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インビクタス Invictus (2009)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

アパルトヘイト活動で27年間投獄されていたネルソン・マンデラが、自国開催の”ラグビー・ワールドカップ”で不安定な国家、国民を団結させようとする姿を描く、製作、監督クリント・イーストウッドモーガン・フリーマンマット・デイモン共演のドラマ。


ドラマ

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スタッフ キャスト ■
監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮
モーガン・フリーマン

ティム・ムーア
製作
ロリー・マクレアリー

ロバート・ロレンツ
メイス・ニューフェルド
クリント・イーストウッド
原作:ジョン・カーリン”Playing the Enemy”
脚本:アンソニー・ペッカム

撮影:トム・スターン
編集
ジョエル・コックス

ゲイリー・D・ローチ
音楽
カイル・イーストウッド

マイケル・スティーヴンス

出演
ネルソン・マンデラモーガン・フリーマン

フランソワ・ピナールマット・デイモン
ルーベン・クルーガーグラント・L・ ロバーツ
ジェイソン・シャバララ:トニー・キゴロギ
ブレンダ・マジブコ:アッジョア・アンドー
ネリーン:マルグリット・ウィートリー
チェスター・ウィリアムスマクニール・ヘンドリックス

ジョナ・ロムーザック・フュナティ
ジョエル・ストランスキースコット・イーストウッド
リンガ・ムーンサミー:パトリック・モフォケン
ヘンドリック・ウーイェンス:マット・スターン
エティエンヌ・フェイダー:ジュリアン・ルイス・ジョーンズ
マリー:レレティ・クマロ
ピナール:パトリック・リスター
ピナール夫人:ペニー・ダウニー
ジンジ:ボニー・ヘナ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

2009年製作 133分
公開
北米:2009年12月11日
日本:2010年2月5日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $37,479,780
世界 $122,232,530


アカデミー賞 ■
第82回アカデミー賞
・ノミネート
主演男優(モーガン・フリーマン)
助演男優(マット・デイモン)


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1990年2月11日、南アフリカ共和国
アパルトヘイト活動で反逆罪となり、27年間ロベン島に収監されていたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)が釈放される。

1991年。
マンデラは、アフリカ民族会議議長に就任し、それに反発する勢力との武力闘争及び内戦勃発を乗り切る。

そして、1994年4月に行われた、南アフリカ史上初の全人種による選挙で、彼は第9代大統領に選出される。

多くの問題を抱えながら、公務を始めたマンデラだったが、白人の職員達は、彼に”粛清”されるのではないかと恐れ、自ら職場を去ろうとする。

マンデラは、側近のブレンダ・マジブコ(アッジョア・アンドー)に職員を集めさせ、セキュリティーのジェイソン・ シャバララ(トニー・キゴロギ)を部屋から出し、白人を含めた職員に語り始める。
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解説 評価 感想 ■

2008年に発表された、ジョン・カーリンの小説、”Playing the Enemy”を基に製作された作品。

*(簡略ストー リー)
アパルトヘイト活動で反逆罪となり、27年間投獄されていた、ネルソン・マンデラが釈放される。
マンデラは、アフリカ民族会議議長を経て大統領に選出され、激務をこなす中、諸問題の解決を法や制度ではなく、人々の精神的な変化で対処することを考える。
そこでマンデラは、アパルトヘイトの象徴的な存在であった、ラグビーのナショナルチーム”スプリングボクス”の存亡の危機を救う。
そして、翌年に迫った、自国開催の”ラグビー・ワールドカップ”に、スプリングボクスが優勝することで、国民を団結させようと考え、チームの主将ピナールを呼び寄せる・・・。
__________

原題の”インビクタス”は、1875年に発表された、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩の題名で、”征服されない”という意味を持ち、主人公のネルソン・マンデラが、27年もの間、収監されていたロベン島の監獄で、心の支えにした詩であった。
”I am the master of my fate:I am the captain of my soul.”
”私が、我が運命の支配者  私が、我が魂の指揮官”

マンデラが、赦すことの尊さを、国民そして選手に訴え、劣勢の中で選手達をサポートまた激励し、奇跡の優勝を成し遂げ、国民の心を一つにするまでを描いた、感動の物語に仕上がっている。

第82回アカデミー賞では、主人公の二人が演技賞にノミネートされた。
主演男優(モーガン・フリーマン)
助演男優(マット・デイモン)

80歳を目前にしたクリント・イーストウッドの、衰えを知らない、力感溢れる演出は見事で、ハリウッドの長い歴史の中で、この年齢でこれだけの力作を手がけた監督は記憶にないことで、そのバイタリティーには敬服する。

”矍鑠とした”などという言葉が失礼に値する、イーストウッドの今後の活躍が、益々注目される。

ラグビーを題材にした作品は非常に珍しく、その辺りがアメリカ人には受けなかったのか、北米興行収入は振るわず約3700万ドルに終わるものの、全世界では約1億2200万ドルを上回る、まずまずのヒットとなった。

ケープタウンヨハネスブルグのオールロケの素晴らしさ、実際に会場になったエリス・パーク・スタジアムなどでの臨場感溢れる映像は、ハリウッド作品の底力を感じさせる見応え十分であり、劇場で見なければ価値は半減するほどだ。
CGなども殆ど使っていない、本物の迫力は目を見張るばかりだ。

また、国民が人種を越えて一つになっていくエピソードとして描かれる、スタジアムに入れない貧民の少年が、栄光を掴もうとする自国の英雄達”スプリングボクス”の活躍と共に、人種の壁がなくなっていく様子などで、さり気なく描写されている。

また、劇中のセリフにもあるように、ラグビー選手役としては小柄なマット・デイモンが、長身のモーガン・フリーマンを、常に見上げていたドラマの中で、表彰台で”Webb Ellis Cup”を受け取る場面では、モーガン・フリーマンよりも背を高く見せている、勇者を称える描写など、細かな演出も見逃せない。

さらに、それほど触れてはいないが、マンデラの辛い過去や、家族の愛に恵まれなかった部分も、きっちりと描かれている。

マンデラ自身から、主役を演じて欲しいと言われたというモーガン・フリーマンは、本人の物腰や話し方を研究し尽くし、深みのある人物を見事に演じ、製作にもかかわり、その意欲が窺える。

象徴的な存在であるマンデラとは対照的に、マット・デイモンは、大スターであるにも拘らず、目立ち過ぎぬよう、チームのまとめ役の主将フランソワ・ピナールの純朴な人柄を、抑えた演技で好演している。

劇中で、ピナールは”意外に小柄だった”と言われるが、実際の彼は190cmを超す身長で、体重も110キロ近くある巨漢である。
小柄なマット・デイモン(178cm)は、鍛え上げた肉体でそれをカバーしている。

マンデラの警護を担当する、職務の中で人種間の問題に直面するトニー・キゴロギ、同じくジュリアン・ルイス・ジョーンズ、側近アッジョア・アンドーレレティ・クマロピナールの恋人役マルグリット・ウィートリー、チェスター・ウィリアムスマクニール・ヘンドリックスジョナ・ロムーザック・フュナティ、決勝のドロップ・ゴールを決める大役を演ずるのは、イーストウッドの息子スコット・イーストウッドで、音楽も同じく息子カイル・イーストウッドが担当している。


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