2004年に発売された、同名のゲームを基に映画化された作品。 攻め入った聖都に伝わる短剣をめぐるペルシャ帝国の王子達の争いを描く、製作ジェリー・ブラッカイマー、監督マイク・ニューウェル、主演ジェイク・ジレンホール、ジェマ・アータートン、ベン・キングズレー、アルフレッド・モリーナ他共演のファンタジー・アクション・アドベンチャー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マイク・ニューウェル
製作総指揮
マイク・ステンソン
チャド・オマン
ジョン・オーガスト
ジョーダン・メクナー
パトリック・マコーミック
エリック・マクレオド
製作:ジェリー・ブラッカイマー
脚本
ボアズ・イェーキン
ダグ・ミロ
カルロ・バーナード
撮影:ジョン・シール
編集
ミック・オーズリー
マイケル・カーン
マーティン・ウォルシュ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演
ダスタン王子:ジェイク・ジレンホール
タミーナ王女:ジェマ・アータートン
シャラマン王:ロナルド・ピックアップ
タス王子:リチャード・コイル
ガーシヴ王子:トビー・ケベル
ニザム:ベン・キングズレー
シーク・アマール:アルフレッド・モリーナ
セソ:スティーヴ・トゥーサント
ビス:リース・リッチー
アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
2010年製作 116分
公開
北米:2010年5月28日
日本:2010年5月28日
製作費 $200,000,000
北米興行収入 $90,755,640
世界 $335,154,640
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
空前の繁栄を極めるペルシャ帝国では、シャラマン王(ロナルド・ピックアップ)と弟のニザム(ベン・キングズレー)が国を統治していた。
ある日、シャラマン王は、市場で勇気ある少年ダスタンに目を付けて養子にする。
15年後、ペルシャ国境地帯、聖都アラムート。
隊商が大量の武器を所持していたことで、それを密売していることが考えられた。
戦争会議を開いたタス王子(リチャード・コイル)は、ガーシヴ王子(トビー・ケベル)とダスタン(ジェイク・ジレンホール)、そして、叔父で摂政のニザムと共に、夜明けに攻め込む決断をする。
先陣を切ることになった、正面突破を狙うガーシヴでは、多くの戦力を失うと判断したダスタンは、城壁をよじ登り城内に侵入し、側面の門を開ける。
その後、アラムートのタミーナ王女(ジェマ・アータートン)は、ある短剣を家臣に託し捕らえられる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
繁栄を極めるペルシャ帝国の王子タス、ガーシヴ、そして、かつて王に市場で拾われたダスタンは、摂政の叔父ニザムと共に武器密輸の疑いがある聖都アラムートに攻め入る。
アラムートの王女タミーナは、家臣にある短剣を託すが、ダスタンに奪われてしまう。
それを知ったタミーナは、短剣を取り戻すために、望まぬタスとの結婚を承諾する。
シャラマン王は、情報だけでアラムート攻撃したタスを責めるが、何者かによる陰謀で暗殺されてしまう。その犯人にされたダスタンはタミーナと共に逃亡する。
ダスタンは、タミーナが狙っている短剣に、時間を戻すことが出来る砂が収められていることを知る。
そして、その短剣が、王位を狙う陰謀の鍵となることも知ったダスタンは、タミーナと共に再びアラムートをめざす・・・。
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ハリウッドのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーが製作した、2億ドルの製作費をかけた超大作で、”時間の砂”の奪い合いを中心に、王位を狙う陰謀と冒険を壮大なスケールで描いた作品。
キャストは、若手俳優を中心にしているのだが製作スタッフはベテランが多く、丁寧で重厚な仕上がりにはなっている。
北米興行収入は期待を裏切り、約9100万ドルに留まるものの、全世界では約3億3500万ドルのヒットとなった。
この種のアクションを見慣れているせいか、迫力はあるものの、映像などにそれほど斬新さを感じない。
むしろ、意外に素朴な主人公とヒロインの、体を張った活躍が見ものだ。
あまり野性味のないジェイク・ジレンホールが、主演に相応しかったかは賛否の別れるところなのだが、アクロバチックな演技と鍛え上げた肉体で、新境地を探る彼の意気込みは感じられる。
ヒロインのジェマ・アータートンは、主人公に負けない活躍を見せるが、絶世の美女でもないところがまた魅力で、印象深い役を好演している。
暗殺されるペルシャ王ロナルド・ピックアップ、王位を継ぐリチャード・コイル、王子トビー・ケベル、全てを操り王位を狙う暗殺の黒幕ベン・キングズレー、悪徳商人のアルフレッド・モリーナ、その手下のスティーヴ・トゥーサント、主人公の家来リース・リッチーなどが共演している。