一気に高まり、精神異常に近い状態に陥ったドブズは、砂金を独り占めにすることを考え始めるのだが・・・。
__________

貧しい浮浪者が、助け合って生きていたのだが、黄金の魅力にとり憑かれると、途端に相手を疑い始め、裏切り殺そうとするという、ありがちな話なのだが、金を手にした無知な山賊は、その価値を知らずに砂金を捨ててしまい、結局それが、風に吹かれて大地に戻ってしまうという落ちが、最高の皮肉として描かれている。

1990年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

第21回アカデミー賞では、監督、助演男優(ウォルター・ヒューストン)、脚本賞を受賞した。
・ノミネート
作品賞

マルタの鷹」(1941)でデビューし、既に実力を発揮していた監督ジョン・ヒューストンは、本作で見事にアカデミー監督賞と脚本賞を受賞して、名実共にハリウッドのトップ監督として君臨することになる。

本作は、せっかくの努力が無駄になり、結局は挫折していくという、ジョン・ヒューストンのお得意のテーマが最もよく表現されている作品でもある。

男達の悲哀や逞しさを感じさせる、マックス・スタイナーの音楽も素晴しい。

黄金の魔力と猜疑心で、狂人のよう変貌してしまうハンフリー・ボガートの哀れな姿は見もので、自分自身、記事で度々明記するが、ダンディーな彼よりも、本作のような汚れ役の方が魅力を感じる。

息子ジョン・ヒューストンと共にアカデミー賞を受賞するという快挙を成し遂げた、謎の老人ウォルター・ヒューストンの、ジョン・ヒューストンの、男臭い作風に合った豪快な演技は見事だ。

また、若いティム・ホルトや山賊のアルフォンソ・ベドヤ、短い出演ながら印象に残る、死んでからの彼の家族の話が心を打つブルース・ベネットらの好演も忘れ難い。

宝くじ売りの少年役で、ロバート・ブレイクも出演し、ジョン・ヒューストンも冒頭で、主人公ハンフリー・ボガートに、何度も金を恵むアメリカ人役で、貫禄ある演技を見せてくれる。

そのシーンで、「何度もしつこいぞ」と言われたハンフリー・ボガートが、「手と金しか見てないもので」というセリフが、実に洒落ている。


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