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夜を楽しく Pillow Talk (1959)

電話の共有回線使用で揉めた作曲家と室内装飾家の恋の行方を描く、大人の雰囲気で迫る黄金コンビ、ロック・ハドソンドリス・デイ主演、監督マイケル・ゴードントニー・ランドールセルマ・リッター他共演によるロマンチック・コメディの快作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ

ドリス・デイ / Doris Day / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・ゴードン

製作総指揮:エドワード・ミュール
製作
ロス・ハンター

マーティン・メルチャー
原案
ラッセル・ラウズ

クラレンス・グリーン
脚本
スタンリー・シャピロ

モーリス・リッチリン
撮影:アーサー・E・アーリング
編集:ミルトン・カラス
美術・装置
リチャード・H・リーデル

ラッセル・A・ガウスマン
ルビー・R・レヴィット
音楽:フランク・デ・ヴォル

出演
ブラッド・アレン/レックス・ステットン:ロック・ハドソン

ジャン・モロー:ドリス・デイ
ジョナサン・フォーブス:トニー・ランドール
アルマ:セルマ・リッター
ピエロ:マルセル・ダリオ
ウォルターズ夫人:リー・パトリック
トニー・ウォルターズ:ニック・アダムス
コンラッド:ハイデン・ローク
ハリー:アレン・ジェンキンス
マリー:ジュリア・ミード
アイリーン:ヴァレリー・アレン

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1959年製作 103分
公開
北米:1959年10月7日
日本:1960年1月27日
北米興行収入 $18,750,000


アカデミー賞 ■
第32回アカデミー賞

・受賞
脚本賞
・ノミネート
主演女優(ドリス・デイ
助演女優(セルマ・リッター
美術・音楽賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
室内装飾家のジャン・モロー(ドリス・デイ)は、電話をかけようとするが、回線の共有者で、ブロードウェイの作曲家ブラッド・アレン(ロック・ハドソン)が、恋人の一人アイリーン(ヴァレリー・アレン)と30分も話し続けていたため、腹を立て怒鳴ってしまう。

暫くして、ジャンは再び受話器を取るが、ブラッドは今度は違う女性と話し、彼女のための歌まで歌ってしまう。

憤慨したジャンは電話会社に向い、担当のコンラッド(ハイデン・ローク)に回線の増設を依頼し、その過激な会話の内容から調査することになる。

女性調査員はブラッドに会うが、彼はうまくそれをかわしてしまい、ジャンは、選りに選って女性を送り込む電話会社に呆れてしまう。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
室内装飾家ジャン・モローは、電話の共有回線を使う作曲家ブラッド・アレが、朝から女性を口説くために、長電話をしていることに腹を立てる。
電話会社に調査を依頼したジャンだったが、それを逆にブラッドに非難されてしまい、2人の仲は益々険悪になる。
ジャンのクライアントで、大富豪のジョナサンは、彼女に惹かれるものの、誘いを断られる。
ブラッドは、実はジョナサンの学友で、彼がジャンに惹かれていることを知り、彼女に興味が沸く。
そんな時、ブラッドは、あるクラブでジャンの存在に気づき一目惚れしてしまい、自分の正体を隠し彼女に接近する。
そうとは知らず、ジャンもブラッドに惹かれ、2人は親密になる。
益々、ジャンに相手にされなくなったなったジョナサンは、私立探偵を雇い謎の男を調べさせる。
そして、ジャンの相手がブラッドだと知ったジョナサンは、2人を別れさせようとするのだが・・・。
__________

とにかく、スクリーン上で見栄えのする主演の2人は、その時代のアメリカの象徴のようであり、都会の洒落たムードと気の利いたトークやお色気など、魅力満載の娯楽作に仕上がっている。

スクリューボール・コメディ・タッチで始まるストーリーだが、主人公の2人が、対面せずに電話越しでいがみ合う斬新なアイデア、そして1950年代後半の雰囲気を満喫できるセットや音楽に歌など、かなり完成度の高い、上質な作品でもある。

当時としては、群を抜いた人気を誇った作品でもあり、北米興行収入も約1900万ドルの大ヒットとなった。

第32回アカデミー賞では、脚本賞を授賞した。
・ノミネート
主演女優(ドリス・デイ
助演女優(セルマ・リッター
美術・音楽賞

1950年代に、圧倒的な人気を誇っていたロック・ハドソンと歌手でもあるドリス・デイのマッチングはベストに近く、清潔感のある大人のロマンスを演ずる2人は、強烈なインパクトを放つ芸術品のようにも感じてしまうカップルだ。

主人公2人の共通の友人である大富豪のトニー・ランドール、アル中の家政婦役が正にはまっている芸達者なセルマ・リッター、ジャン(D・デイ)の雇い主マルセル・ダリオ、クライアントのリー・パトリック、その息子役ニック・アダムス、電話会社の担当者役のハイデン・ローク、エレベーター・マン役のアレン・ジェンキンス、ブラッド(R・ハドソン)の恋人ジュリア・ミード、ヴァレリー・アレンなどが共演している。


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