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インフォーマント! The Informant! (2009)

1990年代に実際に起きた国際的な価格カルテル事件を基に製作された作品。
製作総指揮ジョージ・クルーニー、監督、撮影スティーヴン・ソダーバーグマット・デイモン主演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)

スティーヴン・ソダーバーグ / Steven Soderbergh 作品一覧
マット・デイモン / Matt Damon 作品一覧
ジョージ・クルーニー / George Clooney 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:スティーヴン・ソダーバーグ

製作
グレゴリー・ジェイコブズ

ジェニファー・フォックス
マイケル・ジャッフェ
ハワード・ブラウンスタン
カート・アイケンウォルド
製作総指揮
ジョージ・クルーニー

ジェフ・スコール
マイケル・ロンドン
原作:カート・アイケンウォルド
脚本:スコット・Z・バーンズ
撮影:スティーヴン・ソダーバーグ
編集:スティーヴン・ミリオン
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ

出演
マーク・ウィテカーマット・デイモン

ブライアン・シェパード捜査官:スコット・バクラ
ボブ・ハーンドン捜査官:ジョエル・マクヘイル
ジンジャー・ウィテカー:メラニー・リンスキー
ミック・アンドレアス:トム・パパ
マーク・シェヴィロン:トム・ウィルソン
テリー・ウィルソン:リック・オーヴァートン
ディーン・ペイズリー捜査官:アラン・ハーヴェイ
ジェームズ・エプスタイン:トニー・ヘイル
オーブリー・ダニエル:クランシー・ブラウン
カーク・シュミット:エディ・ジェイミソン
リズ・テイラー:ラスティ・シュウィマー
ウィテカー:フランク・ウェルカー
ウィテカー夫人:キャンディ・クラーク
アレクサンダー・ウィテカー:ルーカスキャロル
イケダ・ヒロカズ:神田瀧夢

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

2009年製作 108分
公開
北米:2009年9月18日
日本:2009年12月5日
製作費 $21,000,000
北米興行収入 $33,313,580
世界 $41,771,170


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1992年10月、イリノイ州ディケーター
穀物関連の大企業ADM/アーチャー・ダニエルズ・ミッドランドの若き管理職マーク・ウィテカー(マット・デイモン)は、リジンの大幅減産を追求され、副会長ミック・アンドレアス(トム・パパ)から生産回復を急かされる。

ウィテカーは、生産減に追い込まれたウィルス汚染の原因が日本のライバル会社” 味の素”で、 社内にはそのスパイもいることをアンドレアスに伝える。

さらにウィテカーは、それを解決するために巨額の裏金を要求されていることも知らせる。

しかし、会社側はそれを恐喝事件と判断し、ウィテカーFBIから聴取を受ける。

実は会社側の違法行為を知っていたウィテカーは、それをリークしようとするが、セキュリティ担当マーク・ シェヴィロン(トム・ウィルソン)に見張られていたために、それをFBIに話せない。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
穀物関連の大企業ADMの若き幹部マーク・ウィテカーは、ライバル企業のスパイの陰謀で、リジンの減産に追い込まれた対処に追われる。
裏金も要求された会社側は、恐喝事件としてFBIに通報し、ウィテカーがそれに協力することになる。
ウィテカーは、会社が日本企業などを巻き込んだ価格カルテルを行っていることを、捜査官シェパードに知らせる。
FBIウィテカーに、会社に知られぬよう内部の情報を入手させ、ついにカルテル合意現場の盗撮に成功する。
ADMに強制捜査が入り経営陣が逮捕され、事件は解決したかに見えたが、シェパードはウィテカーの言動に不信感を持ち始める・・・。
____________

作品では、実在の企業や名称などとは関係がないことを明記しているが、ロゴを多少変えたADM味の素協和発酵などの企業は実名で登場し、もちろん主人公のマーク・ウィテカーの役柄は実名で登場する。

利益を優先する企業の犯罪の内部告発という社会性があり、またスリリングなストーリーを期待するのだが、会社とFBIが、高収入のエリート社員に翻弄される姿を描いたコメディ作品。

人気スターのマット・デイモンと「オーシャンズ11」(2001)他でも組んでいる、スティーヴン・ソダーバーグとのコンビが話題になった。

彼らの作品にも拘らず興行成績は、全世界でも約4200万ドルに終わった。

製作費 $21,000,000
北米興行収入 $33,313,580

コメディということで、とぼけた演技も新鮮味のあるマット・デイモンは、体重も増やしてかつらをつけて、マーク・ウィテカー本人に成りきって熱演している。

横領金額が膨れ上がっていくに従い、周囲の混乱が増していく演出はなかなか面白い。

しかし、独禁法を犯したサンプルのような、世間を揺るがす大事件が題材だっただけに、リアリティはまずまず感じるが、奥深いドラマとして見てみたかったような気もする。

主人公に振り回される、FBI捜査官スコット・バクラジョエル・マクヘイル、上司のアラン・ハーヴェイ、主人公の妻メラニー・リンスキー、弁護士のトニー・ヘイル、会社側副会長トム・パパ、重役のリック・オーヴァートンエディ・ジェイミソン、セキュリティーのトム・ウィルソン、秘書ラスティ・シュウィマー、弁護士クランシー・ブラウン、そして主人公の母親役キャンディ・クラークなども共演している。


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