5166 Movies

ロード・トゥ・パーディション Road to Perdition (2002)

1998年に発表された、マックス・アラン・コリンズ原案、リチャード・ピアース・レイナー作画のグラフィック・ノベル”Road to Perdition”を基に製作された作品。
組織に妻子を殺されたマフィアの殺し屋が生き残った息子と共に仇を討つまでを描く、製作、監督サム・メンデス、主演トム・ハンクスポール・ニューマンジュード・ロウダニエル・クレイグスタンリー・トゥッチ共演の犯罪ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

トム・ハンクス / Tom Hanks 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:サム・メンデス

製作総指揮
ウォルター・F・パークス

ジョーン・ブラッドショウ
製作
サム・メンデス

ディーン・ザナック
リチャード・D・ザナック
原作
マックス・アラン・コリンズ

リチャード・ピアース・レイナー
Road to Perdition
脚本:デイヴィッド・セルフ

撮影:コンラッド・L・ホール
編集:ジル・ビルコック
美術・装置
デニス・ガスナー

ナンシー・ヘイ
音楽:トーマス・ニューマン

出演
マイケル・サリヴァン:トム・ハンクス

ジョン・ルーニー:ポール・ニューマン
ハーレン・マグワイア:ジュード・ロウ
コナー・ルーニー:ダニエル・クレイグ
フランク・ニッティスタンリー・トゥッチ
アニー・サリヴァン:ジェニファー・ジェイソン・リー
フィン・マクガヴァン:キアラン・ハインズ
マイケル・サリヴァンJr.:タイラー・ホークリン
ピーター・サリヴァン:リアム・エイケン
アレクサンダー・ランス:ディラン・ベイカー

アメリカ 映画
配給
20世紀FOX

ドリームワークス・ピクチャーズ
2002年製作 117分
公開
北米:2002年7月12日
日本:2002年10月5日
製作費 $80,000,000
北米興行収入 $104,054,510
世界 $181,001,480


アカデミー賞 ■
第75回アカデミー賞

・受賞
撮影賞
・ノミネート
助演男優(ポール・ニューマン
美術・録音・音響編集・作曲賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1931年、冬、イリノイ州、ロックアイランド
マイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)は、妻アニー(ジェニファー・ジェイソン・リー)と子供達マイケル(タイラー・ホークリン)、ピーター(リアム・エイケン)と共に暮していた。

アイルランド系マフィアの殺し屋であるサリヴァンは、家族を連れて、組織のフィン・マクガヴァン(キアラン・ハインズ)の弟の葬儀に向う。

組織のボス、ジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)の言葉に続き、フィンが参列者に挨拶をする。

その後、今回の件で弟が裏切り者扱いされ、不満を抱いているフィンが、騒ぎを起こしかねない状況となる。

それを察し、サリヴァンやルーニーの息子コナー(ダニエル・クレイグ)が、フィンをその場から連れ出す。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1931年、冬、イリノイ州。
アイルランド系マフィアの殺し屋であるマイケル・サリヴァンは、ボスのルーニーの右腕として信頼が厚かった。
ある日、ルーニーの指示で組織内の揉め事を解決する際、彼の息子コナーが、裏切りを疑われている幹部フィンを射殺してしまう。
同行したサリヴァンもフィンの部下を殺すのだが、それを息子のマイケルに見られてしまう。
サリヴァンは、家族を支えるための自分の仕事をマイケルに理解させる。
父が、息子である自分よりも信頼するサリヴァンを妬むコナーは、彼を罠にはめて、妻子を殺害してしまう。
絶望したサリヴァンは復讐を誓い、ルーニーは、シカゴの大物フランク・ニッティの意見を聞き入れ、仕方なく、息子のように思っていたサリヴァン殺害の指示を出す。
ニッティは、殺し屋マグワイアを差し向けるのだが、サリヴァンはそれをかわしながら、組織を混乱させるために、シカゴの支配者アル・カポネの預金を奪うことを考え、銀行を襲い始める・・・。
__________

デビュー作「アメリカン・ビューティー」(1999)が絶賛され、いきなりアカデミー監督賞を受賞したサム・メンデスの繊細な人物描写、または、見事な美術セットや撮影にこだわりを見せた、重厚なドラマに仕上がっている。

なんと言っても、それまであまり犯罪に絡む血生臭い役柄の経験がなかった、主演のトム・ハンクスをはじめ、名だたるスターの大胆な配役が注目でもある。

第75回アカデミー賞では、撮影賞を受賞した。
・ノミネート
助演男優(ポール・ニューマン
美術・録音・音響編集・作曲賞

8000万ドルをかけた超大作でもあり、北米興行収入は約1億ドル、全世界では約1億8100万ドルのヒットとなった。

すっかり貫禄も出たトム・ハンクスは、組織の固い絆と、家族の愛情との狭間で、死に直面しながら息子を守る父親を、抑えた演技で好演している。

遺作ではないが、本作が、キャリア最後の劇場作品となるポール・ニューマンは、親子以上の信頼で結ばれた男を殺さなくてはならない、苦悩するマフィアのボスを熱演している。

風変わりな暗殺者でありながら、執念でターゲットを追うジュード・ロウ、公開当時はそれほど気にならない存在であった、マフィアのボスの不肖の息子ダニエル・クレイグシカゴの大物フランク・ニッティスタンリー・トゥッチ、主人公の妻ジェニファー・ジェイソン・リー、組織の幹部キアラン・ハインズ、主人公の長男タイラー・ホークリン、次男リアム・エイケン、組織の会計士ディラン・ベイカーなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022