葬儀は始り、デトロイト郊外から駆けつけた、不幸な結婚生活を送る主婦のカレン・ボーウェンズ(ジョベス・ウィリアムズ)はサムに見つめられ、広告会社の重役である彼女の夫リチャード(ドン・ギャロウェイ)がそれを気にする。
ベトナム帰還兵で元ラジオ番組の司会者ニック・カールトン(ウィリアム・ハート)は、愛車のポルシェで遅れて到着し、メグに声をかけてサムの隣の席に着く。
学生時代に優秀だったアレックスが、平凡な社会生活に耐えきれず命を絶った意味についてを考えるべきだという牧師の話に続き、友人代表でスピーチするハロルドが紹介される。
友人だったアレックスを愛する者達が集まった言うハロルドは、彼が今でもどこかで・・・と語ったところで声を詰まらせ、参列者の涙を誘う。
カレンはアレックスが愛した曲を演奏し、棺は墓地に運ばれる。
メグを乗せたニックは、アレックスに最後に会った際に怒鳴った話を聞かされる。
クロエを気にするマイケルは、車を運転するサムに、記事で批判したことを今日は忘れるようにと伝える。
リチャードは、いつもカレンから聞かされていた男友達が、実際に会ってイメージが違っていたため彼らを批判する。
埋葬後はクーパー家で会食が行われ、マリファナを吸ったメグは恥をかき、サムとニックに慰められる。
クロエと話したカレンは、アレックスを発見した際の様子を聞く。
マイケルはダラスでの取材を取り止め、アレックスについての記事を書くことを考える。
会食も終り、ハロルドは友人達が泊まることをサラに伝える。
カレンは、リチャードとのことや毎日の生活への不満で気が変になりそうだとサラに語る。
ランニング・シューズ・メーカーを経営しているハロルドは、チェーン展開する店舗が28店あることをサムに伝える。
セックス依存症のマイケルは、昼間から付き添い気に入っていたクロエの様子を見に行くものの、何も進展はなかった。
ニック以外が集まりくつろぎながら話をしていたが、悲しみを堪えながらシャワーを浴びた後のサラは、疲れたので眠ると言って寝室に向かう。
コカインを吸ったニックは、部屋に来たメグと愛し合おうとする。
ベトナムで何が起きたかを話そうとしたニックだったが、その場にいたコウモリに驚いたメグが叫び声をあげる。
サムが二階に向い、ハロルドが天窓を開けるものの、別のコウモリが入ってきてしまう。
部屋に戻ったカレンは、眠っているリチャードの姿を見て考え込む。
その後、居間で映画を観ていたニックは、カレンのかつての関係をサムと語り合うが、性的不能になった話を始める。
それを制止したサムは、カレンにはリチャードがいると言ってニックとキッチンに向かう。
その場にリチャードがいたため驚く二人は、不眠症の彼が、毎晩、一人になる時間を楽しんでいることを知らされる。
人生には苦労がつきものだと言うリチャードは、アレックスがそれから逃げたとニックとサムに語る。
翌朝、ニックとジョギングをしたハロルドは、アレックスにも教えたと言って秘密を話そうとする。
自分も自殺すると言ってそれを聞こうとしないニックだったが、数か月以内に大企業が自分の会社を買い取るとハロルドから知らされる。
自社株を持てば3倍になると話すハロルドは、それでアレックスが土地を買えたと言って、その情報で確実な仕事を得るようニックに提案する。
インサイダー取引きだと承知しながら、ハロルドはアレックスのようにはなるなとニックに助言する。
サラと関係したアレックスだったが、いい奴だったと認めるハロルドは、過去の話だと言って割り切る。
リチャードが子供達を気にして帰ったため、カレンはサムと買い物に出かける。
食事の支度をするサラは、男運が悪いという話をメグから聞き、仕方なく一度は堕胎したが、どうしても子供が欲しいと言われる。
カレンとスーパーマーケットで買い物をするサムは、娘が幼い時期に離婚した話などをする。
医師のサラに意見を求めたメグは、この場にいる男友達の中で、サムに相手を頼む考えがあることを伝える。
クロエは、ハロルドとマイケル、そしてニックと共にアレックスと住む予定だった修理中の小屋に向かう。
ニックと内部を見たクロエは、彼がアレックスに似ていることを伝える。
その夜、夕食の準備が整うが、サムの出演番組”J・T・ランサー”が始まる。
サムは気が進まないものの、皆で番組のオープニングを見て盛り上がる。
食事が始り、皆で会話を弾ませていたが、考えこむサラは、アレックスの席がないと言って涙する。
学生運動に没頭した時代を語る中で、黙っていたニックは意見を求められる。
アレックスならデザートにしようと言うとニックが答え、それを聞いたクロエは笑ってしまう。
デザートは裏切らないと言うニックの言葉に、皆は沈黙する。
食事は終わり、音楽をかけて皆で片づけをした後、カレンはマリファナを吸いながら、ヘルペスを恐れるリチャードが決して浮気をしないとハロルドとニックそしてサラに話す。
マイケルはクロエと共に過ごし、メグから子供を作る相談をされたサムは戸惑う。
マリファナを巻いていたマイケルは、ニックから鎮静剤をもらって飲む。
責任が伴う重大な決断を迫られたサムは、力になれないことをメグに伝えて理解を得る。
マイケルは眠っている横でクロエと話していたニックは、彼女が15歳の時に自分のラジオ番組に電話をしたことがあり、それにより悩みが解消したと言われて驚く。
株の情報を皆に話すことをサラに批判されたハロルドは、意見は聞きたくないと言って眠ってしまう。
翌朝、サムとニックとでジョギングしたハロルドは、皆に渡すシューズが届いたことを確認する。
キッチンで別々に朝食をとりながら、7人はそのシューズを受け取る。
カレンと散歩をしたサムは、数百万人が見る自分の仕事に満足できないことを語るが、人々を楽しませる素晴らしい仕事だと彼女に言われる。
自分の子供もその番組が好きだと言うカレンは、リチャードの話をして、父親としては最高の彼が他人としか思えず、妻として満足できない気持ちをサムに伝える。
詩などを書いていたことを話したカレンは、子供のために全てを諦め、空しいだけの日々を過ごすことが辛いことをサムに話す。
ハロルドらは、母校のフットボールの試合のテレビ中継で一喜一憂する。
ポーチでアレックスとの関係をカレンに話すサラは、それが皆との友情にマイナスになったと語る。
自分が相手になるとメグに伝えたマイケルだったが、彼女は答えを渋る。
サム、ハロルド、マイケルそしてクロエはタッチ・フットボールを楽しみ、メグがその様子を見守る。
そこに、ニックが、信号無視と警官侮辱、更に麻薬を運ぼうとしたことで警官に伴われて戻る。
警官はテレビ・スターのサムがいることに気づき、彼が番組のキャラクターのように車に飛び乗るシーンを見せてくれれば、今回の件は見逃すと伝える。
パトカーでは無理だと言うサムは、ニックのポルシェに飛び乗るが失敗する。
それを見ていたサラが、サムの治療をする。
警官を見送ったハロルドは、ニックの行動を批判して迷惑だと伝える。
治療を受けたサムはタッチ・フットボールに戻り、メグはマイケルに誘われていることをサラに話すが、断るつもりだと言って、この件は考え直すことを伝える。
メグがアレックスのことを語るビデオを撮ったニックは、それをハロルドやサラそしてマイケルと共に見る。
かつてニックから奪わなかったことを後悔しているとカレンに伝えたサムは、リチャードとは別れると言う彼女が、自分を意識していることを知る。
食事の後にカレンと求め合うサムだったが、一緒になる勇気がないことを伝える。
15年間も気があるように見せて、その気になれば何もできないと言うサムを、カレンは批判してその場を去る。
その後、アレックスの自殺の理由について居間で語り合った8人は、それを誰も知らないことに気づく。
自分なら分かるかもしれないとハロルドに言われたサラは、不幸を知られたくなかったために、アレックスが皆を避けていた可能性を指摘する。
クロエは、真相は不明だが楽しい人だったとアレックスのことを語り、幸せな人間がどこにいるかを皆に問う。
物理の天才が福祉や建設業に就いていたことを疑問に思うサムだったが、サラは迷っていたのだと語る。
ありきたりな遺書など残さなかったアレックスは立派だと話すニックは、生きているのが苦痛な人間もいると付け加える。
ニックと意見の合わないサムは席を外し、カレンが彼を追う。
キッチンにハロルドを呼んだサラは、彼との愛を確かめ、メグのことを話す。
クロエは、ニックが不能であることを知りながら彼を誘う。
サラはメグにハロルドのことを伝え、サムはカレンと愛し合う。
ハロルドの部屋に向かったメグは、緊張しながら彼とベッドに入る。
クロエからアレックスの洋服を見せられたニックは、彼のことを想う。
マイケルは、ビデオ・カメラで撮影しながらサラを口説く。
翌朝、ジョギングに出かけるハロルドを窓から見守るサラは、メグの笑顔を見つめる。
ニックはクロエと一夜を過ごし、アレックスが保管していた記事の切り抜きなどを見つける。
カレンは、一家でロサンゼルスに行き、撮影所を訪ねることをサムに伝える。
ジョギングから戻ったハロルドは、ニックと和解する。
皆は朝食をとるためにキッチンに集まり、ニックは、アレックスが奨学金を断ったことについて書いたマイケルの記事を彼に渡す。
ニックはこの地に住むことになり、クロエと小屋の手入れをするとハロルドは皆に話す。
皆を空港に送ろうとするハロルドだったが、全員どこにも行かないとマイケルが言い出し、その場は笑いに包まれる。