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鑑定士と顔のない依頼人 The Best Offer (2013)

潔癖主義の超一流の美術鑑定士が遺品の査定を依頼された女性に翻弄される姿を描く、監督、脚本ジュゼッペ・トルナトーレ、主演ジェフリー・ラッシュジム・スタージェスシルヴィア・フークスドナルド・サザーランド、他共演のロマンチック・ミステリー・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

製作
イザベラ・コクッツァ
アルトゥーロ・パーリャ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
撮影:ファビオ・ザマリオン
編集:マッシモ・クアッリア
音楽:エンニオ・モリコーネ

出演
ヴァージル・オールドマン:ジェフリー・ラッシュ
ロバート:ジム・スタージェス
クレア・イベットソン:シルヴィア・フークス
ビリー・ホイッスラー:ドナルド・サザーランド
フレッド:フィリップ・ジャクソン
ランバート:ダーモット・クロウリー
クレア:キルナ・スタメル
サラ:リヤ・ケベデ

イタリア 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2013年製作 125分
公開
イタリア:2013年1月1日
北米:2014年1月1日
日本:2013年12月13日
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $85,430
世界 $20,489,700


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ヨーロッパ
一流の美術鑑定士であるオークショニアのヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、誕生日に、クレア・イベットソン(シルヴィア・フークス)という女性からの電話を受ける。

クレアは、電話を受けたヴァージルを秘書だと思いながら、亡くなった両親が遺した価値があると言われている家具などの鑑定を依頼しようとする。

予備査定なので助手に回すと言う、秘書を装うヴァージルだったが、クレアは、最高のオークショニア”ヴァージル・オールドマン”に託すようにと言われたことを伝える。

自分のオークションでヴァージルは、パートナーであるビリー・ホイッスラー(ドナルド・サザーランド)に、女性の肖像画ばかりを安値で落札させていた。

クレアの指定したヴィラに向かったヴァージルは、その場に入ることができず、彼女からの連絡を受けて不満を訴え依頼を断る。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ヨーロッパ
一流の美術鑑定士でオークショニアでもあるヴァージル・オールドマンは、独身を通す潔癖主義者で堅物として知られていた。
ヴァージルは、友人のビリーと組んで、有名な女性の肖像画を安値で買い取りコレクションしていた。
そんなヴァージルは、両親の遺産である美術品などの査定を、クレアという女性から依頼される。
クレアから指示され両親のヴィラに向かったヴァージルだったが、姿を現さない彼女に不信感を抱きなが査定を始める。
その後も姿を現さないクレアが、実はヴィラの隠し部屋に住んでいることを知ったヴァージルは仕事を進める。
その後ヴァージルは、姿を見せないクレアと衝突しながら査定などを行うのだが、彼女の言動に戸惑いながらも心を奪われてしまう・・・。
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堅物の鑑定士と謎の美女、年齢差もある二人の不思議なロマンスを描く物語は、ミステリー・タッチで展開して驚きの結末を迎える。

単なる詐欺に遭った男の物語なのか・・・。
ショックは受けるものの、精神的異常者になったとも思えない主人公が、オートマタ(機械人形)の内部のような内装のレストランで、考え込みながらヒロインを待つラストは、新たな展開を観客に想像させる・・・。

物語の設定上、当然とも言えるが、舞台、美術、調度品など、美しい映像が非常に印象的な作品。

生き方に全く隙がなく、他人を寄せ付けない雰囲気のある”機械”のような主人公が、謎の女性に翻弄されながら次第に人間性を取り戻していくという難しい役柄を、名優のジェフリー・ラッシュは、観客の期待に応えて見事に演じている。

主人公に協力する機器職人の青年ジム・スタージェス、主人公に両親の遺品の査定を依頼する謎の女性シルヴィア・フークス、主人公と手を組み美術品を収集する友人のドナルド・サザーランド、ヴィラの管理人フィリップ・ジャクソン、主人公の秘書ダーモット・クロウリー、ヴィラの向いのバーにいる、全ての数を記憶する小人の女性キルナ・スタメル、ロバート(ジム・スタージェス)の恋人リヤ・ケベデなどが共演している。


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