6031 Movies

革命児ファレス Juarez (1939)

先住民出身の大統領と悲劇の皇帝!
メキシコの激動を重厚に描く歴史ドラマ!
製作ハル・B・ウォリス、監督ウィリアム・ディターレ、脚本ジョン・ヒューストン、主演ポール・ムニベティ・デイヴィスブライアン・アハーンジョン・ガーフィールドクロード・レインズドナルド・クリスプジョセフ・カレイア他共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(歴史劇)

ベティ・デイヴィス / Bette Davis / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ウィリアム・ディターレ
製作:ハル・B・ウォリス
原作:ベルティタ・ハーディング”The Phantom Crown”
フランツ・ヴェルフェル”Juarez and Maximilian”(戯曲)
脚本
ジョン・ヒューストン
イーニアス・マッケンジー
ウォルフガング・ラインハルト
撮影:トニー・ゴーディオ
音楽:エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト

出演
ベニート・フアレスポール・ムニ(メキシコ大統領)
カルロタベティ・デイヴィス(メキシコ皇帝妃)
マクシミリアン1世ブライアン・アハーン(メキシコ皇帝)
ポルフィリオ・ディアスジョン・ガーフィールド(フアレスの部下である軍師団長)
ナポレオン3世クロード・レインズ
フランソワ・アシル・バゼーヌ将軍:ドナルド・クリスプ(メキシコ遠征フランス軍総司令官)
アレハンドロ・ウラディ:ジョセフ・カレイア(メキシコ副大統領)
ウジェニー・ド・モンティジョ皇后:ゲイル・ソンダガード(ナポレオン3世妃)
ミゲル・ロペス大佐:ギルバート・ローランド(皇帝の警護官)
ミゲル・ミラモン将軍:ヘンリー・オニール(皇帝に協力し陸軍大臣となるメキシコ旅団司令官)
トマス・メヒア将軍:ウィリアム・ウィルカーソン(皇帝に協力する司令官)
サミュエル・バッシュ医師:ハリー・ダベンポート(マクシミリアン皇帝の侍医)
ル・マルク:ルイス・カルハーン(ウラディの側近)
リヒャルト・クレメンス・フォン・メッテルニヒ公爵:ウォルター・キングスフォード(オーストリアの外交官)
カルバハル将軍:アーヴィング・ピチェル(フアレスの部下)
ホセ・デ・モンタレス:モンタギュー・ラブ(マクシミリアンの側近である閣僚)
マリアノ・エスコベド:ジョン・ミルジャン(フアレスの部下)
ジョン・ビゲロー:ヒュー・サザーン(アメリカの外交官)
アグスティン・デ・イトゥルビデ・イ・グリーンミッキー・クーン(マクシミリアンの養子である皇太子)
ランドン保安官:ホームズ・ハーバート(クレジットなし)
シャルル・ド・モルニー公爵:フランク・ライヒャー(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1939年製作 125分
公開
北米:1939年4月24日
日本:未公開


アカデミー賞
第12回アカデミー賞
・ノミネート
助演男優賞(ブライアン・アハーン


ストーリー
1863年、メキシコ
大統領ベニート・フアレスポール・ムニ)統治下のメキシコ征服を使命と掲げたフランスナポレオン3世クロード・レインズ)は、南北戦争北軍が勝つことを知る。
南北の分断で、アメリカがモンロー主義を通せないと判断しメキシコに乗り出したナポレオン3世は、南軍勝利の思惑が外れて憤慨する。
ウジェニー・ド・モンティジョ皇后(ゲイル・ソンダガード)から、メキシコも君主国家にするべきだと助言されたナポレオン3世は、選挙を操作して、オーストリア大公マクシミリアンブライアン・アハーン)をメキシコの皇位に就かせる。
フアレスは、軍師団長ポルフィリオ・ディアスジョン・ガーフィールド)や副大統領アレハンドロ・ウラディ(ジョセフ・カレイア)と共に、徹底抗戦の準備を整える。
予定通りの選挙結果が出たことで、フランソワ・アシル・バゼーヌ将軍(ドナルド・クリスプ)は、フランス軍総司令官としてメキシコ遠征に向かうことになる。
ベルギー出身の皇后カルロタベティ・デイヴィス)と共にメキシコに到着したマクシミリアンは、バゼーヌと皇帝の警護官ミゲル・ロペス大佐(ギルバート・ローランド)に迎えられる。
皇帝側に潜入したスパイからの情報を得たフアレスらは、マクシミリアンが神格化するのを防ごうとする。
ウラディは、インディオの血を引くフアレスではなく、指導者は純粋なヨーロッパ人であるべきだとフアレスに提案するが、その意見は受け入れられなかった。
マクシミリアンは、征服ではなく平和的な統治を望んでいることをバゼーヌに伝える。
バゼーヌは、フアレスと交渉しようとするマクシミリアンの考えを無視して、反乱軍を撃退する強硬手段に出る。
劣勢下で、ウラディは皇帝との休戦を望むが、フアレスは、態勢を整える準備をさせる。
その間にディアスが抵抗するものの、敵に捕らえられる。
マクシミリアンが、フアレスが先住民に返還した土地を没収し、反乱軍を処罰してフランスの覇権を確立すると考えていた閣僚のホセ・デ・モンタレス(モンタギュー・ラブ)らは、皇帝にその意思がないことを知り辞任する。
リンカーンが暗殺されたことを知ったフアレスは、友人の死を悼む。
その後フアレスは、人々に武器を渡して蜂起させ、それを制圧しようとしたバゼーヌは、マクシミリアンに、武器の所持者を処刑する指示書にサインを求める。
それを拒否したマクシミリアンは、バゼーヌから、自分が国民の意思で選ばれた皇帝でないことを知らされて愕然とする。
自分が利用され騙されたことを悟ったマクシミリアンは、その件と不正選挙のことをカルロタに話す。
帝位を維持するために、臣民を殺すことを強要されたマクシミリアンは退位を決意するが、カルロタは、たとえ血を流しても国民を守ると誓った戴冠式のことを思い出させ、敵の手から救い出すべきだと彼に提案する。
正しい道があるはずだと考えたマクシミリアンは、捕虜となっていたディアスの元に向かい、フアレスに首相になることを提案しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
“A monumental and intellectually high-caliber 1939 Warner Bros. prestige drama where William Dieterle’s rigorous directorial torque masterfully juxtaposes Paul Muni’s iron-willed, democratic stoicism with Bette Davis’s tragically disintegrating operatic intensity.”
(ウィリアム・ディターレ監督の厳格な演出のトルク(推進力)が、ポール・ムニの鉄の意志に満ちた民主主義的ストイシズムと、ベティ・デイヴィスの悲劇的に崩壊していくオペラ的な緊迫感を見事に並置してみせた、記念碑的で知的に極めて高水準な1939年のワーナー・ブラザース製プレステージ・ドラマ。)

1934年に発表された、ベルティタ・ハーディングの小説”The Phantom Crown”と、1925年のフランツ・ヴェルフェルの戯曲”Juarez and Maximilian”を基に製作された作品。

製作ハル・B・ウォリス、「科学者の道」(1936)、「ゾラの生涯」(1937)などのウィリアム・ディターレが監督し、脚本ジョン・ヒューストン、主演はポール・ムニベティ・デイヴィスブライアン・アハーンジョン・ガーフィールドクロード・レインズドナルド・クリスプジョセフ・カレイア他共演の歴史ドラマ。

名コンビそして盟友と言える、ウィリアム・ディターレポール・ムニが再びタッグを組み、細部にまでこだわるジョン・ヒューストンの重厚な脚本、豪華キャスト競演の大作歴史ドラマとして見応えある作品。

メキシコ初のインディオ出身大統領ベニート・フアレスポール・ムニを演ずるポール・ムニは、常に冷静沈着でありながら、国民のためには徹底した戦いを挑む信念の男を、いつもながらに好演している。(歴史上の人物を演ずるのが多い)

マクシミリアン1世を演ずるブライアン・アハーンが、ポール・ムニよりも、物語の中心人物として描かれているのがポイントで、後の皇帝妃の大胆な行動が、ドラマを盛り上げる。

第12回アカデミー賞では、助演男優賞(ブライアン・アハーン)にノミネートされた。

意外にも地味な雰囲気で登場する、皇帝妃カルロタを演ずるベティ・デイヴィスが、窮地に立つ皇帝を救うためにフランスに渡り、激高しながら、クロード・レインズ演ずるナポレオン3世に迫り、それにより正気を失っていくという、彼女らしい凄まじい演技は見ものだ。

フアレスの部下である軍師団長ポルフィリオ・ディアスジョン・ガーフィールド、メキシコ遠征フランス軍総司令官フランソワ・アシル・バゼーヌ将軍のドナルド・クリスプ、フアレスと意見が対立する副大統領ジョセフ・カレイア、ナポレオン3世妃ウジェニー・ド・モンティジョ皇后のゲイル・ソンダガード、皇帝の警護官ギルバート・ローランド、皇帝に協力し陸軍大臣となるメキシコ旅団司令官ミゲル・ミラモン将軍のヘンリー・オニール、皇帝に協力する司令官トマス・メヒア将軍のウィリアム・ウィルカーソン、皇帝の侍医サミュエル・バッシュ医師のハリー・ダベンポートなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022