元恋人に再会した妻と同僚に魅力を感じる夫の複雑な関係を描く、キーラ・ナイトレイ、サム・ワーシントン、エヴァ・メンデス、ギョーム・カネ共演、監督マッシー・タジェディンによるドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:マッシー・タジェディン
製作総指揮
バディ・エンライト
製作
クリストフ・ランディー
マッシー・タジェディン
ニック・ウェクスラー
脚本:マッシー・タジェディン
撮影:ピーター・デミング
編集:スーザン・E・モース
音楽:クリント・マンセル
出演
ジョアンナ・リード:キーラ・ナイトレイ
マイケル・リード:サム・ワーシントン
ローラ・ヌネズ:エヴァ・メンデス
アレックス・マン:ギョーム・カネ
トゥルーマン:グリフィン・ダン
サンドラ:ステファニー・ロマノフ
スチュアート:スコット・アツィット
アンディ:ダニエル・エリック・ゴールド
クリス:クリセル・アルメイダ
フランス/アメリカ 映画
配給
ゴーモン・ブリティッシュ
ミラマックス
2010年製作 92分
公開
フランス:2011年2月16日
北米:2011年5月6日
日本:2012年5月12日
北米興行収入 $98,990
世界 $7,743,920
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
結婚3年目を迎えた、ファッション誌のフリー・ライター、ジョアンナ・リード(キーラ・ナイトレイ)と、不動産開発の仕事をする夫マイケル(サム・ワーシントン)は、上司のパーティーに向かう。
ジョアンナは、マイケルが同僚のローラ(エヴァ・メンデス)と話し込んでいる姿を見て2人の関係を疑う。
帰宅した二人は、その件で口論となるが、何もないと言うマイケルの言葉を、ジョアンナは一応信じて、翌日、彼を出張に送り出す。
その後ジョアンナは、フランス人作家の元恋人アレックス・マン(ギョーム・カネ)に偶然出くわし、会う約束をする。
ジョアンナは、マイケルを疑ったことを気にしながらも、着飾ってアレックスの元に向かう。
一方、マイケルは出張先で、魅力的なローラに誘われてしまう・・・。
「ジャケット」(2005)の脚本を担当したマッシー・タジェディンが、その出演者であり親交のあるキーラ・ナイトレイを起用して、監督デビューを果たした作品。
それほど引き込まれるようなストーリーではないが、若くしてその実力を高く評価されるキーラ・ナイトレイ他の演技のぶつかり合い、マッシー・タジェディンの、女性らしい細やかな映像表現などが注目の作品。
北米では、わずか6館の上映に終わり商業的に成功した作品ではない。
結婚3年目の夫婦に訪れる、微妙な心の乱れ、元恋人の出現に戸惑う妻と、魅力的な同僚に心惹かれる夫、双方の行動を同時に映し出す描写は結構スリリングでもある。
若くして既にキャリア十分のキーラ・ナイトレイは貫録さえ感じられ、とにかく表情が豊かであり、玄人好みのする演技を見せてくれる。
一方サム・ワーシントンも、結局は、誘惑に負けて妻を裏切ってしまう、こちらは無表情に近い夫役を落ち着いた雰囲気で好演している。
魅力的な夫の同僚エヴァ・メンデス、元恋人を諦めきれない作家ギョーム・カネ、出版社社長グリフィン・ダン、その連れの女性ステファニー・ロマノフ、夫の上司スコット・アツィット、同僚のダニエル・エリック・ゴールド、ホステス、クリセル・アルメイダなどが共演している。