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ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド That’s the Way of the World (1975)

レコード会社側に不満を抱き苦悩しながらプライドやバイタリティーで厳しい業界を生き抜こうとする大物音楽プロデューサーの生き様を描く、製作、監督、出演シグ・ショア、主演ハーヴェイ・カイテルエド・ネルソン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:シグ・ショア

製作:シグ・ショア
原案:ロバート・リプサイト
脚本:ロバート・リプサイト
撮影:アラン・メツガー
編集:ブルース・ウィトキン
音楽
モーリス・ホワイト

アース・ウインド&ファイアー

出演
コールマン・バックマスター:ハーヴェイ・カイテル

カールトン・ジェームズ:エド・ネルソン
フランクリン・ペイジ:バート・パークス
ヴェロア・ペイジ:シンシア・ボスティック
ゲイリー・ペイジ:ジミー・ボイド

アーリー:モーリス・ホワイト
“グループ”:アース・ウインド&ファイアー
ノーマン・シュルマン:シグ・ショア

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1975年製作 100分
公開
北米:1975年6月
日本:2007年4月14日


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
大手レコード会社“Aコード”で、黄金の耳を持つと言われる大物プロデューサー、コールマン・バックマスター(ハーヴェイ・カイテル)は、ボスのカールトン・ジェームズ(エド・ネルソン)に呼び出される。

バックマスターは、新進気鋭のグループ”グループ”(アース・ウインド&ファイアー)のデビューを控えていたのだが、社運を懸けているというジェームズから、ファミリー・ユニット・グループ”ペイジズ”の売込みを命ぜられてしまう。

社内一丸で取り組もうとするジェームズだったが、”ペイジズ”が音楽性のないことを指摘するバックマスターは、それに気乗りしない。

ジェームズと激しく衝突したバックマスターは、仕方なく会社の方針に従うことになり、”グループ”のリーダー、アーリー(モーリス・ホワイト)に、デビューが遅れることを伝えて納得させる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
大手レコード会社“Aコード”で、黄金の耳を持つと言われる大物プロデューサーのコールマン・バックマスターは、新進気鋭のグループ”グループ”のデビューを控えていた。
しかし、ボスのジェームズに呼び出されたバックマスターは、才能を見出せないファミリー・ユニット・グループ”ペイジズ”の売込みを命ぜられてしまう。
それに意見するバックマスターだったが、社運を懸けた方針には逆らえず、仕方なく、”グループ”のデビューを先送りして、”ペイジズ”のレコーディングに専念する。
自分の感性を信じ行動する、プライドの高いバックマスターは、その間も、本意でない仕事を続けることに疑問を抱きながらの日々を送る。
そんな時、”ペイジズ”のボーカル、ヴェロアがバックマスターに接近する。
バックマスターは、ヴェロアと親密になるにつれ、彼女の成功を願うようにはなるのだが・・・。
__________

当時人気のR&B/ファンク・ミュージック・バンド”アース・ウインド&ファイアー”のフルメンバーの出演やレコーディング風景、さらに熱狂のライブ映像などもファンにはたまらなく嬉しい、1970年代の雰囲気を堪能できる作品。

前年公開の「アリスの恋」(1974)や、翌年の「タクシードライバー」(1976)で、その存在を印象付けられるものの、当時、日本では知名度もないハーヴェイ・カイテルの主演作品ということで、当然、劇場公開されることもなく、32年後の2007年に日本では公開されることになる。

厳しい世界で生き抜く、才能溢れる魅力的な人物を演ずる若き日のハーヴェイ・カイテルは、現在の成功を知りつつ観ると実に興味深い。
実力派の片鱗を十分に見せてくれるファン必見の作品だ。

やや時代に外れたユニット・グループを、社運を懸けてまで売り出そうとする、レコード会社社長のエド・ネルソン、そのグループのリーダーで、”ミス・アメリカ”などでも有名な名司会者バート・パークス、主人公と親密になるボーカル、シンシア・ボスティック、その兄ジミー・ボイド、主人公のプロデュースによりデビューするグループ、アース・ウインド&ファイアーとそのリーダー役で、メンバーのモーリス・ホワイト(音楽も担当)、レコード会社の創業者役で、監督のシグ・ショアも出演している。


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