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すべてが変わった日 Let Him Go (2020)

亡くなった息子の妻と孫を再婚相手の異常な一家から救い出そうとする夫婦の戦いを描く、製作、監督、脚本トーマス・ベズーチャ、主演ダイアン・レインケビン・コスナー(製作兼)、ケイリー・カーターレスリー・マンヴィルジェフリー・ドノヴァン他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:トーマス・ベズーチャ

製作
ポーラ・メイザー
ミッチェル・カプラン
トーマス・ベズーチャ

製作総指揮
ジェフリー・ランパート
ジョシュ・マクラフリン
キミ・アームストロング・スタイン
ケヴィン・コスナー

原作:ラリー・ワトソンLet Him Go
脚本:トーマス・ベズーチャ

撮影:ガイ・ゴッドフリー
編集
ジェフリー・フォード

メグ・レティカー
音楽:マイケル・ジアッキーノ

出演
マーガレット・ブラックリッジ:ダイアン・レイン

ジョージ・ブラックリッジ:ケビン・コスナー
ローナ・ブラックリッジ:ケイリー・カーター
ジェームズ・ブラックレッジ:ライアン・ブルース
ジミー・ブラックリッジ:オットー/ブラム・ホーナング
ブランチ・ウィボーイ:レスリー・マンヴィル

ドニー・ウィボーイ:ウィル・ブリテン
ビル・ウィボーイ:ジェフリー・ドノヴァン
タッカー:ウィル・ホックマン
エルトン・ウィボーイ:コナー・マッケイ
マーヴィン・ウィボーイ:アダム・スタッフォード

ピーター・ドラッグスウルフ:ブーブー・スチュワート
グラッドストーンの保安官:グレッグ・ローソン
ネヴェルソン保安官:ブラッドリー・ストライカー

アメリカ 映画
配給
ユニバーサル・ピクチャーズ(世界)
フォーカス・フィーチャーズ(北米)
2020年製作 114分
公開
北米:2020年11月6日
日本:2021年8月6日
北米興行収入 $9,358,030
世界 $10,835,690


ストーリー
1961年、モンタナ州。
引退した保安官ジョージ・ブラックリッジ(ケビン・コスナー)は、妻マーガレット(ダイアン・レイン)と息子ジェームズ(ライアン・ブルース)、その妻ローナ(ケイリー・カーター)そして幼い息子ジミーと共に牧場で暮らしていた。
ある日の午後、マーガレットは乗馬に出かけたジェームズの馬だけが戻ったことに気づく。
マーガレットに呼ばれたジョージはジェームズを捜しに行き、小川のほとりに倒れている遺体を発見する。
ジェームズが落馬して首の骨を折ったことを知ったジョージは、ショックを受ける。
1963年。
ローナは恋人のドニー・ウィボーイ(ウィル・ブリテン)と再婚する。
その後マーガレットは、街角でドニーがジミーとローナを殴っている姿を目撃する。
2人のアパートに様子を見に行ったマーガレットは、家族が出て行ったことを知る。
家に戻ったマーガレットはジョージと話し、ジミーを取り戻すためにローナとドニーを捜しに行くことを伝える。
問題はあるものの、仕方なく同行することにしたジョージは、マーガレット共に旅立つ。
フォーサイスの保安官事務所に寄ったジョージとマーガレットは、ウィボーイ家を知る協力的なネヴェルソン保安官(ブラッドリー・ストライカー)と話をする。
その後ジョージとマーガレットは、ウィボーイ家と親戚関係にある馬具店の店主タッカー(ウィル・ホックマン)と話し、親戚がノースダコタグラッドストーンにもいることを知る。
州を越えたジョージとマーガレットは、先住民の青年ピーター・ドラッグスウルフ(ブーブー・スチュワート)と出会い、怯えながら独りで暮らす彼から、ドニーの叔父ビル(ジェフリー・ドノヴァン)の話を聞き、警戒するようにと忠告される。
ジョージとマーガレットはビルの家に着き、既に自分たちが来ることを知っていた彼と共に、ドニーの母親ブランチ(レスリー・マンヴィル)の家に向かうことになる。
ジョージとマーガレットを迎えたブランチは、2人を牽制しながら話をする。
そこに2人の息子エルトン(コナー・マッケイ)とマーヴィン(アダム・スタッフォード)、その後ドニーとローナがジミーを連れて戻る。
マーガレットがジミーを抱きしめる姿を見たブランチは、突然、高圧的になり2人を挑発する。
その場は引き揚げたジョージとマーガレットは、翌日、ローナが勤める店舗に向かう。
ローナをランチに誘ったジョージとマーガレットは、ジミーと共に逃げる計画を話し、怯える彼女を説得するのだが・・・。


解説 評価 感想

2013年に発表された、ラリー・ワトソンLet Him Go”の小説を基に製作された作品。

幸せのポートレート」(2005)や「恋するモンテカルロ」(2011)などで知られるトーマス・ベズーチャが製作と脚本を兼ねて監督し、ダイアン・レインケビン・コスナー(製作兼)、ケイリー・カーターレスリー・マンヴィルジェフリー・ドノヴァンなどが共演した作品。

亡くなった息子の妻と孫を、再婚相手の異常な一家から救い出そうとする夫婦の戦いを描くサスペンス。

1960年代初頭を舞台にしたドラマだが、悪党の一家から身内を救い出そうとする内容は、どことなく西部劇的だ。

常に前進タイプの妻と元保安官であり慎重な夫が、知恵を絞り最善を尽くしながら、常識が通用しない家族に立ち向かう姿が力強く描かれている。

夫婦の旅と共に映し出される、自然の美しさが印象に残る。
*アメリカ北西部が舞台の物語ではあるが、撮影はカナダで行われた。

マン・オブ・スティール」(2013)、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(2016)でもクラーク・ケント(養子)の両親を演じた、主人公のダイアン・レインケビン・コスナーは、愛する息子の死を乗り越えたばかりの身で、命懸けで理不尽な問題に対処する夫婦を好演している。

主人公夫婦の息子の妻ケイリー・カーター、落馬で亡くなる夫のライアン・ブルース、2人の息子オットー/ブラム・ホーナング、その義父ウィル・ブリテン、その母親で常識が通用しない一家の家長を怪演するレスリー・マンヴィル、その弟ジェフリー・ドノヴァン、その甥コナー・マッケイとアダム・スタッフォード、一家の親戚である馬具店の経営者ウィル・ホックマン、主人公夫婦に協力する先住民の青年ブーブー・スチュワート、トラブルを避けようとして夫婦を追い払おうとする保安官のグレッグ・ローソン、夫婦に協力的な保安官のブラッドリー・ストライカーなどが共演している。


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