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フェアウェル The Farewell (2019)

余命短い祖母に病気のことを隠そうとする家族の苦悩と心の葛藤を描く、監督、脚本ルル・ワン、主演オークワフィナツィ・マーチャオ・シューチェン他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:ルル・ワン
製作
アニタ・ゴウ
ダニエル・テイト・メリヤ
アンドリュー・ミアノ
ピーター・サラフ
マーク・タートルトーブ
クリス・ワイツ
ジェーン・チェン
製作総指揮:エディ・ルービン
脚本:ルル・ワン
撮影:アンナ・フランケスカ=ソラーノ
編集
マシュー・フリードマン
マイケル・テイラー
音楽:アレックス・ウェストン

出演
ビリー・ワン:オークワフィナ
ハイヤン・ワン:ツィ・マー
ルー・ジアン:ダイアナ・リン
ナイナイ:チャオ・シューチェン
リトル・ナイナイ:ルー・ホン
ハイビン:チアン・ヨンポー
ハオハオ:チェン・ハン
アイコ:水原碧衣
ユーピン:ツァン・ジン
アンティ・リン:リー・シャン
リー:ヤン・シュエチェン
ソン医師:ジム・リュー

アメリカ 映画
配給 A24
2019年製作 100分
公開
北米:2019年8月9日
日本:2020年10月2日
製作費 $3,000,000
北米興行収入 $17,695,780
世界 $23,076,660


ストーリー
ニューヨーク
中国からの移民ビリー・ワン(オークワフィナ)は、故郷の長春で暮らす祖母ナイナイ/父方の祖母(チャオ・シューチェン)と頻繁に連絡を取り合っていた。
グッゲンハイム・フェロー”の助成金を受け取れなかったビリーは、それを父ハイヤン(ツィ・マー)と母ルー・ジアン(ダイアナ・リン)に話さず、ナイナイにも知らせなかった。
ある日ビリーは、ナイナイが末期の肺がんで、余命数ヶ月と診断されたことを両親から知らされる。
診断結果がナイナイには秘密にされ、いとこのハオハオ(チェン・ハン)と日本人の恋人アイコ(水原碧衣)結婚を口実に、家族はナイナイに会いに故郷に向かうことになる。
両親からニューヨークに残るようにと言われたビリーは、ナイナイに嘘をつくことが気になり、両親を追い故郷に向かう。
長春に着いたビリーは家族を驚かせるが、歓迎してくれたナイナイや彼女の世話をする妹(ルー・ホン)との再会を喜ぶ。
ハオハオの父で伯父のハイビン(チアン・ヨンポー)は、ナイナイの死を受け入れられずに動揺する。
あくまで病気のことを秘密にするつもりの家族に対し、真実を知らせるべきだと考えるビリーは悩み、結婚式が迫る中、考えを巡らせるのだが・・・。


解説 評価 感想

中国出身のルル・ワンが、自身の体験を基に脚本を兼ねて監督し(長編2作目)、オークワフィナツィ・マーチャオ・シューチェンなどが共演した作品。

余命短い祖母に病気のことを隠そうとする家族の苦悩と心の葛藤を描くコメディ・ドラマ。

家族やその中心にいる愛する祖母との関係や、文化の違いを感じ移民として様々な問題を抱えながらアメリカで暮らす主人公の思いが切実に描かれた作品。

発展著しい中国社会の現実が描写された内容は実に興味深く、愉快な結婚式の異様な雰囲気を見て驚いた方も多いはずだ。

本作は各方面で絶賛され、祖母を愛し病気を秘密にすることに罪悪感を感じ、葛藤しながら故郷での日々を過ごす女性を見事に演じたオークワフィナは、アジア系女優として初となる、ゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した。

主人公の父ツィ・マー、その妻ダイアナ・リン、ナイナイ(父方の祖母)を好演するチャオ・シューチェン、その妹で姉の世話をするルー・ホン、主人公の伯父チアン・ヨンポー、その妻リー・シャン、その息子チェン・ハン、彼の日本人の婚約者水原碧衣、主人公の叔母ツァン・ジン、ナイナイの家に居候している老人ヤン・シュエチェン、ナイナイの主治医ジム・リューなどが共演している。


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