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デザート・トレイル The Desert Trail (1935)

殺人強盗犯に疑われたロデオスターとギャンブラーが巻き起こす騒動を描く、監督ルイス・D・コリンズ、主演ジョン・ウェインメアリー・コーンマンポール・フィックスエディ・チャンドラー他共演によるコメディ・タッチの西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
ジョン・ウェイン / John Wayne/Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ルイス・D・コリンズ
製作:ポール・マルヴァーン
脚本:リンズリー・パーソンズ
撮影:アーチー・スタウト
編集:カール・ピアソン

出演
ジョン・スコット/ジョン・ジョーンズ:ジョン・ウェイン
アン・ウィテカー:メアリー・コーンマン
ジム・ウィットモンリー:ポール・フィックス
カンザス・チャーリー/ハリー・スミス牧師:エディ・チャンドラー
フアニータ・ラルー:カルメン・ラルー
リー・ブラウン保安官:レイフ・マッキー
ピート:アル・ファーガソン
ファーンズワース:ヘンリー・ホール

アメリカ 映画
配給 Monogram Pictures
1935年製作 54分
公開
北米:1935年4月22日
日本:未公開


ストーリー
ロデオスターのジョン・スコット(ジョン・ウェイン
は、友人のカンザス・チャーリー(エディ・チャンドラー)と共に駅馬車でロデオ会場に向かう。
ジョンは、途中で乗車した魅力的なファニータ・ラルー(カルメン・ラルー)と話しながら、カンザスをからかう。
ロデオに出場したジョンは、900ドルの賞金から寄付金を差し引かれることに納得できず、ロデオ・プロモーターのファーンズワース(ヘンリー・ホール )に銃を向けて脅し、金庫から全額を奪い逃走する。
その直後に悪党のピート(アル・ファーガソン)と彼に誘われたジム・ウィットモンリー(ポール・フィックス)がオフィスに押し入り、ファーンズワースを殺して金庫の現金を奪う。
銃声を聴いた保安官らが現れ、ピートは、銃声の直後にジョンとカンザスが出て行ったことを彼らに伝える。
家に戻りカンザスとトラブルになったジョンは、彼を椅子に縛り、独りで出掛ける。
そこに保安官らが現れ、カンザスは尋問される。
懐中時計がないことに気づいたジョンは家に戻り、カンザスが、バンクロール(軍資金)と懐中時計そしてファニータを渡すと言って罪を逃れようとする様子を外からのぞき込む。
カンザスは逮捕連行され、ジョンは保安官に銃を向けて脅し、バンクロールと懐中時計を捨てさせて去るよう指示する。
罪悪感を感じたジムは悪事から手を引こうとするが、ピートに脅されて仕方なく行動を共にする。
愛人ファニータの家に居たピートは、ジョンが現れたために焦り、クローゼットに隠れる。
ファニータに歓迎されたジョンは、手錠をかけられたまま逃げて来たカンザスと争いになる。
揉み合うジョンは、壊れてしまった懐中時計を見せて、バンクロールもカンザスに返す。
それを見ていたピートは、ジョンとカンザスに銃を向けて、バンクロールと時計を奪い、2人をクローゼットに閉じ込める。
ジョンとカンザスはその場でも喧嘩を始め、ピートに現金を独り占めされて出て行かれたファニータは憤慨し、2人を責める。
保安官が来たことに気づいたジョンとカンザスは、その場から逃走する。
保安官らの追跡をかわしたジョンとカンザスは、ジョン・ジョーンズと牧師のハリー・スミスと名前を変えて、別行動でポーカー・シティンに向かう。
駅馬車で町に着いたカンザスは、牧師としてリー・ブラウン保安官(レイフ・マッキー)に挨拶する。
ジムはその場でカンザスから声をかけられ、動揺しながら話を合わせる。
妹アン(メアリー・コーンマン)の店に向かったジムは、カンザスを紹介する。
怪しいカンザスを監視していたブラウン保安官は、しばらくして現れたジョンにも尋問しようとする。
そこにもジムが現れ、ジョンが”ジョーンズ”を名乗り旧友だという話に合わせてしまう。
ジムと共に入った店のアンに惹かれたジョンは、現れたカンザスをからかい、2人は、彼女をめぐって再び争い始めるのだが・・・。


解説 評価 感想

まだ20代の若きジョン・ウェイン主演で1933年から16作製作された、”Lone Star Western”の14作目。

サイレント時代から約30年間活躍したルイス・D・コリンズが監督し、主演ジョン・ウェインメアリー・コーンマンポール・フィックスエディ・チャンドラーなどが共演した作品。

殺人強盗犯に疑われたロデオスターとギャンブラーが巻き起こす騒動を描くコメディ・タッチの西部劇。

主演のジョン・ウェインは、いつもの正義漢とは違い、ロデオスターのプレイボーイ的な役柄であり、アクションも控えめだが、ユーモアあふれる主人公を熱演している。

主人公と相棒が惹かれるヒロインのメアリー・コーンマン、その兄で主人公らに罪をかぶせるものの、罪悪感を感じて彼らに協力するポール・フィックス、主人公が常にからかい争いとなる相棒であるギャンブラーを愉快に演ずるエディ・チャンドラー、主人公らが駅馬車で出会う魅力的な女性カルメン・ラルー、保安官のレイフ・マッキー、主人公らに罪をかぶせる悪党アル・ファーガソン、彼らに殺されるロデオ・プロモーター役ヘンリー・ホール などが共演している。


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