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ミュンヘンへの夜行列車 Night Train to Munich (1940)

第二次大戦開戦前夜の英独による科学者の争奪戦を描く、監督キャロル・リード、主演マーガレット・ロックウッドレックス・ハリソンポール・ヘンリードナウントン・ウェインジェームズ・ハーコート他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:キャロル・リード
製作:エドワード・ブラック
原案:ゴードン・ウェルスリー”Report on a Fugitive”
脚本
シドニー・ギリアット
フランク・ローンダー
ゴードン・ウェルスリー
撮影:オットー・カンツレク
編集:R・E・ダーリング
音楽:ルイス・レヴィ

出演
アンナ・ボマーシュ:マーガレット・ロックウッド
ディッキー・ランドール/ガス・ベネット/ウルリッヒ・ヘルツォーク:レックス・ハリソン
カール・マーセン大尉:ポール・ヘンリード
チャーターズ:ベイジル・ラドフォード
カルディコット:ナウントン・ウェイン
アクセル・ボマーシュ:ジェームズ・ハーコート
ジョン・フレデリックス医師:フェリックス・エイルマー
チャールズ・ドライトン:ウィンダム・ゴールディ
ロバーツ:ローランド・カルヴァー
シュワブ:エリオット・メイクハム
カンペンフェルト:レイモンド・ハントリー
プラダ大尉:オースティン・トレヴァー
コントローラー:ケネス・ケント
ハシンガー提督:C・V・フランス
ゲシュタポ:フレデリック・ファルク
ロープウェイの運行係:モーランド・グラハム
水兵:ヒュー・グリフィス(クレジットなし)
アドルフ・ヒトラービリー・ラッセル(クレジットなし)

イギリス/アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1940年製作 95分
公開
イギリス:1940年7月26日
北米:1940年12月29日
日本:未公開


アカデミー賞
第14回アカデミー賞
・ノミネート
原案賞


ストーリー
1939年3月。
ナチス・ドイツ占領下のはチェコスロバキアズデーテン
新型の装甲板の研究者である科学者アクセル・ボマーシュ(ジェームズ・ハーコート)は、イギリスに向かうことになるが、娘のアンナ(マーガレット・ロックウッド)は空港に着く前に逮捕され強制収容所に送られる。
そこでアンナは、父についての情報提供を拒む。
アンナは、同じ囚人で政治的な行動で収容された教師のカール・マーセン(ポール・ヘンリード)と親しくなる。
マーセンの協力を得たアンナは、彼と共に脱走に成功してイギリスに向かう。
ジョン・フレデリックス医師(フェリックス・エイルマー)の元に向かったマーセンは、ゲシュタポのスパイであることを責任者の彼に確認される。
マーセンは、アンナに自分を信用させて、ボマーシュの居場所を突き止める任務を受けていたのだった。
マーセンを信用するアンナは、自分が入国したことを父親に知らせるために新聞広告を出す。
その後アンナは匿名の電話を受け、ブライトボーンという町に行くよう指示される。
そこでアンナは、ガス・ベネットという芸人になりすました、イギリス情報局のディッキー・ランドール(レックス・ハリソン)に接触する。
ランドールは、アンナをイギリス海軍軍基地にいるボマーシュの元に連れて行く。
アンナを尾行したフレデリックスはボマーシュの居場所を突き止め、マーセンが2人を誘拐してUボートドイツ国に向かう。
現地に着いたボマーシュは、ナチスに協力しなければアンナを収容所に送ると脅される。
一方、ランドールの提案したボーマシュ救出作戦が開始され、ベルリンに向かった彼は、ドイツ陸軍工兵隊のウルリッヒ・ヘルツォーク少佐(レックス・ハリソン)に扮して工作活動を行う。
情報部のプラダ大尉(オースティン・トレヴァー)とハシンガー提督(C・V・フランス)を騙したランドールは、数年前にアンナの恋人だったと信じ込ませ、彼女とボマーシュを列車でミュンヘンに移送することになる。
それにはマーセンも同行し、途中でランドールは、旅行中だった知人のキャルディコット(ナウントン・ウェイン)と出くわし、正体がバレそうになる。
ランドールを疑ったマーセンは、本部に連絡して彼がスパイだということを確認する。
それを知ったキャルディコットと友人のチャーターズ(ベイジル・ラドフォード)は、祖国のためにランドールに手を貸そうとするのだが・・・。


解説 評価 感想

1939年のゴードン・ウェルスリーの原作”Report on a Fugitive”を基に製作された作品。

キャロル・リードの初期の作品であり、彼が何作もで起用していたマーガレット・ロックウッドと組んだ最後の作品でもある。

第二次大戦開戦前夜の、英独による科学者の争奪戦を描くサスペンス。

第二次大戦が勃発して1年もたたないうちに公開された作品であり、現在進行形の世の中の動きが生々しく反映されている様子が興味深い、キャロル・リードの軽快な演出は見ものだ。

第14回アカデミー賞では、原案賞にノミネートされた。

英米のスパイ戦が繰り広げられる緊迫感ある展開の中で、当事者である科学者の娘役マーガレット・ロックウッドが実に魅力的だ。

イギリス情報部の工作員を演ずるレックス・ハリソンも、ユーモアをまじえた味のある演技で熱演し、彼に対抗するゲシュタポのスパイを演ずるポール・ヘンリードも好演している。

何と言っても、「バルカン超特急」(1938)他でまったく同じ役柄を演ずることで知られる、イギリス人旅行者チャーターズ役のベイジル・ラドフォードとキャルディコット役ナウントン・ウェインが、主人公らに絡み終盤にかけて大活躍する演技は見逃せない。

上記の「バルカン超特急」(1938)同様、精密な模型を使った撮影も注目だ。

英独が争奪戦を繰り広げる科学者のジェームズ・ハーコートロンドンの諜報活動のドイツ側指揮官フェリックス・エイルマーイギリス情報部のウィンダム・ゴールディローランド・カルヴァードイツ情報部のエリオット・メイクハム、同じく文書課のレイモンド・ハントリーオースティン・トレヴァーケネス・ケント、その上官である提督C・V・フランスゲシュタポフレデリック・ファルク、ロープウェイの運行係モーランド・グラハム、水兵で端役出演のヒュー・グリフィスアドルフ・ヒトラービリー・ラッセルなどが共演している。


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