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死霊館 エンフィールド事件 The Conjuring 2 (2016)

超常現象研究家ウォーレン夫妻の体験を基に製作された、「死霊館」(2013)の続編。
1977年にロンドンで実際に起きたウォーレン夫妻が調査したポルターガイスト現象”エンフィールド事件”を描く、原案、脚本、監督ジェームズ・ワン、主演ヴェラ・ファーミガパトリック・ウィルソンフランセス・オコナーサイモン・マクバーニーフランカ・ポテンテ他共演のオカルト・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ジェームズ・ワン

製作
ピーター・サフラン
ロブ・コーワン
製作総指揮
ウォルター・ハマダ
デイヴ・ノイスタッター
原案
チャド・ヘイズ
ケイリー・ヘイズ
ジェームズ・ワン
脚本
チャド・ヘイズ
ケイリー・ヘイズ
ジェームズ・ワン
デヴィッド・レスリー・ジョンソン
撮影:ドン・バージェス
編集:カーク・モッリ
音楽:ジョセフ・ビシャラ

出演
ロレイン・ウォーレンヴェラ・ファーミガ
エド・ウォーレンパトリック・ウィルソン
ペギー・ホジソン:フランセス・オコナー
ジャネット・ホジソン:マディソン・ウルフ
モーリス・グロスサイモン・マクバーニー
アニータ・グレゴリーフランカ・ポテンテ
マーガレット・ホジソン:ローレン・エスポジート
ジョニー・ホジソン:パトリック・マコーリー
ビリー・ホジソン:ベンジャミン・ヘイ
ペギー・ノッティンガム:マリア・ドイル・ケネディ
ヴィック・ノッティンガム:サイモン・デラニー
ゴードン神父:スティーヴ・コールター
へそ曲がり男:ハビエル・ボテット
悪魔/ヴァラク:ボニー・アーロンズ
ヴァラク:ジョセフ・ビシャラ
ビル・ウィルキンス:ボブ・アドリアン
ビル・ウィルキンス(声):ロビン・アトキン・ダウンズ
ジュディ・ウォーレン:スターリング・ジェリンズ
スティーヴン・カプランコリー・イングリッシュ
ドリュー・トーマス:シャノン・クック

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2016年製作 134分
公開
北米:2016年6月10日
日本:2016年7月9日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $102,310,180
世界 $315,816,420


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1976年、ニューヨーク州アミティヴィル
超常現象研究家のエド・ウォーレンパトリック・ウィルソン)と妻ロレインヴェラ・ファーミガ)は、悪霊が棲みついたラッツ家を調べる。

その2か月後に教会の要請を受けたエドロレインは、再びラッツ家を訪れる。

ラッチ一家が来る前に、大量殺人鬼ロナルド・デフェオJr.が、彼の家族を惨殺した家で起きた事件が悪霊のせいだったのか、ロレインはそれを調べる。

悪霊を確認したロレインは叫び声をあげて意識が戻り、地獄に行くようなものだとエドに伝える。

アミティヴィル事件を調査したエドロレインはマスコミに追いかけられ、それに似た事件がロンドン北部の町エンフィールドでも起きた。
...全てを見る(結末あり)

1977年、エンフィールド
シングルマザーのペギー・ホジソン(フランセス・オコナー)は、マーガレット(ローレン・エスポジート)、ジャネット(マディソン・ウルフ)、ジョニー(パトリック・マコーリー)、ビリー(ベンジャミン・ヘイ)の4人の子供を抱え、苦しい生活を送っていた。

友人カミラが吸っていたタバコを持っていたたため、それを教師に見つかったことでジャネットは注意を受ける。

カミラと作ったウィジャボード/霊応盤を使い、母と離婚した父が戻って来るか考えたジャネットは、その夜、違う部屋で目覚める。

ドアを叩く音で目覚めたマーガレットは、ジャネットがベッドにいないことに気づく。

戻って来たジャネットは、音はたてなかったとマーガレットに伝える。

テレビ出演をしたウォーレン夫妻だったが、ロレインの霊視に懐疑的な学者スティーヴン・カプランコリー・イングリッシュ)とエドは言い合いになってしまう。

次の夜、夜中に喉が渇いたビリーは、キッチンで水を飲もうとした際、裏庭のブランコが揺れていることに気づく。

うなされて意味不明な言葉を発するジャネットが起き上がり、誰かと話していることに気づいたマーガレットは、妹を落ち着かせて寝かせる。

再び起き上がり、誰かと話すジャネットを見たマーガレットは怖くなる。

部屋に戻ったビリーは、オモチャの消防車が動き出したために驚き、いつも遊んでいるテントにいた誰かが叫び声をあげたため、それをペギーに知らせる。

テントに誰もいないことを確認したペギーは、下で物音がしているためにビリーを部屋に戻して階段を下りる。

ジャネットが椅子を揺らしていることに気づいたペギーは、また寝ぼけて歩いてしまったと言うジャネットが熱を出していたため、明日は学校を休むようにと指示する。

二人が二階に上がった後も、椅子は揺れ続ける。

翌日、学校を休みテレビを見ていたジャネットは、、勝手にチャンネルが変わってしまい、リモコンが手元から消える。

ペギーからの電話に出たジャネットは、リモコンが椅子の上にあることに気づく。

椅子に誰かがいるように思えたジャネットは、消えたテレビの画面に映った椅子に座る人を確認し、リモコンは再びその場に移動していた。

テレビの横で”俺の家だ”と誰かが叫んだために驚いたジャネットは、叫び声をあげる。

目覚めたロレインエドがベッドにいないことに気づき、奇妙な夢を見たため描けば思い出せると考えて、悪魔の絵を描いていと彼から言われる。

講義は続けるが調査を受けるのをやめる気であることをエドに話したロレインは、その理由を訊く彼に、自分を信じてほしいとだけ伝えて納得してもらう。

歩き回らないように手をヒモで縛って眠ったジャネットは、夜中にベッドから落ちていることに気づき、ドアを叩く音に驚く。

家の中の様子を見て階下の居間に向かおうとしたジャネットは、椅子が動いていることに気づき部屋に戻り、ドアを椅子で塞ぎベッドに潜る。

椅子がベッドの横に移動しドアが開いていることに気づいたジャネットは恐怖に怯え、その直後に誰かに襲われる。

ベッドが動き振動したためにマーガレットと共に驚いたジャネットは、ペギーの元に向い、誰かに噛まれたことを伝えて肩の傷を見せる。

部屋を調べたペギーは、ジャネットのベッドの下のウィジャボードを見つけて二人を叱り、それを破いてしまう。

しかし、タンスが動きドアを塞いだだめ、驚いたペギーは、子供達を連れて向いのノッティンガム家に駆け込む。

タンスが動いたことをペギー・ノッティンガム(マリア・ドイル・ケネディ)に伝えたペギーは、彼女の夫のヴィックから、家を調べたが異常はなかったと言われる。

ヴィックが呼んだ警官が現れ、家の中を調べるものの、やはり異常はなかった。

物音がし始め、壁の奥から聴こえることに気づいた警官は、椅子が自然に移動したために驚き、警察の手には負えないため、神父に相談することをペギーに伝える。

聖書を読みながら家でくつろいでいたロレインは、娘のジュディ(スターリング・ジェリンズ)の姿が見えなくなったことに気づく。

廊下にいたジュディから、奥にいる悪魔(ボニー・アーロンズ)のことを知らされたロレインは、悪魔の絵が飾ってある部屋に向う。

突然テープレコーダーが鳴り、絵に近づいたロレインは、ドアや窓がしまったために部屋に閉じ込められる。

悪魔の影が現れ、絵と合体してロレインに襲い掛かる。

誰なのか名前を訊くロレインは、エドが殺されるのを確認しながら、聖書に何かを殴り書きして、ジュディに声をかけられて意識が戻る。

テレビ局から取材の話をされたペギーは、生活のためにそれを受ける。

超常現象の目撃証言が紹介され、心霊現象研究協会の調査員であるモーリス・グロスサイモン・マクバーニー)は、今回のホジソン家の件は、疑う余地がない事実だと伝える。

懐疑派である超心理学者のアニータ・グレゴリー教授(フランカ・ポテンテ)は、子供のイタズラだと語る。

グロスらの前でマーガレットと共にインタビューを受けたジャネットは、様子がおかしくなる。

男の声を発するジャネットはグロスから名前を訊かれ、ビル・ウィルキンス(ロビン・アトキン・ダウンズ/声)だと答える。

72歳だと言うビルは墓から戻って来たと話し、部屋の隅にある椅子で意識を失って死んだことを伝える。

戻った理由をグロスから訊かれたビルは、脅すのが楽しいと笑いながら話し、その場にいたペギーは、早く出て行くようにと叫ぶ。

ビルはペギーを罵倒し、その瞬間にジェネットは正気に戻る。

その後、ホジソン家は怪奇現象の家として大きく報道され、ペギーらは、ノッティンガム家に世話になることになる。

同じ頃ホジソン家では、ビリーのテントにあったへそ曲がり男の回転のぞき絵が動き出し、その絵が消える。

夜中に、ノッティンガム家の愛犬バロンが、外に出ようとしてベルを鳴らしていることに気づいたビリーは、裏口のドアを開けてあげる。

バロンはへそ曲がり男(ハビエル・ボテット)に姿を変え、驚いたビリーはペギーの元に向かう。

とり憑かれたジャネットが現れて、暖炉の柵で棚を壊し、倒れ込んでしまう。

エンフィールドの怪事件の内容とビル・ウィルキンスの声をゴードン神父(スティーヴ・コールター)から聴かされたエドロレインは、その声は11歳の少女が発したと言われる。

確証がなければ教会は動けないと言うゴードン神父は、ロンドンに向かい、3日間で真偽を確かめるようエドロレインに指示する。

調査ではなく報告するだけだと言うエドは、気が進まないロレインに、助けを求める家族の頼みは拒めないと伝える。

エドの死を予知したと話すロレインは、絵の悪魔は存在すると伝えるが、能力は授かりものであり、理由があって自分の死を見せたと彼から言われて説得される。

立会人の立場以上のことはしないとエドに約束させたロレインは、ロンドンに向かうことを承知する。

グロスに迎えられたエドロレインはホジソン家に向い、ペギーとヴィックを紹介される。

エドは、荒らされて壁中に十字架が掛けられたジャネットとマーガレットの部屋を見せられる。

ロレインはジャネットと話し、周囲と違っていた自分も、頼れる味方を見つけて結婚したことを伝え、動揺するジャネットを落ちつかせる。

眠れず、学校でも嫌われ行き場がないと語るジャネットに、異常と思わせるのが霊の狙いだとロレインは説明する。

居間の椅子の話をグロスから聞いたエドは、それを含めた家具付きの家を買った夫と連絡がつくかをペギーに尋ねる。

無理だと答えたペギーは、子供達が好きなエルヴィス・プレスリーのレコードも持って夫は出て行ったと話す。

揉め事続きだと言うペギーに、偶然ではなく、霊は人の心の弱みに付け込む弱い者いじめだとエドは伝える。

聞える声に後ろから操られている感じがすると話すジャネットは、”あなたを殺す”と今言われたことをロレインに伝える。

霊の声がジャネットのものではないことを証明するため、彼女に水を口に含ませたエドは、質問を始める。

ロレイン、ペギー、グロスが立ち合い、居間の椅子に座ったジャネットは、質問するエドに、見られていると話せないと霊が言っていることを伝える。

背を向けたエドは質問を始め、現れたビルと話し、自分の家に戻り家族に会いに来たと言われる。

家族は引っ越していると伝えたエドは、天国に行きたくないのかと問い、神など信じないと言うビルに、話は終りだと伝えてロザリオを向ける。

”助けて、あれが・・・放して・・・”と叫びながら、ビルはその場を去り、ジャネットは正気に戻る。

その夜、霊ではなく親子の不安しか感じないとロレインから言われたは、眠ることにする。

いつものように手を縛りペギーと共にベッドに入ったジャネットは、学校で注意されたタバコは、カミラから言われて持っていただけだと話す。

疑ったことを謝罪するペギーは、ジャネットを抱きしめる。

夜中に目覚めたジャネットは、居間の天井に張り付いていることに気づき、椅子にはビル(ボブ・アドリアン)が座っていた。

ジャネットは子供部屋に移動し、壁の十字架が逆さまになり、ビルに襲われる。

叫び声を聞いたペギーは子供部屋に向うが、ドアが鎖で鍵が閉められていたために開けることができない。

ドアの隙間からジャネットとビルを確認したペギーは、現れたエドから鍵を持ってくるようにと言われる。

鍵を開けてジャネットを助けたペギーは、ビルを見たことをエドロレインに伝える。

グロスグレゴリーと共に話し合ったエドロレインは、霊が信実だとは確信が持てない。

グレゴリーは懐疑的であり、ペギーが市からの補助金を受けようとするための行為だと決めつけるが、エドロレインは家族を信じたいと伝える。

証拠がないと教会が動けないとエドから言われたグロスは、撮影班を用意することを提案する。

エルヴィスのレコードを買って家に戻ったエドは、プレイヤーが動かないために、その場にあったギターを弾きながら”Can’t Help Falling In Love/好きにならずにいられない”を歌い、子供達を喜ばせる。

シンクの水道管を直しながら、子供時代に怖い体験をしたものの、父親の指示で、ロザリオを持って立ち向かった話をジャネットにしたエドは、その後、味方が見つかったと話す。

その相手と結婚したことを知っていたジャネットが、ロレインからその話を聞いていたことに気づいたエドは、水道のついでに地下の洗濯機も直すことをペギーに伝える。

霊の存在を立証できれば歴史的な発見になるとグロスから言われたロレインは、彼が名声目当てで今回の件に関わっていると考える。

それを否定するグロスは、数年前に交通事故で亡くした娘が合図を送っているような体験を何度かしたため、霊の存在が本当であれば救われ、娘がどこかで見ていると思うとロレインに話す。

水浸しの地下室で、その原因である水が漏れてい居る場所を見つけたエドは、配管を締めて直そうとする。

作業を見守っていたペギーは、エドの背後に誰かいることに気づき、それを彼に伝える。

振り向いたエドは誰もいないことを確認するが、水中にいたビルに引きずりこまれそうになったペギーは腕を噛まれてしまう。

ジャネットの傷と同じだとペギーから言われたエドは、水の中から入れ歯を見つけて傷と同じ形だt確認する。

姉弟とクリスマスツリーの飾りつけをしていたジャネットは、霊がキッチンで包丁で遊んでいるとマーガレットに伝える。

エドから霊を追い払えと言われていたジョニーはキッチンに向い、テーブルに刺さっていた何本もの包丁を確認するが、マーガレットからジャネットが消えたと言われる。

ジョニーがキッチンに閉じ込められ、マーガレットの叫び声を聞いたエドはその場に向い、内部がメチャクチャに壊されていることを知る。

ペギーが棚に隠れていたジョニーを見つけて、エドは、配電盤に体をねじって入り込んでいるジャネットにビルがとり憑いていたいたため、ロザリオをかざす。

ビルは”俺を・・・くれない”と意味不明な言葉を発し、正気に戻ったジャネットをエドが救い出す。

現れたグレゴリーから全て芝居だと言われたエドらは、その証拠である撮影していたキッチンの映像を見せられる。

それには、キッチンを荒らすジャネットの姿が映っていた。

グレゴリーから、ジャネットの作り話だと言われたペギーは、自分も超常現象は目撃したと伝える。

娘が大切ならばまともな生き方をするようにと言われ、自分の差し金だろうと責められたペギーは反論する。

助けたいが、映像を見れば教会は手を引くとエドから言われたペギーは、信じられないのなら出て行くようにと伝える。

ホジソン家を去ることになったエドロレインは、期待させて逃げ出すのは無責任だとヴィックに言われるが、ジャネットが工作したことは明らかだったため仕方がなかった。

諦めきれないグロスに、調査期限があると伝えて協力に感謝したエドは、世の中が認めない今こそ信じると彼から言われて別れる。

窓から自分達を見つめるジャネットのことを心配しながら、エドロレインは、送ってくれたヴィックに別れを告げる。

本当にキッチンを荒らしたのかとマーガレットから訊かれたジャネットは、エドらを追い出さなければ殺すと霊に脅されたと答える。

電車に乗り、荷物から落ちた2本の録音テープが交差しているのを見たエドは、2台のテープレコーダーを出して2回のビルの声を聴き直す。

2本の録音テープを同時に聴いたエドロレインは、”助けて、あれが俺を放してくれない”というビルの言葉確認する。

霊を感じたロレインは意識の中でビルと話しをして目覚め、悪魔が彼を手先として利用し、自分の霊視を妨害していることをエドに伝える。

本当の敵は悪魔だと言うロレインは、ホジソン家に戻るために、まだいるかもしれないヴィックを引き止めるようエドに指示する。

その頃、霊がとり憑いたジャネットはマーガレットを痛めつけ、ペギーは子供達を外に出す。

ホジソン家に戻るエドは、悪魔が霊視を妨害していることをヴィックに話し、生れた時に授けられた名前で追い払えるとロレインは考える。

家に着いたエドは、入口が開かないために窓を割るものの、ソファがその場を塞いだために裏に回り地下室に入る。

ロレインが追うものの、エドは閉じ込められる。

ヴィックにドアを壊すよう指示したロレインから待つようにと言われたエドだったが、愛していると伝えてジャネットを助けに行く。

天井の床を壊して這い上がったエドだったが、緩んだバルブから噴き出したスチームを顔面に浴びてしまう。

視力が回復しないまま、何んとか居間に向かったエドは、ロザリオを手にしながら警戒する。

悪魔を見た時に聖書に殴り書きしたことを思い出したロレインは、荷物の中にあったそれを確認して、”ヴァラク”という名前が分かる。

雷が落ちて、家の前の木に直撃して倒れ、折れた部分が鋭利になったことをロレインは確認する。

二階に上がり、テントの中の回転のぞき絵が動き出したことに気づいたエドは、へそ曲がり男に襲われそうになる。

子供部屋に向かったエドは、窓を割り鋭利な木に飛び降りようとするジャネットを捕まえる。

ヴィックがドアを壊し、地下室から二階に向かったロレインは、カーテンに掴まっているエドを助けようとするものの、悪魔に痛めつけられる。

ヴァラクの名を呼び地獄に戻るようようにと伝えて悪魔を滅ぼしたロレインは、落ちる寸前のエドの腕を掴み、彼とジャネットを助ける。

ヴィックと共に現れたペギーは、正気に戻ったジャネットを抱き寄せる。

夜が明けて、エドロレインは、ペギーとマーガレットに感謝される。

エドは、自分を守ってくれたロザリオをジャネットに渡し、大人になり、必要な人が現れたらそれを渡してほしいと伝える。

自分は幸運だったと言うジャネットは、たった一人が奇跡を起こすと思っていたが、自分には二人いるとエドロレインに伝えて、ペギーに抱きしめられる。

エンフィールド事件”は、最も信憑性が高い心霊現象と認められた。

晩年までその家に住み続けたペギー・ホジソンは、40年前にビル・ウィルキンスが息を引き取った椅子に座りながら、2003年に亡くなった。

自宅に戻り、保管庫にへそ曲がり男の回転のぞき絵を置いたエドは、エルヴィスの”Can’t Help Falling In Love/好きにならずにいられない”のレコードをかけたロレインの元に向かう。

エドロレインは、それを聴きながら踊り愛を確かめる。


解説 評価 感想

参考:
・「死霊館」(2013)
・「死霊館 エンフィールド事件」(2016)
・「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」(2021)

・「アナベル 死霊館の人形」(2014)
・「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)
・「アナベル 死霊博物館」(2019)

・「死霊館のシスター」(2018)

・「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」(2019)

*(簡略ストー リー)
1977年、ロンドン北部エンフィールド
超常現象研究家のエド・ウォーレンパトリック・ウィルソン)と妻ロレインは、悪霊がとり憑いたと思われるホッジス家の調査を教会から依頼される。
ホッジス家の次女ジャネットは、その家の居間の椅子で座ったまま亡くなったビル・ウィルキンスの霊にとり憑かれ、母ペギーや姉らと共に、苦悩する日々を送っていた。
心霊現象研究協会の調査員であるグロスに迎えられたエドロレインは、その場で起きる超常現象を目撃しながら、ジャネットと様子を見守る。
懐疑派である超心理学者のグレゴリー教授らも加わった調査は続き、超常現象の確証を得ようとするエドロレインだったが、霊を感じられない彼女は予知することもできない・・・。
__________

大量殺人鬼ロナルド・デフェオJr.が家族を惨殺した家に住む、ラッツ家の悪霊を調査したウォーレン夫妻による、翌年起きた似たような事件”エンフィールド事件”の調査を描く、事実を基にしたオカルト・ホラー。

超常現象研究家のエド・ウォーレンと妻ロレイン夫妻の人間性などを独得の味わいで描く、単なる恐怖映画ではない内容は前作から継承されている。

どぎつい恐怖シーンの間に心和ませる雰囲気も盛り込む、ジェームズ・ワンのメリハリのある演出も注目だ。

北米興行収入は前作を下回り1億ドルを突破した程度に終わるが、全世界では約3億3億1600万ドルの大ヒットとなった。
*前作
約1億3700万ドル(北米)
約3億1800万ドル(世界)

1970年代後半の時代背景を感じさせる、事件があったロンドン北部の町エンフィールドでのロケ他、その生活感なども見事に再現されている。

救いを求める家族に力を貸そうとする、超常現象研究家のロレイン・ウォーレンを好演するヴェラ・ファーミガ、彼女と助け合いながら調査を続ける、人間味溢れるその夫エド・ウォーレンを熱演するパトリック・ウィルソン、悪霊がとり憑いた娘(マディソン・ウルフ)を守ろうとするシングルマザーのフランセス・オコナーウォーレン夫妻に協力する心霊現象研究協会の調査員であるモーリス・グロスサイモン・マクバーニー、調査に参加する懐疑派である超心理学者アニータ・グレゴリーフランカ・ポテンテ、ホジソン家の長女ローレン・エスポジート、長男のパトリック・マコーリー、次男のベンジャミン・ヘイ、ホジソン一家を献身的に支える隣人夫婦のサイモン・デラニーマリア・ドイル・ケネディウォーレン夫妻に調査を依頼する神父スティーヴ・コールター、へそ曲がり男のハビエル・ボテット、悪魔/ヴァラクのボニー・アーロンズジョセフ・ビシャラ、少女にとり憑く悪霊ボブ・アドリアンとロビン・アトキン・ダウンズ(声)、ウォーレン夫妻の娘スターリング・ジェリンズウォーレン夫妻と意見が対立する超常現象研究家スティーヴン・カプランコリー・イングリッシュウォーレン夫妻の助手シャノン・クックなどが共演している。


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