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サボタージュ Sabotage (1936)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1907年に発表された、ジョセフ・コンラッドの小説”The Secret Agent”を基に製作された作品。
夫が破壊工作員と知らぬままに事件に巻き込まれる女性の苦悩を描く、監督アルフレッド・ヒッチコック、主演シルヴィア・シドニーオスカー・ホモルカジョン・ローダー他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)

アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock 作品一覧
アルフレッド・ヒッチコック / Alfred Hitchcock / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:マイケル・バルコン
原作:ジョセフ・コンラッドThe Secret Agent
脚本
チャールズ・ベネット

アルマ・レヴィル
イアン・ヘイ
撮影:バーナード・ノールズ
編集:チャールズ・フレンド
音楽:
ハーバート・バス

ジャック・ビーヴァー
ルイス・レヴィ

出演
ヴァーロック夫人:シルヴィア・シドニー

カール・アントン・ヴァーロック:オスカー・ホモルカ
テッド・スペンサー:ジョン・ローダー
スティーヴ:デズモンド・テスター
ルネ:ジョイス・バーバー
タルボット警視:マシュー・ボールトン
ホリングスヘッド:S・J・ウォーミントン

イギリス 映画
配給 General Film Distributors

1936年製作 76分
公開
イギリス:1936年12月2日
北米:1937年1月11日
日本:未公開


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ロンドン
ある夜、市内は停電になり。それが計画的なサボタージュ(破壊工作)であることが判明する。

地下鉄は不通となり、映画館”ビジュー”も上映できずにいた。

映画館主カール・アントン・ヴァーロック(オスカー・ホモルカ)の妻(シルヴィア・シドニー)は、客から返金を要求されるもののそれを断る。

隣の八百屋の店員テッド・スペンサー(ジョン・ローダー)は、実はスコットランド・ヤードの刑事であり、サボタージュの工作員と思われるヴァーロックの行動を監視していた。

街を停電させたヴァーロックは、裏口から家に戻りベッドに横になる。

従業員のルネ(ジョイス・バーバー)に客の対応を任せたヴァーロック夫人は部屋に向い、夫が帰ってきていることに気づく。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ロンドン
アメリカから移住してきたヴァーロック夫人は、夫が破壊工作員と知らずに彼と共に映画館を経営していた。
街中が停電する事件が起き、それを実行したヴァーロックを、映画館の隣の八百屋の店員に扮したスコットランド・ヤードの刑事スペンサーが監視する。
停電は破壊工作として効果はなく、次の指示を受けたヴァーロックは、小鳥屋の主人から爆発物を渡されることになる。
市長就任パレードの日、”ピカデリー・サーカス駅”の地下鉄に爆発物を運ぶよう指示されたヴァーロックは、その準備を始める。
一方、ヴァーロック夫人も協力者でないかと考えられていたため、スペンサーは彼女に近づき探りを入れる。
爆破実行の日、出かけることのできないヴァーロックは、フィルムを届けるついでだと言って、妻の弟スティーヴに爆破物を持たせて、ピカデリー・サーカスに向かわせるのだが・・・。
__________

同じアルフレッド・ヒッチコック作品で、本作の7か月前に公開された「間諜最後の日」(1936)の原題”Secret Agent”と本作の原作のタイトル”The Secret Agent”がほぼ同じであるために混同しやすい。

ナチの台頭でヨーロッパの情勢が混沌とする中、その悲劇を予知するような、大都市ロンドンで実行されるテロ行為を生々しく描く作品。

その恐ろしさを容赦なく伝える手法は大胆で、結果的に幼い少年が大惨事巻き込まれてしまう描写などは痛々しい。

爆発物と知らずにそれを運ぶ少年が、単に時間に遅れることを気にして行動するのだが、観客は悲劇を予想できるためにスリルを感じる。
その恐ろしさを描写する、アルフレッド・ヒッチコックの緊迫感が伝わる演出も見事だ。

ヒッチコックが登場していると言われる作品ではある。
冒頭の停電が復旧した際、映画館の前を通り過ぎるという説があるが、それらしき人物は確認できるが、私はヒッチコックだとは思えず、登場リストのサイトにもその記載はない。
*アルフレッド・ヒッチコック・カメオ出演一覧

また、ヒッチコックは、前年の「三十九夜」(1935)で主演したロバート・ドーナットを刑事スペンサー役に起用したかったようだ。
個人的な意見としては、「わが谷は緑なりき」(1941)でモーガン家の次男を演じたジョン・ローダーの本作での演技は興味深く思えた。

辛い時代を生き抜く女性を演じ、その表情でそれを感じさせる演技を見せるシルヴィア・シドニー、破壊工作員であるその夫を好演するオスカー・ホモルカ、彼を監視する刑事ジョン・ローダー、悲劇の犠牲者となる主人公の弟デズモンド・テスター、映画館の従業員ジョイス・バーバー、警視マシュー・ボールトン、その部下S・J・ウォーミントンなどが共演している。


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