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TAR/ター Tár (2022)

類まれな才能を持つ世界的な指揮者の苦悩を描く、製作、監督、脚本トッド・フィールド、主演ケイト・ブランシェットニーナ・ホスノエミ・メルランソフィー・カウアージュリアン・グローヴァーアラン・コーデュナーマーク・ストロング他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

マーク・ストロング / Mark Strong / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:トッド・フィールド
製作
トッド・フィールド
アレクサンドラ・ミルチャン
スコット・ランバート
脚本:トッド・フィールド
撮影:フロリアン・ホーフマイスター
編集:モニカ・ヴィッリ
音楽:ヒルドゥル・グドナッティル

出演
リディア・ター:ケイト・ブランシェット
シャロン・グッドナウ:ニーナ・ホス
フランチェスカ・レンティーニ:ノエミ・メルラン
オルガ・メトキーナ:ソフィー・カウアー
アンドリス・デイヴィス:ジュリアン・グローヴァー
セバスチャン・ブリックス:アラン・コーデュナー
エリオット・カプラン:マーク・ストロング
クリスタ・テイラー:シルヴィア・フローテ
本人:アダム・ゴプニク
マックス:ツェトファン・スミス=グナイスト
トニー・ター:リー・セラーズ
ホイットニー・リース:シドニー・レモン
本人(声):アレック・ボールドウィン
ペトラ:ミラ・ボゴイェヴィッチ

アメリカ 映画
配給
ユニバーサル・ピクチャーズ(世界)
フォーカス・フィーチャーズ(北米)
2022年製作 158分
公開
北米:2022年10月7日
日本:2023年5月12日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $6,773,650
世界 $29,032,480


アカデミー賞
第95回アカデミー賞
・ノミネート
作品・監督
主演女優(ケイト・ブランシェット
脚本・撮影・編集賞


ストーリー
類まれな才能の持ち主でありながら常に努力を続け、作曲家でもあり自伝の出版も控えるリディア・ター(ケイト・ブランシェット)は、”ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団”初の女性首席指揮者となった。
リディアは、アシスタントのフランチェスカ・レンティーニ(ノエミ・メルラン)に頼り、すべてのことを任せていた。
ニューヨーク
ザ・ニューヨーカー・フェスティバル”に招待されたリディアは、アダム・ゴプニクのインタビューを受ける。
その後リディアは、投資銀行家でアマチュア指揮者でもあり、意欲的な女性指揮者を支援する”アコーディオン財団”を共同設立したエリオット・カプラン(マーク・ストロング)に会い、副指揮者セバスチャン・ブリックス(アラン・コーデュナー)の後任と、空いたチェロのポジションを補充することなどのいついて話し合う。
多忙の合間にリディアは、”ジュリアード音楽院”の講師も引き受ける。
リディアは、作曲家バッハを白人の異性愛シスジェンダー男性と言って嫌う、有色人種でパンジェンダーの学生マックス(ツェトファン・スミス=グナイストに異議を唱えが、それに納得できないマックスは、その場を去る。
リディアはベルリンに戻り、コンサートマスターでもある妻のシャロン(ニーナ・ホス)と養女ペトラ(ミラ・ボゴイェヴィッチ)との生活に戻る。
新曲が思うように作れずに悩むリディアは、様々なプレッシャーの中、かつて指導した若手指揮者クリスタ・テイラー(シルヴィア・フローテ)からの絶望的なメールを受け取り、それが気がかりだった。
そんなリディアは、チェロのブラインド・オーディションを前に、若いロシア人候補者オルガ・メトキーナ(ソフィー・カウアー)を見かけて気になる存在となる。
リディアは、オルガをオーケストラに入れることを考え、彼女にポジションを与える。
フランチェスカやシャロンは、リディアがオルガに惹かれていることに気づく。
その後クリスタは自殺し、それをきっかけにして、リディアと周囲との関係が狂い始める・・・。


解説 評価 感想

俳優でもあり、「リトル・チルドレン」(2006)などでも知られるトッド・フィールドが製作と脚本を兼ねて監督し、主演はケイト・ブランシェットニーナ・ホスノエミ・メルランソフィー・カウアージュリアン・グローヴァーアラン・コーデュナーマーク・ストロングなどが共演した作品。

類まれな才能を持つ世界的な指揮者の苦悩を描くドラマ。

世界的な名声を得ながら、様々なプレッシャーや周囲の変化のために孤立し追い詰められていく指揮者を、人間のもろさと共に緊張感ある内容でスリリングに描く、トッド・フィールドの脚本と演出が見どころの作品。

才能を活かした努力の結果すべてを手に入れた雰囲気のある主人公が、次第に周囲との関係に悩み凋落していく姿が、心理スリラーのように描かれている内容も注目だ。

清楚な雰囲気の中、カメラワークや美しい映像が非常に印象的な作品でもある。

第95回アカデミー賞では作品賞以下6部門にノミネートされた。
・ノミネート
作品・監督
主演女優(ケイト・ブランシェット
脚本・撮影・編集賞

主演のケイト・ブランシェットは、世界の頂点に立ちながら、あることをきっかけに歯車が狂い凋落する指揮者を、その圧倒的な存在感と演技で好演している。

主人公の妻でありコンサートマスターのニーナ・ホス、主人公を尊敬するアシスタントのノエミ・メルラン、主人公が惹かれるロシア人チェリストのソフィー・カウアー、主人公の前任者ジュリアン・グローヴァー、副指揮者のアラン・コーデュナー、主人公を支援する投資銀行家マーク・ストロング、主人公がかつて指導した指揮者で自殺するシルヴィア・フローテ、ザ・ニューヨーカー・フェスティバルで主人公にインタビューする本人役アダム・ゴプニクジュリアード音楽院生のツェトファン・スミス=グナイスト、主人公の弟リー・セラーズ、主人公のファン、シドニー・レモン、ポッドキャストで主人公にインタビューする声の出演アレック・ボールドウィン、主人公の養女ミラ・ボゴイェヴィッチなどが共演している。


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