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シャーロック・ホームズ Sherlock Holmes (2009)

アーサー・コナン・ドイルによる創作キャラクター”探偵シャーロック・ホームズ”を基に、ライオネル・ウィグラムの原案で製作された作品。
監督ガイ・リッチー、主演ロバート・ダウニーJr.ジュード・ロウレイチェル・マクアダムスマーク・ストロング他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ロバート・ダウニーJr. / Robert Downey Jr. 作品一覧
マーク・ストロング / Mark Strong / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ガイ・リッチー

製作総指揮
ブルース・バーマン

マイケル・タドロス
スティーヴ・クラーク=ホール
製作
スーザン・ダウニー

ダン・リン
ジョエル・シルバー
ライオネル・ウィグラム
原作:アーサー・コナン・ドイル
原案
ライオネル・ウィグラム
マイケル・ロバート・ジョンソン
脚本
マイケル・ロバート・ジョンソン
アンソニー・ペッカム

サイモン・キンバーグ
美術・装置
サラ・グリーンウッド

ケイティー・スペンサー
撮影:フィリップ・ルースロ
編集:ジェームズ・ハーバート
音楽:ハンス・ジマー

出演
シャーロック・ホームズ:ロバート・ダウニーJr.

ジョン・ワトソン:ジュード・ロウ
アイリーン・アドラー:レイチェル・マクアダムス
レストレード警部:エディ・マーサン
ヘンリー・ブラックウッド卿:マーク・ストロング
メアリー・モースタン:ケリー・ライリー
ハドソン夫人: ジェラルディン・ジェームズ
トーマス・ロザーラム卿:ジェームズ・フォックス
カワード卿:ハンス・マシソン
スタンディッシュ大使:ウィリアム・ホープ
タナー船長:クライヴ・ラッセル
占い師:ブロナー・ギャラガー

アメリカ/イギリス 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

2009年製作 128分
公開
北米:2009年12月25日
イギリス:2009年12月26日
日本:2010年3月12日
製作費 $90,000,000
北米興行収入 $209,019,490
世界 $524,028,680


アカデミー賞 ■
第82回アカデミー賞

・ノミネート
美術・作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1891年、ロンドン
探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニーJr.)と医師のジョン・ワトソン(ジュード・ロウ)は、産業革命後も世界に君臨するこの地で、多発する犯罪に挑んでいた。

二人は、”スコットランド・ヤード”のレストレード警部(エディ・マーサン)の協力を得て、”黒魔術”という儀式殺人で5人もの女性の命を奪ったヘンリー・ブラックウッド卿(マーク・ストロング)を捕らえることに成功する。

ホームズは、”ベーカー街221B”の自宅アパートで、別の事件に手をつけようともせずに部屋に閉じこもっていた。

同じアパートに住むワトソンは、家主のハドソン夫人(ジェラルディン・ジェームズ)に悪態をついて、2週間も外出しないホームズに、婚約者メアリー・モースタン(ケリー・ライリー)との夕食に同席するよう強要する。

レストランでワトソンとメアリーを迎えたホームズは、独自の推理でワトソンの人物像をメアリーに語り始める。

メアリーが自分についての観察を求めたため、ホームズは家庭教師である彼女が、婚約者がいたことまでを推理する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

参考:
・「シャーロック・ホームズ」(2009)
・「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」(2011)

*(簡略ストー リー)
悪事が多発するロンドンで、名探偵として名高いシャーロック・ホームズが、相棒の医師ジョン・ワトソンとの捜査で、儀式殺人を繰り返すブラックウッド卿を捕らえる。
その後、ブラックウッド卿は処刑されるのだが、予言どおり復活する。
そしてブラックウッド卿は、秘密結社を動かし、世界の覇権を手に入れようと企む。
しかし、ホームズとワトソンらは、それを阻止しするため、ブラックウッドの陰謀に立ちはだかる・・・。
__________

行動力があり、尚且つ沈着冷静な人物でもない、やや外れた”スーパー・ヒーロー”として描かれている主人公の活躍を、監督ガイ・リッチーは誰もが期待する推理サスペンスに捻りを加え、アクション・アドベンチャーの要素を強烈に印象付けながら、見応えある作品仕上げている。

特撮を駆使し、本物と見間違う程の、精巧な19世紀末のロンドンの街並と、その時代の雰囲気を見事に映し出した映像は素晴らしく、スローモーションを使った斬新な描写なども見所の一つだ。

イギリスの繁栄の象徴のように、度々画面に映し出される、建設中の”タワーブリッジ”の、異様にも見える姿が印象的で、クライマックスの対決シーンでは、これ以上ない舞台としても登場する。

北米だけでも2億ドルを超す興行収益を上げて、全世界では約5億2400万ドルの大ヒットとなった。

第82回アカデミー賞では、美術と作曲賞にノミネートされた。

いつもながらの独創的な楽曲で、ドラマの緊張感を高めるハンス・ジマーの音楽だが、劇場の設備のせいなのか、映像を邪魔するほどに大音量で挿入され、気になって仕方がなかった。

また、全く予備知識を持たずに鑑賞していたのか、主人公シャーロック・ホームズのイメージに違和感を持ち、頭を傾げている人達も多く見られた。

主演のロバート・ダウニーJr.は、頭脳や行動力は人並み外れているものの、自堕落な生活や人間味を加えたキャラクターとして観客を驚かせる、新感覚のシャーロック・ホームズを、体を張った演技で熱演している。

ジュード・ロウも、その修正役として最適な人物のジョン・ワトソンを好演し、堅物のようで、ウィットに富んだ個性的な助手として、主人公に引けをとらないインパクトのある役柄を見事に演じている。

二人に負けないタフな女性として印象に残る、ホームズ憧れの人レイチェル・マクアダムス、やや頼りない風貌のレストレード警部エディ・マーサン、黒魔術で世界を手中にしようとする、ドラマを引き締めるマーク・ストロング、ワトソンの婚約者ケリー・ライリー、アパートの家主ハドソン夫人ジェラルディン・ジェームズ、秘密結社のリーダー、ジェームズ・フォックス内務大臣役のハンス・マシソン、アメリカ大使のウィリアム・ホープなどが共演している。


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