1986年のスティーヴン・キングの小説”It”を基に1990年に公開された「IT/イット」のリメイク。 いじめられっ子たちが町で起きる怪事件を解明しようとしながら体験する恐怖を描く、監督アンディ・ムスキエティ、出演ジェイデン・マーテル、ビル・スカルスガルド、ジェレミー・レイ・テイラー、ソフィア・リリス、フィン・ウォルフハード、ワイアット・オレフ、チョーズン・ジェイコブス、ジャック・ディラン・グレイザー、ニコラス・ハミルトン、ジャクソン・ロバート・スコット他共演のホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンディ・ムスキエティ
製作
ロイ・リー
ダン・リン
セス・グレアム=スミス
デヴィッド・カッツェンバーグ
バルバラ・ムスキエティ
製作総指揮
デイヴ・ノイスタッター
ウォルター・ハマダ
リチャード・ブレナー
トビー・エメリッヒ
マーティ・P・ユーイング
ダグ・デイヴィソン
ジョン・シルク
ニーヤ・クイケンドール
原作:スティーヴン・キング”It”
脚本
チェイス・パーマー
キャリー・フクナガ
ゲイリー・ドーベルマン
撮影:チョン・ジョンフン
編集:ジェイソン・バランタイン
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演
ウィリアム”ビル”デンブロウ:ジェイデン・マーテル
ペニーワイズ:ビル・スカルスガルド
ベンジャミン”ベン”ハンスコム:ジェレミー・レイ・テイラー
ベヴァリー・マーシュ:ソフィア・リリス
リチャード”リッチー”トージア:フィン・ウォルフハード
スタンリー”スタン”ユリス:ワイアット・オレフ
マイケル”マイク”ハンロン:チョーズン・ジェイコブス
エドワード”エディ”カスプブラク:ジャック・ディラン・グレイザー
ヘンリー・バワーズ:ニコラス・ハミルトン
ジョージー・デンブロウ:ジャクソン・ロバート・スコット
パトリック・ホックステッター:オーウェン・ティーグ
ヴィクター”ヴィック”クリス:ローガン・トンプソン
レジナルド”ベルチュ”ハギンズ:ジェイク・シム
ホーボー:ハビエル・ボテット
ジュディス:テイタム・リー
リロイ・ハンロン:スティーヴン・ウィリアムズ
アルヴィン・マーシュ:ステファン・ボガート
ザック・デンブロウ:ジェフリー・ポウンセット
シャロン・デンブロウ:ピップ・ドワイヤー
ラビ・ユリス:アリ・コーエン
ユリス夫人:ジャネット・ポーター
オスカー”ブッチ”バワーズ巡査:スチュアート・ヒューズ
グレタ・ボウイ:メーガン・シャルパンティエ
ソニア・カスプブラグ:モリー・アトキンソン
キーン:ジョー・ボスティック
スターレット:エリザベス・ソーンダース
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2017年製作 135分
公開
北米:2017年9月8日
日本:2017年11月3日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $328,874,980
世界 $701,842,550
■ ストーリー ■
1988年10月、メイン州、デリー。
12歳のウィリアム”ビル”デンブロウ(ジェイデン・マーテル)は、6歳の弟ジョージー(ジャクソン・ロバート・スコット)のために紙で船を作る。
出来上がった船を見て喜びビルに感謝したジョージーは、雨の中、道路脇の水に船を流し、それを追いかける。
排水溝に船が落ちてしまい、それを拾おうとしたジョージーは、中にいたピエロ(ビル・スカルスガルド)に話しかけられる。
ピエロは”ペニーワイズ”と名乗り、ジョージーを誘い込もうとして腕を食いちぎり、泣き叫ぶ彼を引きずり込む。
1989年6月。
事件のことで後悔する日々を送るビルは、行方不明になったジョージーが生きていると信じていた。
ビルと友人のリチャード”リッチー”トージア(フィン・ウォルフハード)、エドワード”エディ”カスプブラク(ジャック・ディラン・グレイザー)、スタンリー”スタン”ユリス(ワイアット・オレフ)は、年上の不良ヘンリー・バワーズ(ニコラス・ハミルトン)、レジナルド”ベルチュ”ハギンズ(ジェイク・シム)、パトリック・ホックステッター(オーウェン・ティーグ)、ヴィクター”ヴィック”クリス(ローガン・トンプソン)らにイジメられていたが、対抗することも考える。
ある日ビルは、ジョージーが下水で流されたと考え、仲間達と共にその排出口に向かう。
同じ頃、転校生のベンジャミン”ベン”ハンスコム(ジェレミー・レイ・テイラー)も、バワーズのイジメに悩んでいた。
男子とふしだらなことをしていると噂されているベヴァリー・マーシュ(ソフィア・リリス)も、グレタ・ボウイ(メーガン・シャルパンティエ)の嫌がらせを受けていた。
怯えるベンは、声をかけてくれたベヴァリーに励まされ、彼女に惹かれるようになる。
家業の屠殺業を手伝う黒人少年マイケル”マイク”ハンロン(チョーズン・ジェイコブス)も、バワーズらから差別を受けていた。
真面目なベンは図書館に通い、過去に町で起きた原因不明の悲劇や、子供の失踪事件を調べていた。
バワーズらに捕まり痛めつけられたベンは、それを逃れて川に向かう。
現場に着いたベンらは、そこで行方不明になった少女ベティ・リプソムのスニーカーを見つける。
逃げてきたベンを助けたビルらは、町に戻り彼の傷の手当てをしようとする。
ベンを捜すホックステッターは、下水道でペニーワイズに殺される。
薬局で薬などを買おうとしたビルらは、手持ちの現金が足りないことに気づくが、その場にいたベヴァリーに協力してもらう。
ベヴァリーに惹かれたビルは、翌日、採石場で遊ぶつもりだったために彼女を誘う。
その後ビルら”ルーザーズ・クラブ”は、それぞれが恐怖体験をしていたため、ベンの調査などを参考にして、ベヴァリーも加わり真相を探ろうととするのだが・・・。
参考:
・「IT」(1990)
・「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(2017)
・「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」(2019)
スティーヴン・キングの小説”It”(1986)を基に1990年に公開された「IT/イット」のリメイク。
ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を担当した「MAMA」(2013)がショッキングなデビュー作となったアンディ・ムスキエティが監督して話題となった作品。
彼は、「グーニーズ」(1985)やスティーヴン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」(1986)などからインスピレーションを得たということだ。
出演はジェイデン・マーテル、ビル・スカルスガルド、ジェレミー・レイ・テイラー、ソフィア・リリス、フィン・ウォルフハード、ワイアット・オレフ、チョーズン・ジェイコブス、ジャック・ディラン・グレイザー、ニコラス・ハミルトン、ジャクソン・ロバート・スコットなどが共演している。
いじめられっ子たちが、町で起きる怪事件を解明しようとしながら体験する恐怖を描くホラー。
R指定のホラー映画として公開と同時に注目作となった本作は、製作費35万ドルに対し、北米興行収入は約3億2900万ドル、全世界ではなんと7億ドルを超すメガヒットとなった。
子供たちが主人公の内容であり、おぞましい残虐シーンは控えめであるものの、スティーヴン・キングの原作を活かした、独特の恐怖感で煽る効果など、アンディ・ムスキエティの演出は絶賛された。
弟(ジャクソン・ロバート・スコット)が行方不明になったことに責任を感じながら、仲間たちと共に怪事件を解明しようとするジェイデン・マーテル、彼らに襲いかかる不気味なピエロ”ペニーワイズ”を怪演するビル・スカルスガルド、ルーザーズ・クラブの男子たちと親交を深める、家庭的な問題を抱える少女ソフィア・リリス、ルーザーズ・クラブの一員で次第に逞しくなる仲間たちジェレミー・レイ・テイラー、フィン・ウォルフハード、ワイアット・オレフ、チョーズン・ジェイコブス、ジャック・ディラン・グレイザー、彼らをイジメる不良グループのリーダー、ニコラス・ハミルトン、その仲間オーウェン・ティーグ、ローガン・トンプソン、ジェイク・シム、ハンセン病患者のハビエル・ボテット、マイク(チョーズン・ジェイコブス)の祖父で屠殺業者のスティーヴン・ウィリアムズ、ベヴァリー(ソフィア・リリス)を虐待している父親ステファン・ボガート、ビル(ジェイデン・マーテル)の父親ジェフリー・ポウンセット、その妻ピップ・ドワイヤー、スタン(ワイアット・オレフ)の父であるラビのアリ・コーエン、その妻ジャネット・ポーター、バワーズの父親で警察官のスチュアート・ヒューズ、ベヴァリーをイジメるクラスメイトのメーガン・シャルパンティエ、その父親で薬局を経営するジョー・ボスティック、エディ(ジャック・ディラン・グレイザー)の母親モリー・アトキンソン、図書館の職員エリザベス・ソーンダースなどが共演している。