カリフォルニア州のエル・セントロに住む整備工のロイ・コリンズ(エドモンド・オブライエン)と友人で設計士のギルバート・ボーエン(フランク・ラブジョイ)は、メキシコのカリフォルニア湾のサン・フェリペに向かい釣りをすることを考える。
ロイは、メヒカリに行って飲むことをギルバートに提案して車を走らせる。
現地に着いたロイは、寝ているギルバートが起きないために、サン・フェリペに向かうことにする。
街道を走るロイとギルバートは、ガス欠で立ち往生していた男を車に乗せる。
車に乗ったマイヤーズは、ロイとギルバートに銃を向ける。
わき道に車を止めさせたマイヤーズは、グローブボックスの中を確認し、入っていた薬莢の箱をギルバートから受け取る。
警戒しながら2人を車から降ろしたマイヤーズは、財布を奪いトランクを開けさせる。
毛布と食料を出させたマイヤーズは、その場にあった銃を奪う。
車に乗り出発したマイヤーズは、ロイの運転で夜明けまで走しらせる。
検問所を通過し、目的地を訊かれても答えないマイヤーズは、ガソリンスタンドで地図を手に入れようとする。
給油して地図を手に入れたマイヤーズは、わき道に入り車を止めさせる。
地図をチェックして、カリフォルニア湾を渡るフェリーが金曜日に出ることを知ったマイヤーズは、十分に間に合うために、その場で射撃の遊びをする。
ビール缶をロイに岩に置かせたマイヤーズは、それを銃撃して見せる。
缶を岩に戻すようロイに指示したマイヤーズは、ギルバートに銃を渡して缶を銃撃させる。
ロイに缶を持たせたままギルバートに撃つよう指示したマイヤーズは、それを拒む彼に銃を向ける。
仕方なくギルバートは缶を撃ち、ロイは怒りを抑える。
出発したマイヤーズはラジオをつけるよう指示し、アメリカのニュースを聴く。
マイヤーズは、自分が犯した事件や捜査のニュースを聴き、追っ手が近くにはいないことを確認する。
その頃、アメリカ西海岸の各州では、FBIを含めた大規模な捜査が行われていることを、アナウンサーのウェンデル・ナイルズがラジオで伝える。
その夜、川の近くで野営をしたマイヤーズは、ロイとギルバートを見張りながら、片目を閉じることができないことを伝える。
銃を構えるマイヤーズが右目だけ開いているため、寝ているか分からないロイとギルバートは、何もできなかった。
ある町で食料を調達したマイヤーズは、道路に座っていたナンバーを見た男から声をかけられ、エル・セントロに住んでいたと言われるものの、スペイン語だったために理解できない。
その夜、野営をしたマイヤーズは、ロイとギルバートに悲惨だった少年時代の話をする。
ラジオを聴いたマイヤーズは、殺したジョンソンの車が見つかり、自分がメキシコにいることが知られたと、ロイとギルバートに伝える。
警察がカリフォルニアの”チョコレート山脈”でロイとギルバートを捜索していることを知ったマイヤーズは、彼らがメキシコに来た理由を考える。
翌日、車が揺れてクラクションに触れたロイは、鳴りやまなくなったために、配線を切ると言って停車する。
ロイはボンネットを開けて配線を切り、ラバを連れた男が通り過ぎるものの、何も起きなかった。
出発してラジオをつけるよう指示したマイヤーズは、スイッチが入らないと言われ、ロイが壊したと考え彼を殴る。
ギルバートに制止されたマイヤーズは、山なので電波が弱いと言われて納得し、運転を代わるよう指示する。
現地の警視総監(ジャン・デル・ヴァル)は、アメリカ政府捜査官(クラーク・ホーワット)に、マイヤーズを含めた3人のアメリカ人が食料を買い、ロイとギルバートの車のナンバーを確認した男がいることを伝える。
総監は、3人がサンタ・ロザリアに向かい、フェリーでグアイマスに渡る考えだろうと捜査官に伝える。
マイヤーズにスピードを上げるよう指示されたロイは、パンクしたために車を止める。
ロイとギルバートにタイヤ交換をさせたマイヤーズは、車が現れたために身を隠す。
停車した男はロイとギルバートに声をかけるものの、2人が返事をしないために走り去る。
その頃、ヘリコプターや飛行機を使った捜索が始まる。
地元警察のアルバラード警部(ホセ・トーヴェイ)は、道で2人の男を見かけた男性にマイヤーズの写真を見せるものの、分からないと言われ、場所は10キロ先だったことを知る。
現場に向かったアルバラードは、タイヤ痕と漏れたオイルを確認する。
夜になり、給油するために車を止めさせたマイヤーズは警戒し、吠える犬を射殺する。
ロイと共にポンプの鍵を壊し給油するギルバートは、その場に指輪を置いて行く。
給油所からの通報で駆けつけたアルバラードは、その場にあったギルバートの結婚指輪を確認する。
警視総監は、タイヤ修理の2人の男の様子がおかしかったことを捜査官に話し、マイヤーズが隠れていたと考える。
捜査官は、マイヤーズの居場所を偽り、ロイとギルバートのことは伏せる内容をアメリカのラジオで流し、メキシコでも放送することを警視総監に要請する。
使われていない滑走路付近で野営したマイヤーズは、ロイとギルバートを監視する。
マイヤーズが眠っていることに気づいたロイとギルバートは、その場から逃げる。
滑走路を走って逃げるロイとギルバートは、マイヤーズが車で追ってくることに気づく。
ロイは障害物に足が引っ掛かり転んでしまい、2人はマイヤーズに捕まる。
ギルバートは、抵抗しようとするロイを殴って気絶させる。
夜が明けて岩場で車を止めさせたマイヤーズは、井戸のあるその場で休息する。
ラジオを聴く3人は、ロイとギルバートがマイヤーズの逃亡とは無関係で、釣り旅行をしているという内容を確認する。
自分がサンタ・ロザリアからの逃亡を断念したと、警察が思っていることを知ったマイヤーズは、出発しようとする。
オイル漏れで車が走らないことをロイから知らされたマイヤーズは、釣り道具を持って歩いて目的地に向かう。
ギルバートは、足首を痛めているロイを気遣う。
その後、捜索のイヘリコプターに続き飛行機も現れ、ロイは叫んで助けを求めるものの、気づいてもらえなかった。
井戸の場所で故障した車を発見したアルバラードは、捜索を続ける。
橋の下で休んだマイヤーズは、体格が同じのロイと服を着替えることを考え、彼を自分に見せかけようとする。
サンタ・ロザリアに着いたマイヤーズは、酒場に向かい、店主からフェリーの情報を訊くものの、火事で乗れないことを知る。
ギルバートがスペイン語で話したために信用しないマイヤーズは、英語が話せるホセ(ナティヴィダッド・ヴァシオ)にフェリーのことを確認し、ボートを手配させるために金を渡す。
海岸に向かったマイヤーズは、我慢の限界に達したロイから、卑劣な行為を非難される。
その頃ホセは、手配書のマイヤーズの写真を見て驚き、警察に通報する。
夜になり桟橋に向かったマイヤーズは、ロイをおとりにして警戒する。
桟橋の先に向かったロイは、隠れていた警官に止まれと言われ、発砲される。
ロイは、警官に向かって自分がマイヤーズではないことを伝える。
ギルバートはマイヤーズに襲いかかり、2人は格闘になる。
銃が海に落ちたマイヤーズは、その場から逃げようとするものの、アルバラードに行く手を阻まれ観念し、手錠をかけられる。
抵抗するマイヤーズはロイに殴られ、連行される。
アルバラードに制止されたロイは冷静になり、もう大丈夫だと言うギルバートと共にその場を去る。/span>