ラテン音楽界での成功を夢見るキューバ人兄弟の生き様を描く、製作、監督アーネ・グリムシャー、主演アーマンド・アサンテ、アントニオ・バンデラス、マルーシュカ・デートメルス、キャシー・モリアーティ、デジ・アーナズJr.、ロスコー・リー・ブラウン他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:アーネ・グリムシャー
製作
アーノン・ミルチャン
アーネ・グリムシャー
製作総指揮:スティーヴン・ルーサー
原作:オスカー・イフェロス”The Mambo Kings Play Songs of Love”
脚本:シンシア・シドル
撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:クレア・シンプソン
音楽
カルロス・フランゼッティ
ロバート・クラフト
出演
セサール・カスティーヨ:アーマンド・アサンテ
ネスター・カスティーヨ:アントニオ・バンデラス
ドロレス・フエンテス:マルーシュカ・デートメルス
ラナ・レイク:キャシー・モリアーティ
デジ・アーナズ:デジ・アーナズJr.
フェルナンド・ペレス:ロスコー・リー・ブラウン
エヴァリナ・モントーヤ:セリア・クルス
ミゲル・モントーヤ:ヴォンディ・カーティス=ホール
マリア・リヴェラ:タリサ・ソト
本人:ティト・プエンテ
マリガン:トーマス・F・ダフィ
マチート:フランク・グリロ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1992年製作 104分
公開
北米:1992年2月28日
日本:1992年12月18日
製作費 $15,500,000
北米興行収入 $6,742,170
■ アカデミー賞 ■
第65回アカデミー賞
・ノミネート
歌曲賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1952年、キューバ、ハバナ。
ミュージシャンのセサール・カスティーヨ(アーマンド・アサンテ)は、弟のネスター(アントニオ・バンデラス)を裏切ったマリア・リヴェラ(タリサ・ソト)を責める。
マリアと結婚したルイスに痛めつけられたセサールは、こうしなければネスターが殺されていたと考える彼女から、アメリカに逃げるようにと言われる。
悲しむマリアは、この件はネスターには秘密にしてほしいとセサールに伝える
フロリダからニューヨークに向かうバスの中で、ネスターに夢を語るセサールは、バンド”マンボ・キングス”の成功を確信する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1952年、キューバ、ハバナ。
ミュージシャンのセサール・カスティーヨは、弟ネスターを捨てた恋人のマリアが、マフィアに脅され仕方なく結婚したことを知る。
マリアから、命の危険があるのでアメリカに逃げるようにと言われたセサールは、その件をネスターに隠してニューヨークに向かう。
苦労しながらバンド”マンボ・キングス”を結成して才能を認められたセサールは、マリアのことが忘れられないままドロレスと恋に落ちたネスターの幸せを願い、夢を追うのだが・・・。
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1989年に発表された、オスカー・イフェロスのピューリッツァー賞受賞小説”The Mambo Kings Play Songs of Love”を基に製作された作品。
美術商としても知られるアーネ・グリムシャーが、製作を兼ねた監督作品。
ラテン音楽の世界での成功を夢見る、キューバ人兄弟の生き様を描くドラマ。
その後、世界的な人気スターとなる、アントニオ・バンデラスのハリウッド・デビュー作品でもある。
少々荒っぽい手法で強引に事を進めようとする兄と、故郷の恋人を忘れられずに作曲に専念する弟が、苦悩しながらも成功を手に入れようとする兄弟愛と共に人間味溢れる描写などが、批評家からは高い評価を得た。
第65回アカデミー賞では、歌曲賞にノミネートされた。
その主人公を演ずる兄役のアーマンド・アサンテは、新天地で夢を叶えようとする野心家であるミュージシャンを、弟役のアントニオ・バンデラスは、兄と同じ思いでありながら元恋人(タリサ・ソト)を想い続けて苦悩する青年をそれぞれが好演している。
ネスター(アントニオ・バンデラス)と結婚するマルーシュカ・デートメルス、セサール(アーマンド・アサンテ)の恋人キャシー・モリアーティ、主人公二人の才能を認める、父デジ・アーナズを演ずるデジ・アーナズJr.、業界を支配する大物ロスコー・リー・ブラウン、主人公二人の才能を認めてサポートする編曲者ヴォンディ・カーティス=ホール、同じくその母親であるサルサ歌手セリア・クルス、ラテン音楽の第一人者で本人役のティト・プエンテ他、トーマス・F・ダフィ、若き日のフランク・グリロ(マチート役)などが共演している。