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暴走機関車 Runaway Train (1985)

1960年代の黒澤明によるオリジナル脚本を基に製作された作品。
暴走する機関車に取り残され極限状態に追い込まれる脱獄囚たちを描く、監督アンドレイ・コンチャロフスキー、主演ジョン・ヴォイトエリック・ロバーツレベッカ・デモーネイジョン・P・ライアン他共演のアクション・スリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
製作
ヨーラン・グローバス
メナヘム・ゴーラン
製作総指揮
ロバート・A・ゴールドストン
ヘンリー・T・ウェインスタイン
ロバート・ホイットモア
原案
黒澤明
菊島隆三
小国英雄
脚本
ジョルジェ・ミリチェヴィク
ポール・ジンデル
エドワード・バンカー
撮影:アラン・ヒューム
編集:ヘンリー・リチャードソン
音楽:トレヴァー・ジョーンズ

出演
オスカー”マニー”マンハイム:ジョン・ヴォイト
バック・マギー:エリック・ロバーツ
サラ:レベッカ・デモーネイ
フランク・バーストゥ:カイル・T・ヘフナー
ランケン刑務所長:ジョン・P・ライアン
デイブ・プリンス:T.K.カーター
エディ・マクドナルド:ケネス・マクミラン
ルビー:ステイシー・ピックレン
コンラン:ウォルター・ワイアット
ジョナ:エドワード・バンカー
アル・ターナー:リード・クルックシャンクス
囚人:ダン・レイ
囚人:マイケル・リー・ゴーギン
囚人:ジョン・ブルーム
囚人:ハンク・ウォーデン
囚人:ダニー・トレホ 囚人
ジャクソン:タイニー・リスター
警官:デニス・フランツ(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 キャノン・グループ
1985年製作 110分
公開
北米:1985年12月15日
日本:1986年6月7日
製作費 $9,000,000
北米興行収入 $7,683,620


アカデミー賞
第58回アカデミー賞
・ノミネート
主演男優(ジョン・ヴォイト
助演男優(エリック・ロバーツ
編集賞


ストーリー
アラスカ、ストーンヘブン刑務所。
銀行強盗で服役し、2度脱獄を試みた囚人オスカー”マニー”マンハイム(ジョン・ヴォイト)は、3年間独房に入れられていた。
裁判所命令により独房から出されることになったマニーだったが、刑務所長のランケン(ジョン・P・ライアン)は、その決定に納得できない。
若い囚人のバック・マギー(エリック・ロバーツ)は、囚人たちのヒーローせあるマニーの解放を喜び、刑務所内は騒然となる。
独房を出たマニーは、ランケンの差し金で囚人に刺されるものの抵抗する。
マニーを襲った男を刺殺した囚人ジョナ(エドワード・バンカー)は、再び脱獄するつもりのマニーに誘われるものの、それを断り別れを告げる。
その後マニーは、無鉄砲なバックを気に入り手を借りて、彼と共に下水道を通り脱獄に成功する。
マニーの脱獄を知ったランケンは、州警察に捜索を依頼する。
操車場に着いたマニーとバックは、鉄道作業員の衣類を盗み、4両編成の機関車に乗り込み身を隠す。
機関車は発進するが、高齢の機関士アル・ターナー(リード・クルックシャンクス)が心臓発作を起こして車両から落下する。
アルがかけたブレーキは利かずに機関車は暴走を始め、状況を知った中央機関室のフランク・バーストゥ(カイル・T・ヘフナー)と部下のデイブ・プリンス(T.K.カーター)は対処しようとする。
マニーは、スピードが速すぎる機関車の様子がおかしいことに気づく。
その頃ランケンは、ヘリコプターでの捜索を始める。
フランクは、本線の列車を側線に退避させるものの間に合わず、暴走する機関車は後部車両に激突する。
その衝撃に驚くマニーは、機関士に何かあったと考える。
ランケンは、操車場で囚人服が発見されたという連絡を受け、現場に急行する。
フランクの上司エディ・マクドナルド(ケネス・マクミラン)は、機関車が向かう橋が暴走速度に耐えられないことを知り、意図的に脱線させるよう指示を出す。
先頭車両を調べようとしたマニーとバックは、汽笛が鳴ったために元に戻る。
フランクは、現場の作業員からその報告を受けて脱線を阻止する。
近づいてきた男を中に入れたマニーとバックは、それが作業員のサラ(レベッカ・デモーネイ)という女性だったために驚く。
眠っていたサラは衝突で目覚め、普通じゃない速度に気づき汽笛を鳴らしたことをマニーとバックに話し、機関車には自分たちしかいないことを伝える。
サラは、機関車を止めるには先頭車両の非常用停止ボタンを作動させるしかないと、マニーとバックが囚人だと知り驚きながら話す。
2両目には通路がなく、衝突でドアが開かなくなってしまった為に、先頭には辿り着けないことをサラは2人に伝える。
マニーは、ランケンが自分たちに気づくのは時間の問題と考え、車両から飛び降りようとする。
それを制止したサラは、エンジンの連結電気ケーブルを切断すれば速度を落とせる可能性があると言って、マニーとバックと共にそれを実行しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想

1960年代の黒澤明菊島隆三小国英雄によるオリジナル脚本を基に製作された作品。
赤ひげ」(1965)に続く作品として企画されたものの、資金援助をアメリカから受けられなくなったために、お蔵入りとなった脚本。

黒澤明作品の影響を受けるロシア出身のアンドレイ・コンチャロフスキーが監督し、主演はジョン・ヴォイトエリック・ロバーツレベッカ・デモーネイジョン・P・ライアンなどが共演している。

暴走する機関車に取り残され極限状態に追い込まれる脱獄囚たちを描くアクション・スリラー。

第58回アカデミー賞では、主演男優(ジョン・ヴォイト)、助演男優(エリック・ロバーツ)、編集賞にノミネートされた。

極寒の地を暴走する機関車の姿は悪魔的であり、その中に取り残された野獣のような男の運命と共に、迫力ある映像は観る者に衝撃を与える。

暴走を阻止しようとする管制室の緊迫感と、アメリカ映画らしい、時折ユーモアをまじえた、シャープでスリリングなアンドレイ・コンチャロフスキーの演出と脚本は素晴らしい。

何と言っても注目は、極限状態の中で、運命に逆らわずに自分らしく生きようとする脱獄囚を鬼気迫る演技で演じたジョン・ヴォイトと、野性味あふれるエリック・ロバーツの迫真の演技は見ものだ。

機関車に取り残され、主人公らと共に暴走を止めようとする作業員レベッカ・デモーネイ、中央管制室のスタッフ、カイル・T・ヘフナー、主人公を執念で追跡する刑務所長を好演するジョン・P・ライアン、管制室のT.K.カーター、その上司ケネス・マクミラン、管制室ステイシー・ピックレン、主人公の友人である囚人エドワード・バンカー、心臓発作を起こす機関士リード・クルックシャンクス、囚人ダン・レイ、マイケル・リー・ゴーギン、ジョン・ブルームハンク・ウォーデン、本作がデビュー作となる2人、囚人のダニー・トレホ、警備員のタイニー・リスター、そして、警官役でデニス・フランツも出演している。


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