ララからの連絡をイアンに対応させたトムは、株式公開に興味を示す取締役達から、利益がビル建設に消えていると言われ、資金調達手段として検討する価値があると言われる。
持ち株51%の自分に逆らうことを許さないトムは、自分の葬儀後に株を売却しろと伝えてイアンをクビにしようとする。
デヴィッドに呼ばれたイアンは、パラゴン・タワーの屋上に置かれている鋼材を組み立てると自社ビルより高くなると言われる。
そこに現れたトムは、デヴィッドに箱を渡す。
それには、”一人前の男になった時のために!”というメモと共にパラシュートが入っていた。
帰宅したトムはララから、レベッカの誕生日が明日であることを知らされる。
明日のパーティーには出席してプレゼントも必ず用意するようにと言われたトムは、レベッカも連れてララと共にチャリティー・イベント会場に向かう。
スピーチしたララは、トムに対する皮肉を言って出席者を笑わせる。
翌日、レベッカを学校に送るトムは、プレゼントにほしいものはネコだと言われ、検討すると伝える。
会社で社員の意見を求めたトムは、ネコが欲しいと言われたことを伝えて頭を悩ませる。
ララの友人であるトムの元妻マディソン・カムデン(シェリル・ハインズ)は、娘のニコール(タリサ・ベイトマン)と愛犬二匹と共にマンションに向かい、レベッカの誕生パーティーの準備を手伝う。
気が進まないものの、毎年欲しがるネコをプレゼントするべきだと言われたトムは、車でペットショップ”パーキンス”に向かう。
店主フェリックス・パーキンス(クリストファー・ウォーケン)と話したトムは、ネコの”ミスター・ファジーパンツ”を選び、シカゴのパラゴン・タワーが自社ビルの高さを抜いたことをニュースで知る。
トムが急いで店を出た言ったあとで、パーキンスは行動を開始する。
レベッカの誕生パーティーは始まるものの、トムは今年も間に合わなかった。
イアンからの電話でタワーの屋上に向かったトムは、ミスター・ファジーパンツを連れてその場に向かう。
ビルの高さのことで、イアンからアンテナを高くすればパラゴン・タワーを抜けると言われたトムは、株式公開ばかり考えていたせいで2位になったと言って彼を責める。
ララからの電話に出ようとしたトムは、落雷の衝撃で飛ばされて落下しそうになり、クビになると考えるイアンは彼を助けようとしない。
ミスター・ファジーパンツと共に落下したトムは、途中で鋼材に激突して窓を突き破り部屋に飛び込む。
救出されたトムは病院に運ばれるが、自分がネコになってしまったことに気づく。
病院に駆け付けたララは、医師から、意識不明のトムは回復するか分からないと言われる。
病室にいたミスター・ファジーパンツを連れて待合室にいたレベッカとデヴィッドの元に向かったララは、トムの容態を伝える。
現れたイアンは、屋上にいたのに助けられなかったことララに謝罪し、事故だと言われる。
ララ達が病室に向かった後、その場にいたパーキンスは、自分だけが話せるとネコになったトムに伝える。
なぜネコになったかは自問すれば答えが出ると伝えたパーキンスは、死んだら一生ネコのままだと言ってトムを驚かせる。
トムからのプレゼントだろうとレベッカに伝えたララは、ネコを自宅に持ち帰る。
かごから出されたトムは書斎に向かいメモしようとするものの、字を書けるはずがなかった。
レベッカとベッドに入ったララの寝室に向かったトムは、運転免許証とマネークリップを持っていき自分だと知らせようとするものの、眠る時間だと言われて入れてもらえない。
書斎のキャビネットを開けたトムはスコッチを飲み、キッチンで酔い潰れてしまう。
翌朝、ララが用意してくれたキャットフードを食べる気になれないトムは、パーキンスを捜そうとする。
餌のトレイに書かれていた”ミスター・ファジーパンツ”がネコの名前だと気づいたレベッカは、トムからの最高のプレゼントだと思う。
出社したデヴィッドは、イアンが、トム亡き後の会社運営を話し合っていることを知る。
仕事帰りにララを訪ねたデヴィッドは、タワー競争に勝つ資料がトムの書斎にないかを調べる。
そこにマディソンとニコールが現れ、トムは二人の愛犬に追いかけられる。
書斎にいる息子のデヴィッドがコーヒーを飲んでいたために、身体に悪いと言うマディソンは、彼にブランデーを注ぐ。
犬から逃げるトムは、レベッカに助けられる。
トムの食事の席も用意してしまったララは、マディソンから、あなたには”ジョシュ”がいると言われる。
それを聞いていたトムは、マディソンのバックの中で用を足してしまう。
憤慨したマディソンはネコを追いかけ、ミスター・ファジーパンツを抱いたレベッカは、床の毛糸の”TOM”という文字に気づく。
ララが毛糸を片付けたために、レベッカは勘違いだと思う。
翌朝、ミスター・ファジーパンツが電話帳をズタズタにしたことを知り驚いたララは、ペットショップの”パーキンス”の広告に気づく。
トムの病室に向かったデヴィッドは、タワーの件で取締役会を説得することを意識のない父に伝える。
その場にいたイアンが医師と話していることに気づいたデヴィッドは、彼が会社の方向転換を考えていることを知る。
出社したデヴィッドは、タワーの高さを北半球一にできる案を会議で話すものの、イアンと取締達に聞き入れてもらえない。
ララに呼ばれたパーキンスはトムと話し、元に戻りたければ大人しくしているようにと指示し、ララには去勢した方がいいと伝える。
仕方なくキャットフードを食べて用意されたトイレを使ったトムは、ララがジョシュ・マイヤーズ(テディ・シアーズ)に呼び出されたために、出かける彼女の車に忍び込む。
説明会の準備をして証券会社の者を呼んだイアンを非難するデヴィッドは、株式公開をすることを知る。
ジョシュが待っていた家に着いたララだったが、ミスター・ファジーパンツに話を邪魔される。
不動産業者でありマディソンの紹介で家を勧めていただけのジョシュは驚き、家も仕事も変えてトムと別れることも考えていたララから、夫への愛に気づいたと言われる。
主治医に呼ばれたララは、昏睡状態が続くトムの今後のことについてを話し合い、帰宅して、そのことをレベッカに伝える。
レベッカは、働き過ぎの父はたくさん眠っているだけだと考える。
何年か前に父と踊った映像を見ていたレベッカは、近寄ってきたミスター・ファジーパンツと戯れる。
慰めにきたと言うニコールが、レベッカの泣き顔をSNSで男子に送ったことを知ったトムは、彼女の携帯電話を奪う。
それを知ったレベッカは憤慨し、ニコールの携帯電話をトイレに投げ込んでしまう。
トムの元に向かったララは、タワーの落成式には一緒に行きたいと伝える。
その後レベッカは、ネコは9回生まれ変わるということをネットで知る。
訪ねて来たデヴィッドから、株式公開をするつもりの取締役会を説得すると言われたララは、イアンが何か月も前から練っていた計画だと知らされる。
レベッカは、その話を聞いているミスター・ファジーパンツの様子が気になる。
役に立つ資料があればいいと言いながら、それを箱に入れたデヴィッドは、ミスター・ファジーパンツがその中に忍び込んだことに気づかないまま会社に向かう。
デヴィッドのタワーの高さを上げる案を知り感心したトムは、全ての株式を息子に遺すことが記されている会社の定款を捜すものの、イアンがそれをシュレッダーにかけてしまう。
イアンは、トムが死んだら後を継いでもらいたいと取締役から言われる。
タワーの模型を倒したトムは、それをシュレッダーにぶつける。
その音に気づいたデヴィッドは、定款がシュレッダーにかけられたことを知る。
母マディソンに電話をしたデヴィッドは、離婚の書類を見せてほしいと伝える。
マディソンの家に保管してあった資料を見せてもらったデヴィッドは、自分が子供時代に描いた絵を参考にして、トムが社名を”ファイヤーブランド”にしたことを知り、定款の原版を見つける。
その頃、トムの病室で主治医と話したイアンは、これ以上の延命治措置は家族に酷だと伝えるものの、聞き入れてもらえない。
翌日、訪ねてきたイアンがララにまで自分が回復するとは思えないと話すため、トムは彼に襲い掛かる。
諦める気はないとイアンに伝えたララは、一人で学校に行くと言うレベッカを見送る。
ミスター・ファジーパンツをリュックに入れたレベッカは、エレベーターに乗る。
ララに追い払われて会社に向かったイアンは、デヴィッドが取締役会を招集したこと知る。
レベッカは、父がミスター・ファジーパンツに姿を変えているのではないかと考える。
イアンから、役員が落成式に向かったと知らされたデヴィッドは、会社は自分のものになると伝えるものの、器ではないと言われて追い払われる。
パーキンスの店に向かい、ミスター・ファジーパンツを返そうとしたレベッカは、父がネコを通して見守っている気がすることを伝える。
それを確認したレベッカは、今の方が父と一緒にいる気がするとパーキンスに伝えて、彼が電話に出ている間にミスター・ファジーパンツとダンスをする。
その瞬間、昏睡状態のトムに反応があり、ララは主治医からの連絡を受ける。
パラシュートなどを持って会社を去ろうとしたデヴィッドは、ララからの連絡を受ける。
ミスター・ファジーパンツを返したくなくなったことをパーキンスに伝えたレベッカは、ララからの連絡を受けて病院に向かう。
ララとデヴィッドは、主治医から、トムは脳死状態であり回復は見込めないことを知らされる。
病室に入ってきたレベッカは、ミスター・ファジーパンツがおかしいのは父だからだとララに伝える。
外で話したララは、レベッカから、父がネコになって生きていると言われても、信じる気になれなかった。
認めてもらうチャンスだっもののそれを逃し、生きる意味がないとトムに伝えたデヴィッドは、父の入館証を持ち、タワーからダイブすると言ってその場を去る。
それを聞いていたトムは、リュックから飛び出してデヴィッドを追う。
主治医から延命措置拒否書にサインを求められたララは迷い、レベッカは、書類の話を聞いて立ち止まったミスター・ファジーパンツと踊って見せようとする。
レベッカに”パパ”と呼ばれたトムだったが、デヴィッドを追う。
タワーでは落成式が始まり、駐車場から入館証を使い内部に入ったデヴィッドは、屋上に向かう。
病室に戻ったララとレベッカは、デヴィッドがいないことに気づく。
入り口から入れないトムは、捕らえられて捨てられそうになるものの、現れたパーキンスが自分のネコだと言って引き取る。
パーキンスは、トムをビルのメイルボックスの中に入れる。
内部に侵入したトムは警備員に見つかるものの、それをかわして、屋上にいるデヴィッドが映っている映像を彼らに知らせる。
そのことが落成式に知らされ、屋上のデヴィッドがニュース映像に映し出される。
警備員と共に屋上に向かったトムは、ダイブしたデヴィッドを追って、電線を噛んで飛び降りる。
電線の長さが足りずにダイブするミスター・ファジーパンツに気づいたデヴィッドは、父から送られたパラシュートを開く。
落下しながらそれを見つめるトムは、デヴィッドが”男”だったことを嬉しく思う。
タワーに仕掛けられていた花火が打ち上がり、トムは落下するものの病室で目覚め、ララとレベッカは喜ぶ。
無事に着地したデヴィッドは、会社の方針は今後も変わらないことを皆に伝える。
定款を見せるデヴィッドは、51%が株式公開に反対であることを取締役達に伝えてイアンをクビにする。
ララからの電話に出たデヴィッドは、トムが目を覚ましたことを知り、テレビカメラに向かい父に声をかける。
尚も対抗策を考えるイアンは、通りにいたパーキンスから悲劇が切ると言われ、その直後に車に轢かれてネコに変身してしまう。
回復したトムは、レベッカと共にパーキンスの店に向かい、犬を買おうとするものの、いないと言われる。
9つの命の内の8つを生き、最後の命を君の所で過ごさせたいとレベッカに伝えたパーキンスは、ミスター・ファジーパンツを彼女に渡す。
トムは、やはり犬はいないなとパーキンスに伝える。