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暴れ者 Kiss the Blood Off My Hands (1948)

戦争の辛い体験で苦しむ復員兵の生き様と恋を描く、製作総指揮、監督ノーマン・フォスター、主演ジョーン・フォンテインバート・ランカスターロバート・ニュートン他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ノーマン・フォスター
製作:リチャード・ヴァーノン
製作総指揮:ハロルド・ヘクト
原作:ジェラルド・バトラーKiss the Blood Off My Hands
脚本
ウォルター・バーンスタイン
レオナルド・ベルコヴィッチ
ベン・マドー
撮影:ラッセル・メティ
編集:ミルトン・カルース
音楽:ミクロス・ローザ

出演
ジェーン・ウォートン:ジョーン・フォンテイン
ウィリアム・アール”ビル”ソーンダース:バート・ランカスター
ハリー・カーター:ロバート・ニュートン
トム・ウィドジェリー:ルイス・ラッセル
アパートの管理人:アミンタ・ダイン
パトン夫人:グリゼルダ・ハーヴェイ
船長:ジェイ・ノヴェロ
判事:コリン・キース=ジョンストン
監督官:レジナルド・シェフィールド
パブの主人:キャンベル・コペリン
予想屋:リーランド・ホジソン
少女の父親:ピーター・ホッブス
劇場の支配人:ジョセフ・グランビー(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1948年製作 79分
公開
北米:1948年10月30日
日本:1958年12月31日
製作費 $1,100,000


ストーリー
イングランド
カナダ生まれのアメリカ人復員兵で戦争捕虜だったウィリアム・アール”ビル”ソーンダース(バート・ランカスター)は、その体験から精神的に不安定であり暴力的だった。
ある日ビルは、パブの主人(キャンベル・コペリン)から閉店だと言われてカッとなり、彼を殴り倒す。
頭を打ったパブの主人は死亡し、その場に居た客のハリー・カーター(ロバート・ニュートン)から知らされたビルは逃走する。
警官に追われるビルは、看護師のジェーン・ウォートン(ジョーン・フォンテイン)のアパートに忍び込む。
目覚めたジェーンに襲いかかったビルは、騒がなければ何もしないと言って、一晩、この場にいると彼女に伝える。
冷静に対処したジェーンは、翌朝、通りにいた警官に声をかけることもなく、ビルから、昨夜、殴った相手が倒れたので逃げたという話を聞き、仕事に出かける。
その後ビルは、ジェーンの恋人と思われる兵士のライターを持ってアパートを出る。
ビルは、路地で男性に襲いかかり、財布を奪ってその場から逃げる。
奪った金で洋服を買いホテルに宿泊したビルは、気になるジェーンのアパートに向かう。
翌日、研究所の仕事を終えたジェーンは、入り口で待っていたビルに声をかけられる。
ビルは、ジェーンにライターを返し、自分を避けてその場を去った彼女の後をつける。
動物園に向かったジェーンは、つけてきたビルに気づき、自己紹介する彼を迷惑に思う。
動物の鳴き声が、ビルの不安定な精神を刺激し、動揺したビルは、ジェニーを連れてその場を離れる。
ビルは、檻の中の猿のような扱いを受けた、ナチの収容所での体験をジェーンに話す。
ジェーンも恋人を亡くしたことを知ったビルは、彼女を誘って競馬場に向かう。
気分が晴れたジェーンは、オッズ35倍の馬に賭けてレースに勝つ。
ジェーンが払戻金を受け取り向かうと、パブの事件の目撃者ハリーが現れ、ビルに声をかける。
ビルから人違いだと言われたハリーは、多くを語らずに、彼を牽制してその場を去る。
ビルは、気分をよくしたジェーンと共に列車に乗り、心を開いた彼女と話をする。
2人をつけて列車に乗っていたハリーは、タバコを吸うために席を外したビルに再び話しかけ、事件のことを話しながら、自分のビジネスに彼を誘うのだが・・・。


解説 評価 感想
1940年に発表された、ジェラルド・バトラーの小説”Kiss the Blood Off My Handsを基に製作された作品。

俳優としても活躍し、「恐怖への旅」(1943)、「荒原の女」(1948)などのノーマン・フォスターが監督し、主演はジョーン・フォンテインバート・ランカスターロバート・ニュートンなどが共演した作品。

戦争の辛い体験で苦しむ復員兵の生き様と恋を描くフィルム・ノワール

本作は、バート・ランカスターハロルド・ヘクトの映画製作会社ノーマ・プロダクションズによる最初の製作作品であり、バート・ランカスター以外の俳優はほとんどイギリス人だった。

当初は不釣り合いに思えるものの、心触れ合うようになるジョーン・フォンテインバート・ランカスター、2人を悪事に巻き込もうとするロバート・ニュートンらの演技は秀逸であり、終戦後のリアルな雰囲気に加え、スリリングな物語が、メロドラマ的な要素を含めてドラマチックに展開する、見応えある作品に仕上がっている。

主演のジョーン・フォンテインは、心を病む犯罪を犯した復員兵との出会いで生き方を変える看護師を、バート・ランカスターは、ヒロインと心触れ合い人生を見つめ直す復員兵を好演している。

ビル(バート・ランカスター)が犯した事件の目撃者で、それを利用して悪事に誘いこもうとする闇商人を怪演するロバート・ニュートン、主人公らとカードをする列車の乗客でビルに殴られるルイス・ラッセル、ヒロインのアパートの管理人アミンタ・ダイン、ビルが逃亡するために乗り込もうとする船の船長ジェイ・ノヴェロ、判事のコリン・キース=ジョンストン、刑務所の監督官レジナルド・シェフィールド、ビルと揉めて死亡するパブの主人キャンベル・コペリン、競馬の予想屋リーランド・ホジソン、娘の予防接種を拒む父親ピーター・ホッブス、劇場の支配人ジョセフ・グランビーなどが共演している。


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