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手紙は憶えている Remember (2015)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

アウシュヴィッツナチの迫害を受けた痴呆症の老人が同じ境遇の友人の指示に従い家族を殺した男を捜す姿と、その計画に隠された秘密を描く、監督アトム・エゴヤン、主演クリストファー・プラマーブルーノ・ガンツユルゲン・プロホノフハインツ・リーフェンディーン・ノリスマーティン・ランドー他共演のサスペンス。


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:アトム・エゴヤン
製作
ロバート・ラントス
アリ・ラントス
脚本:ベンジャミン・オーガスト
撮影:ポール・サロシー
編集:クリストファー・ドナルドソン
音楽:マイケル・ダナ

出演
ゼヴ・グットマン/オットー・ヴァリッシュ:クリストファー・プラマー
ルディ・コランダー#1:ブルーノ・ガンツ
ルディ・コランダー#4/クニベルト・シュトルム:ユルゲン・プロホノフ
ルディ・コランダー#2:ハインツ・リーフェン
チャールズ・グットマン:ヘンリー・ツェニー
レベッカ・グットマン:リザ・バルカン
ジョン・コランダー:ディーン・ノリス
マックス・ローゼンバウム:マーティン・ランドー
テイラー:ピーター・ダクーニャ
ガンショップのオーナー:ジェームズ・ケイド
モリー・エリザベス:ソフィア・ウェルズ
ポーラ:キム・ロバーツ
シーリー:アマンダ・スミス
マックスの世話をする看護師:ショーン・フランシス
ラビ:ハワード・ジェローム
介護施設管理者:ダニエル・カッシュ
テイラーの父:デュアン・マレー

カナダ/ドイツ 映画
配給
Entertainment One(カナダ)
Tiberius Film(ドイツ)
A24(アメリカ)
2015年製作 94分
公開
カナダ:2015年10月23日
北米:2015年12月17日
日本:2016年10月28日
製作費 CAD 13,000,000
北米興行収入 $1,184,560
世界 $3,692,490


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク
介護施設で暮らすユダヤ人の老人ゼヴ・グットマン(クリストファー・プラマー)はベッドで目覚め、妻のルースの姿が見えないために戸惑う。

部屋を出て看護師のポーラ(キム・ロバーツ)にルースのことを尋ねたゼヴは、彼女が1週間前に亡くなったことを知る。

痴呆症である90歳のゼヴは、妻ルースの死さえも忘れてしまったのだった。

ポーラと共に食堂に向かったゼヴは、シーリー(アマンダ・スミス)から声をかけられ、ポーラから、ルースの友人だと知らされる。

テーブルに着いたゼヴは、車いすに乗るマックス・ローゼンバウム(マーティン・ランドー)から話しかけられ、ルースにも約束したあることを決行する考えを確認される。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
介護施設で暮らす90歳のユダヤ人ゼヴ・グットマンは、痴呆症のため妻が亡くなったことも忘れてしまう。
そんなゼヴは、施設の同居者であるマックスから、自分達の家族を殺したアウシュヴィッツブロック責任である”ルディ・コランダー”と名を変えている男の殺害を指示される。
痴呆症のゼヴのためにマックスは、その計画の指示書である手紙を渡す。
家族に何も話さず施設から姿を消したゼヴは、妻とも約束した任務を実行するために、ターゲットであるコランダーの元に向かうのだが・・・。
__________

ナチ・ハンターを描く作品として思い出すのは、アイラ・レヴィン原作によるサスペンス映画の傑作「ブラジルから来た少年」(1978)だ。
その物語も、年老いたナチ・ハンターがナチの残党を追う物語だったが、約40年もの時が流れているため、更に年配となったホロコーストの生存者がターゲットを追うという設定になっている。

ターゲットの一人であるドイツ人役のブルーノ・ガンツは、「ブラジルから来た少年」にも出演している。

その任務を遂行するのが90歳の痴呆症の老人であるところがポイントで、驚くべき秘密が明かされるクライマックスに向けて、痴呆症を利用した計画が着々と実行されていくという、巧みな脚本が実に興味深い。

痴ほう症の老人による殺人計画の実行という異色の内容に加え、ホロコーストの被害者と加害者、両面の苦悩を深く描くアトム・エゴヤンの繊細な演出が見所の作品で、彼は、第72回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞などにノミネートされ、”Vittorio Veneto Film Festival Young Jury award”を受賞した。

主演のクリストファー・プラマーは、ほぼ主人公の設定年齢と同じ痴呆症の老人を、迫真の演技で好演している。

一人目のターゲットである、北アフリカ戦線の軍人だったブルーノ・ガンツ、4人目のターゲットで、戦時中にアウシュヴィッツブロック責任者であったことを隠し続けていたユルゲン・プロホノフ、二人目のターゲットだったが、同性愛者として迫害を受けてアウシュヴィッツに収容されていたハインツ・リーフェン、主人公の息子ハインツ・リーフェン、その妻リザ・バルカンネオナチだった三人目のターゲットの息子で州警察の警官ディーン・ノリス、主人公に計画を実行させるホロコーストの迫害を受けた老人マーティン・ランドー、主人公と列車で同席になる少年ピーター・ダクーニャ、その父親デュアン・マレー、主人公に銃を売るガンショップのオーナー、ジェームズ・ケイド、病院で主人公に手紙を読んであげる少女ソフィア・ウェルズ、介護施設で主人公の世話をする看護師キム・ロバーツとショーン・フランシス、施設の入居者である老婦人アマンダ・スミス、ラビのハワード・ジェローム、介護施設の管理者ダニエル・カッシュなどが共演している。


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