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34丁目の奇跡 Miracle on 34th Street (1994)

1947年に発表されたヴァレンタイン・デイヴィスの短編小説”Miracle on 34th Street”を基に同年に公開された、監督、脚本ジョージ・シートンによるクリスマス映画の傑作「三十四丁目の奇蹟」のリメイク。
サンタクロースに瓜二つの老人が人々の幸せを願いつつ巻き起こす騒動を描く、製作、脚本ジョン・ヒューズ、監督レス・メイフィールド、主演リチャード・アッテンボローエリザベス・パーキンスディラン・マクダーモットロバート・プロスキーマーラ・ウィルソン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(家族愛)


スタッフ キャスト
監督:レス・メイフィールド

製作:ジョン・ヒューズ
製作総指揮
ウィリアム・ライアン
ウィリアム・S・ビーズレイ
脚本
ジョージ・シートン三十四丁目の奇蹟/オリジナル脚本)
ジョン・ヒューズ
原作:ヴァレンタイン・デイヴィス”Miracle on 34th Street”
撮影:ジュリオ・マカット
編集:ラジャ・ゴズネル
音楽:ブルース・ブロートン

出演
クリス・クリングル:リチャード・アッテンボロー
ドリー・ウォーカー:エリザベス・パーキンス
ブライアン・ベッドフォード:ディラン・マクダーモット
ヘンリー・ハーパー:ロバート・プロスキー
スーザン・ウォーカー:マーラ・ウィルソン
エド・コリンズ:J・T・ウォルシュ
ジャック・ダフ:ジェームズ・レマー
アルバータ・レナード:ジェーン・リーヴス
ドナルド・シェルハマー:サイモン・ジョーンズ
C・F・コール会長:ウィリアム・ウィンダム
ヴィクター・ランバーグ:ジョス・アクランド
トニー・ファラッチ:ジャック・マッギー
母親:キャスリン・ナルドゥッチ
客:アリソン・ジャニー
ミルナ・フォイ:メアリー・マコーマック
デニス:ジェニファー・モリソン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1994年製作 114分
公開
北米:1994年11月18日
日本:1994年12月10日
製作費 $
北米興行収入 $17,320,140
世界 $46,264,380


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク、西34丁目
最も歴史のある老舗デパート”コールズ”は、競合店”ショッパーズ・エクスプレス”の買収を何とか回避する。

信号待ちしていた、白髪で髭を蓄えた老人クリス・クリングル(リチャード・アッテンボロー)は、判事のヘンリー・ハーパー(ロバート・プロスキー)から、一緒にいる孫がサンタクロースではないかと思っていると言われる。

ハーパーと顔を見合わせて笑ったクリスだったが、孫にはその通りだと伝えてその場を去る。

”コールズ”による、クリスマス・シーズンを迎えた恒例の”感謝祭”パレードの準備が進み、イベント責任者のドリー・ウォーカー(エリザベス・パーキンス)は、ソリに乗って鞭の打ち方を教えるクリスが、雇ったサンタのトニー・ファラッチ(ジャック・マッギー)ではないことに気づく。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク、西34丁目
最も歴史のある老舗デパート”コールズ”は、競合店”ショッパーズ・エクスプレス”の買収を何とか回避する。
クリスマス商戦を前にした恒例の”感謝祭”パレードの準備をしていた責任者のドリーは、サンタクロース役が泥酔していたため、彼の様子を見て非難していた老人クリス・クリングルに代役を頼む。
その後、自分は本物のサンタだと言うクリスは、子供達のためを思いショッパーズの商品を宣伝してしまい、客の立場を考えるその商法は絶賛される。
ドリーの娘スーザンは、現実主義の母親からサンタはいないと言われていたが、クリスが本物のサンタではないかと考える。
ドリーは、弁護士である恋人で隣人のブライアンが、サンタを信じるようになったスーザンの考えを尊重することをよく思わない。
そんな時、ショッパーズの会長ランバーグは、クリスを部下に監視させて、彼を陥れる計画を実行する・・・。
__________

映画監督、製作者、そして名優のリチャード・アッテンボロー主演、製作、脚本ジョン・ヒューズ、監督レス・メイフィールドによる、クリスマス映画の傑作「三十四丁目の奇蹟」(1947)のリメイクということで、大いに話題になった作品。

公開当時、映画史に残る名作の47年振りのリメイクであるため、胸躍らせて鑑賞した記憶がある。

しかし、旧作を意識し過ぎて観たせいか、期待外れであったことを思い出す。
大筋ではほぼ同じ物語なのだが、サンタクロースを信じる証拠を追及する内容が、旧作に比べて本作ではあっさりと描かれているだけで、盛り上がりにも欠ける。

とは言うものの、20年ぶりぐらいに旧作のことを考えずに鑑賞してみると、なかなか味わい深く観れるのが不思議だ。

旧作を知らずに本作を観た方は、多分大変満足できると思う。
その理由としては、物語の面白さにあり、信じることの大切さを教えてくれる、クリスマスの奇跡、考えなど、その基本を貫く大きなテーマがはっきりしている点にあると言える。

ファンとしては、当時、テレビなどでまだまだ現役だった、旧作の主演女優モーリーン・オハラのための役を作り、彼女に出演してほしかった気がする。

好演はするものの、アカデミー助演賞を受賞した旧作のエドマンド・グウェンには流石に及ばなかった、サンタクロース役のリチャード・アッテンボロー、現実主義者であるデパートのイベント責任者エリザベス・パーキンス、彼女の恋人である弁護士のディラン・マクダーモット、判事のロバート・プロスキー、サンタを信じるヒロインの娘マーラ・ウィルソン、検事のJ・T・ウォルシュ、主人公を陥れる競合デパートの社員ジェームズ・レマージェーン・リーヴス、二人に指示を出す社長のジョス・アクランド、デパート”コールズ”の支配人サイモン・ジョーンズ、会長のウィリアム・ウィンダム、クビになるサンタクロースのジャック・マッギー、コールズの客キャスリン・ナルドゥッチアリソン・ジャニー、サンタの助手ジェニファー・モリソンメアリー・マコーマックなどが共演している。


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